
よく知らない街でとくに予定がない。◇近著: 中井治郎『観光は滅びない』amzn.to/3iE63r2 ◇連載 これからの<京都らしさ>bit.ly/3wRxQvJ◇お仕事はDMまで ◇ 質問箱:peing.net/jiro6663

以前、BL小説に特有な表現を勉強していて、そこに「生理的な涙」というものがあった。その場にいた女性たちは慣れた言葉だし感覚的にも「わかる」と言っていたが、僕も含め男性陣は理解にかなり手間どった。この断絶。涙の意味が(文学的にも、体感的にも、社会的にも)男女でこんな風にも違うのかと
2017-11-20 00:52:54
涙に関しては男性の方がウェットなものとして捉えているんだと思う。どうだろう。さまざまな「男らしさ」が変わってきている現代の少年たちは、涙の意味もまた変わってきているのかな。
2017-11-20 00:57:51
そういえば「昭和の男はよく泣いた」という研究がありましたね。巨人の星などスポ根漫画の男たちはよく「目の幅の涙」を流して号泣していたように、かつて男らしさの中には「豪快に泣く」ということも含まれていたんですよね。
2017-11-20 01:01:28
男が泣かなくなったのは1980年代からではないか?みたいな話だったかな。ユーミンの「守ってあげたい」からはじまって、長沢節子の「弱いから、好き」で終わった1980年代。弱くて守ってあげたくなる男がモテた時代に、もう一方で、男がかつてのようには泣けなくなってたなら面白いな。
2017-11-20 01:08:49
女性の"社会進出"が進んで、職場などで泣く女性をどう考えるか?みたいな話がよく話題になるようになるわけですが、彼女たちが泣く理由って、怖いとか辛いとかよりも「悔しい」という感情であることが多いっぽいから、彼女たちの涙の成分はたぶん巨人の星とかのスポ根漫画の涙に近いような気がする。
2017-11-20 01:12:48