「マンガをタダで読ませつつ、収入を得る方法」をマンガ家は早急に考えよう~時計の針は逆に回らない
- barbara_asuka
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それがどんなに悪いことであろうと、人は、一度覚えた便利さや快楽を手放さない。歴史の針は絶対に逆には回らない。「マンガをタダで読む」という便利さを人は知ってしまったのだから、マンガ家は「どうやって自分の収入を確保しつつ、マンガをタダで読ませるか」を模索するしかないと思う。
2018-04-12 11:38:08その昔、「女性の裸」というものは、対価を払うか、パートナーに見せてもらうか、どちらかしかなかった。それが、インターネットの出現で、ネット接続料さえ払えば、いくらでもタダで見られるものになった。当然、潰れる業者もあったろう。でも、消費者はそんなことをかえりみはしない。
2018-04-12 11:40:19歴史上、これまで、無数に「新しい便利なもの」が登場した。そして、旧来の事業主はそれに反発し、あるときは暴力でそれを排除しようとし、あるときは法律で規制した。しかし、それで「時計の針が逆に回った」ためしを私は知らない。「残らねばならない業界」など、世界にありはしないのだ。
2018-04-12 11:41:58「時代なんかパッと変わる」。昨日は鬼畜米英でも、明日はギブミーチョコレートかもしれない。いいこと、悪いことなんて不変では無いのだ。たくさんの人が望めば、著作権法だって変わってしまうかもしれない。それが民主主義ってやつだから。
2018-04-12 11:44:50もういつまでもぐずぐずと、「マンガ違法アップロードサイトはけしからん」なんて悠長にやっている場合じゃない。「どうやって、読者にタダでマンガを読んでもらいつつ、マンガ家は収入を確保するか」を今すぐ考えるべきだ。
2018-04-12 11:46:24そんなことできるわけがない、というのはもはや時間稼ぎの言い訳に過ぎない。コトは急を要する。出版業界なんて当てになりません。「本の売上は減っていく」という予測を知っていたくせに、20年間有効な手を打てなかった業界ですよ。これから有効な手が打てるとはとても思えません。
2018-04-12 11:48:50マンガ家はマンガを描いて生きていきたいのであれば、自分でなんとかするしかありません。いろんな手があるでしょう。希望はまだたくさんあります。ネットは出版業界にとっては邪魔なツールだったかもしれませんが、作家個人にとっては素晴らしい万能ツールになりえるのです。
2018-04-12 11:50:56大を頼るな。万国のクリエイターよ立ち上がれ。集ってもいいし、ひとりでもいい。生き残り方法を探せ。それは必ず見つかる。 ただし、このまま生き残れるとは思うな。変化の無いクリエイターやビジネスモデルには先は無い。ネットの動きは早い。出版業界とは違うのだ、ということを覚悟せよ。
2018-04-12 11:53:33ひとまかせにするな。 仲間をつくれ。 ひとりでもかまわない。 いますぐ考えろ。 そして行動せよ。 マンガを描いて出版社に渡せば生きていけた時代は終わった。 マンガは、民放テレビと同じく、「タダで読むもの」になったと覚悟せよ。 その上で、どうやって収入を得るか考えよ。
2018-04-12 11:55:29繰り返す。出版社と組むのは良いが、出版社をあてにするな。 出版社をあてにするな。 出版社をあてにするな。 いざとなれば、きみが出版社を切り捨てるように、出版社もきみを切り捨てる。
2018-04-12 11:56:55絶望ばかりではない。これから、生物のカンブリア爆発のように、様々なビジネスモデルが生まれ、様々なマンガが生まれるだろう。これまでには考えられないような、素晴らしいマンガや「マンガが進化した表現」が生まれるかもしれない。わしは、そんな「素晴らしい未来」を心待ちにしているのです。
2018-04-12 11:58:58旧態依然のままでは、あらゆる業界は死ぬ。古くさい出版業界にも、いよいよ本当の変革期がやってきたのだ。考えないやつはおいていかれるだけだ。「このままでいよう」という古い体質の業界ならなくなってしまったほうがいい。みんな、生き残ろう。生き残る方法は必ずある。〈了〉
2018-04-12 12:02:10