プロとは「うまい人」のことでなく、「創作物をお金に換えられる人」のこと~プロだから偉い、うまいということはありません
- barbara_asuka
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「うまいこと」がプロの条件ではありません。「成果物でカネを取れること」がプロの条件です。したがって、「カネにならないことに延々時間をかける」のはプロの行為ではない。 もちろん、アマチュアとプロ、どちらが偉いということはありません。創作に貴賎はないのですから。
2018-03-23 12:43:30いつから「プロは偉く、専業クリエイターは兼業より偉い」ということになったのだろうか。プロになってみれば、アマチュア、プライベーターの恐ろしさ、凄さは身に染みてわかるようになる。根底には「プロはうまい。だから偉い」というような誤解があるような気がしてならない。
2018-03-24 09:02:05「すごくうまいけれど、食えてない人」はゴマンといる。成果物をお金にできない人はさすがにプロとは呼べない。「うまいアマチュア」だ。創作で食える食えないは偉い偉くないとは関係ないけれど、創作で食いたいなら「成果物をカネに換える」ことをしなければならない。それはうまいへたとは別の話です
2018-03-24 09:05:42どーも、周囲を見ていると(特に音楽関係)、「プロになりたーい!」と言ってみなさんが登っている山が「違う山」のように見えてならない。岡目八目というやつで、業界にいないからこそわかるのだ。「うまい山」でなく「お金に換える山」に登らないと、頂上に立っても一文無しという事態になるのです。
2018-03-24 09:07:57逆に言えば、「好き勝手に創りたければ、専業にならんほうがいい」とも言えるわけで。食うためには食うための成果物を作らねばならない。「食うための青果物」は、「やりたいこと」とは違うことが往々にしてある。だから、兼業やアマチュアで、好きなものを創るというのは素晴らしいことだと思うのです
2018-03-24 09:10:08創作に貴賤はありません。プロはプロで素晴らしいし、アマチュアはアマチュアで素晴らしいところがある。アマチュアより偉い、という文脈で「私はプロですから」と言う人を、私はあまり信用したくないし、そんな人とは友だちにはなれないと思う。商業マンガより素晴らしいマンガも、コミケにあふれてる
2018-03-24 09:13:08たぶん、「アマチュアリズムを持ったプロフェッショナル」というのが最強なのでしょうけれども、そういう人はぶっちゃけ、「歴史に残るレベルの才能をお持ちの天才」なので、たぶんあなたのことではありません。好きなものを創って食うのは難しいと割り切ったほうが、創作でカネを得る近道です。
2018-03-24 09:15:37才能が無いならないなりの生き残り方があるし、それは悪いことではありません。成果物をお金に換えるということは素晴らしいことなのです。わしも「これは創作なのか?」と悩むこともありますが、お金に換えられるということは、誰かが価値を認めてくれたということです。ありがたく受け取りましょう。
2018-03-24 09:17:36そんなわけで、土曜日の朝、「こんな仕事、つまんねーな」とお思いのクリエイターの方、その「つまらん仕事」もどこかにつながっていると信じて、今日一日がんばりましょう。わしもがんばります。充実した週末をお送りください。〈了〉
2018-03-24 09:19:25