Erotic Love ~ side T ~ 透・中学二年/後半

【R18】 小夜子との愛情を深めた夏休みも終わって二学期。二人きりの時間は減っても関係は深まってゆく。 女主人公、小夜子 視点の side S はこちら→ https://togetter.com/li/1177927
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夢乃 @iamdreamers

「透・・・あのね」 「何?」 「・・・もう、オナニーしないで欲しいな」 「・・・え?」 「シたくなったら、私とシて。オナニーで透の精子、無駄に出さないで欲しい・・・」 「小夜子・・・」 「私もオナニー我慢するから」 「・・・小夜子もオナニーするの?」 #twnovels

2018-08-12 10:06:17
夢乃 @iamdreamers

小夜子の顔は紅く染まっている。恥ずかしそうに僕の顔を見ずに、縮んでいるちんこを見つめている。小夜子の仕草で、またむらむらしかけているけど。 「・・・うん。透がいなくて、疼いちゃった時に」 可愛い。寝転がったまま、抱き締める。 #twnovels

2018-08-12 10:06:55
夢乃 @iamdreamers

「解った。これからはオナニーしないで小夜子とする時のためにとっとく」 「うん。ありがと」 また、唇を重ねる。いつまでも。小夜子の唇は柔らかく、僕に重なる肌は淫行の余韻を残して火照っていた。 #twnovels

2018-08-12 10:07:31

T-42. 春の訪れ

夢乃 @iamdreamers

入試結果の後、小夜子の様子は目に見えるほどに変わった。授業中は判らないけれど、放課後に二人でいる時も、部活でみんなと一緒の時も、どこがどうとは言えないけど、雰囲気が柔らかくなったと言うか。手芸部のみんなもそれを感じているようで、部全体も和やかなムードに戻った。 #twnovels

2018-09-16 02:12:17
夢乃 @iamdreamers

「司先輩、三学期もずっと部活に来てますけど、受験は大丈夫なんですか?」 土曜日の部活動中、一年の花華さんが聞いたけれど、一週間前には聞く気になれなかったんじゃないかな。 「私、私立一本でもう終わったから」 「え? 公立は受けないんですか?」 #twnovels

2018-09-16 02:12:44
夢乃 @iamdreamers

驚いた表情を見せたのは花華さんだけじゃない。そこにいた全員が自分の耳を疑ったんじゃないかな。他県は知らないけど、ここじゃだいたい、本命=公立、滑り止め=私立、ってことが多いから。 「ええ、そうよ」 普段に戻った微笑みで、小夜子が答える。 #twnovels

2018-09-16 02:13:08
夢乃 @iamdreamers

「私立にしても早いですね。これからの所も結構あるのに。どこに決まったんですか?」 紗奈森さんが聞く。 「フェアリス女学院よ」 小夜子はごく普通に答えたけれど、女の子たちの間には小さなどよめきが広がった。 #twnovels

2018-09-16 02:13:38
夢乃 @iamdreamers

「フェアリスだけで、公立は受けないんですか?」 「うん、そう」 「願書は出したんですよね?」 「公立の? ううん、出していないけれど」ざわめきが少し大きくなった。 「フェアリスって、偏差値 結構 高いですよね。なのに滑り止め無し?」 #twnovels

2018-09-16 02:14:01
夢乃 @iamdreamers

葦川さんが感嘆と言ってもいいような声を上げる。彼女にしては珍しく、台詞の後ろの方が敬語じゃなくなってるし。 「うん。浪人覚悟でね」 「すご〜い。レベルの低いとこなら解るけど、フェアリスを滑り止め無しで受けるなんて、司先輩、成績良いんですね〜」 #twnovels

2018-09-16 02:14:28
夢乃 @iamdreamers

「理系科目はちょっと自信なかったけれど、なんとか、ね」 小夜子が僕をちらっと見る。瞳には『ありがとう』の言葉が浮かんでいる。僕も『小夜子の努力の成果だよ』と言う想いを込めて、ほんの少しの間、小夜子を見つめた。 #twnovels

2018-09-16 02:15:03
夢乃 @iamdreamers

「あ、驚いて遅くなっちゃった。高校合格、おめでとうございます」 棚崎さんが思い出したように言った。それを契機にしたように、他のみんなもお祝いの言葉を口にする。 「みんな、ありがとう。でも、他の三年生のいるところでは、あまり言わないでね」 #twnovels

2018-09-16 02:15:31
夢乃 @iamdreamers

「はい。これから受験に臨む人の前で『合格おめでとう』なんて言ったら拙いですもんね。気を付けてよ、結歌」 粕川さんからいきなり名指しされた花華さんは不満そうな顔をした。 「どーしてあたしを名指しで言うわけ?」 「だって結歌が一番言いそうなんだもの」 「言わないよぉ」 #twnovels

2018-09-16 02:16:06
夢乃 @iamdreamers

室内が笑いに包まれる。 「そんな訳で、少なくとも公立の入試が終わるまでは頻繁に参加させてもらうから。友達も受験勉強に忙しくて、他にすることないから」 「そんなこと言って、本当は並平先輩と一緒にいたいんじゃないんですか〜〜?」 #twnovels

2018-09-16 02:17:19
夢乃 @iamdreamers

んく。みんな知ってるとはいえ、こっちが困るようなことを言うなって。小夜子も頬を染めている。幸い?、僕がそれを言う前に、粕川さんが花華さんに言った。 「最近まで気付いていなかったくせに、そう言うこと言って先輩たちを揶揄わないの」 #twnovels

2018-09-16 02:17:43
夢乃 @iamdreamers

いや、そこは『揶揄わない』より『困らせない』を選べよ。まあ、どっちでもいいけど。でもまぁ、こうやって先輩に対しても軽口を叩けるのは、いいことだよな。あまり堅苦しいのは好きじゃない。それよりは後輩たちに少しくらい玩具にされるくらいの方がずっといい。 #twnovels

2018-09-16 02:18:10

夢乃 @iamdreamers

「透、明日は空いてる?」 校門を離れてすぐ、小夜子が聞いた。 「うん、空いてるけど」 「じゃあさ、明日もウチに来ない? その、透と、シたいな・・・」 恥ずかしそうに下を見つめながら言う小夜子。 「いいけど、お家の人は大丈夫?」 「部屋でシてれば平気だから・・・」 #twnovels

2018-09-16 02:19:11
夢乃 @iamdreamers

この一週間、小夜子との約束通りオナニーをしていない。一週間くらいしないことは、これまでもしょっちゅうあったけれど。でも、恋人からこんなことを言われたら、ムラムラきてしまうのは当たり前。小夜子がいいなら、僕はいつでもオッケーだ。 #twnovels

2018-09-16 02:19:46
夢乃 @iamdreamers

「解った。明日、行くよ。午後でいいかな」 「時間あるなら、午前中、早い方がいいな」 あまり早いと家の人に迷惑じゃないかな、という考えが頭をよぎったけど、僕は頷いた。 「じゃ、九時半でいいかな?」 「うんっ」 明日は六日ぶりに、小夜子と・・・だ。 #twnovels

2018-09-16 02:20:14

夢乃 @iamdreamers

肉体を合わせるたびに、小夜子は淫らに、魅力的になっていく。今日も午前中に二回、昼食がてらデートに出かけて、帰ってきてからも五回、セックスした。 「小夜子、ヤればヤるほど、エッチになってくね」 ほの紅く染まった小夜子の肉体の隣に横たわって、僕は言った。 #twnovels

2018-09-16 02:21:15
夢乃 @iamdreamers

「いやん。もう。透だって、何回射精してもすぐにおっきくなるんだから」 恥ずかしそうに言う小夜子。可愛い。 「そんなエッチな身体を前にしたら、何回だってできるよ」 小夜子を見ていたら、また勃ってきた。またイけそう。でも、精力は保っても体力が保たないかも。 #twnovels

2018-09-16 02:21:45
夢乃 @iamdreamers

「ねぇ、透」 「なあに?」 小夜子が身体を半分起こして、ペニスを撫でながら寄り添ってきた。柔らかい乳房が僕の薄い胸に押し付けられる。気持ちいい。 「ずっと一緒にいようね」 「うん、もちろん」 唇が触れる。互いに貪る。小夜子、愛してる。 #twnovels

2018-09-16 02:22:12
夢乃 @iamdreamers

この後もう一度セックスした。 #twnovels

2018-09-16 02:22:44
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