日経サイエンス2017年8月号の掲載記事「血液検査で放射線被曝を判別」をめぐって:原論文と無関係な内容を勝手に付け加えた論文紹介記事

論文紹介の記事(英語記事の和訳)を読んでおかしいと思ったので、紹介されている原論文を探し出して読み比べてみると、原論文に書いてないことを記事の筆者が付け足していることがわかりました。また元の英語記事の冒頭には論文の内容と無関係な浪江町の海岸部の津波被害地域の写真が掲載されています。 日経サイエンス2017年8月号の日本語記事(全文は雑誌の購読者でないと読めない) https://www.natureasia.com/ja-jp/ndigest/v14/n7/血液検査で放射線被曝を判別/86838 その原文になっていたScientific Americanの英文記事(無料) 続きを読む
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nao @parasite2006

全身に浴びた外部被曝の実効線量がグレイ単位で1-2桁という日本国内の原子力事故のケースとして、真っ先に頭に浮かぶのは東海村JCO臨界事故。作業員3人の推定外部被曝線量はWikipediaによれば(1) 16-20 Gy, (2) 6.0-10 Gy (3) 1-4.5 Gy

2017-07-06 04:01:01

この3人のうち、生存者は外部被曝線量が一番少ない1人だけでした。