編集部イチオシ

ボーイング787試験5号機の解体(翻訳)

(シアトル・タイムズの記事の翻訳です、訳が至らないところがあったらすみません)(作られて10年も経ってない、もともとは旅客運用にだって入るはずだった飛行機だったんですよこの子)
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Jennifer Schuld @JenSchuld

One of the early build #Boeing Dreamliner, 787-8 line 5, is in the process of being taken apart at the south end of Paine Field. pic.twitter.com/PCHVGw1N9Y

2018-04-19 06:11:24
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サキノハカ @sakino_haka

seattletimes.com/business/boein… 初期の787試験機が、再利用・リサイクル・スクラップのために解体される (2018年4月20日 シアトル・タイムズ)

2018-04-25 00:55:54
サキノハカ @sakino_haka

「ボーイングのドリームライナー5号機は、6機の787型飛行試験機のうちの一機でしたが、売却できるように改修するのはあまりにも難しいことでした。最終的にボーイングがこの飛行機を解体することになったことは、現在普及しているこの機種の出生に大きな痛みがあったことを思い出させます。

2018-04-25 00:57:12
サキノハカ @sakino_haka

6億ドル強という莫大な費用をかけて2009年に製造されたボーイングの787ドリームライナー5号機は、ついにきまりの悪い最終目的地にたどり着きました。…墓場です。

2018-04-25 00:58:01
サキノハカ @sakino_haka

ボーイングはずっと前に、この機体の買い手を見つけるという希望を放棄しました。 今では飛行機の部品業者とリサイクル業者が、エバレット工場に隣接するペインフィールド空港で、炭素繊維でできたこの機体をスクラップにするために切断して解体しています。

2018-04-25 00:58:32
サキノハカ @sakino_haka

ボーイング社はこの悲惨な終わりをリサイクル技術の探索的なステップとして位置づけていますが、しかしそれは非情にも、現在人気の787型機が破滅的に困難かつ高価な出生をしたことを思い出させるものでもあります。

2018-04-25 00:58:59
サキノハカ @sakino_haka

現在、ボーイング社は1300機以上のドリームライナーを販売しており、700機近くが世界中で飛んでいます。ボーイングはこの革新的な機種を1ヶ月に12機の生産速度で提供しており、1年か2年のうちに月14機に増やすと予想されています。 しかし、最初の787達は災害でした。

2018-04-25 00:59:24
サキノハカ @sakino_haka

エバレットの最終組立工場が受け取ったのは、機能不全の国際サプライチェーンから供給された、一時的な留め具でとめられ、そして文書化されていない様々な半完成の状態の飛行機の大部分でした。…製造における悪夢でした。

2018-04-25 00:59:58
サキノハカ @sakino_haka

技師たちは飛行機をまとめるのに苦労し、しばしば作業を順不同で行う必要がありました。それは部品の組立と分解を繰り返すことを意味していました。 そしてその後設計上の欠陥が発見され、機体は改修を加えるためにまた何度もばらばらにされなければいけませんでした。

2018-04-25 01:00:18
サキノハカ @sakino_haka

このすべてによって787は最初の納品予定に3年以上遅れ、追加の開発コストとして数十億ドルが余計に必要になりました。 アナリストらは、ボーイング社は2004年の内部目標を超えて50億ドル強のコストを占めていることを踏まえて、200億ドル以上の開発費を費やしていたに違いないと見積もっています。

2018-04-25 01:00:54
サキノハカ @sakino_haka

発売以来、この機種の販売は非常に好調であったにもかかわらず、ボーイングが現在までにこのコストを回収済みである可能性はほとんどありません。

2018-04-25 01:01:16
サキノハカ @sakino_haka

787型の製造初期の機体である「テリブルティーンズ」は、十数年に渡って急激に値引きされ、徐々に売り切れました。ローンチカスタマーだった日本の全日本空輸は、飛行試験機のあとに製造された最初の3機を受領しました。

2018-04-25 01:02:29
サキノハカ @sakino_haka

「All Things 787」のブログで集められた信頼できるデータによれば、エチオピア航空はテリブルティーンズの4機を受領しました(※実際には6機を運用している。リース機を含まない数字か?)。 大韓航空は1機を受領しました。

2018-04-25 01:02:52
サキノハカ @sakino_haka

また別の機体はエール・オーストラルによって運用され、フランスとインド洋にあるフランスの海外領土レユニオン島との間を結んでいます。

2018-04-25 01:03:21
サキノハカ @sakino_haka

もう一機はクリスタルエアクルーズ社が豪華ツアージェットとして運用するために買ったものでしたが、その後カリフォルニア州ビクタービルに保管されており、クリスタル社が大型の777型機を購入したときにボーイングに返却された可能性があります。

2018-04-25 01:03:34
サキノハカ @sakino_haka

しかし、最初の6機の飛行試験機は大幅に改造されていたため、どの航空会社も彼らに触れることはありませんでした。

2018-04-25 01:04:15
サキノハカ @sakino_haka

2009年、ボーイングは、最初の3機は「法外な再作業と特異的で広範な改修が必要である」ために、「商業的価値がない」ことを認めました。 同社はこれら3機の機体の製造コストを、驚異的な25億ドルと述べました(※現在、通常の787-8型機の価格は1機あたり2億3900万ドル)。

2018-04-25 01:04:27
サキノハカ @sakino_haka

ドリームライナー1号機は、名古屋の中部国際空港(787型の主翼が製造されているところ)の大きな展示施設に展示されています。 ドリームライナー2号機はアリゾナ州ツーソンのピマ航空宇宙博物館に展示されています。

2018-04-25 01:05:05
サキノハカ @sakino_haka

ドリームライナー3号機は、シアトルの飛行博物館に展示されています。 6号機はメキシコ政府によって買い取られ、大統領の航空機に改修されました。

2018-04-25 01:05:25
サキノハカ @sakino_haka

2016年7月、ボーイング社は最終的に残っていた2機の787型飛行試験機、4号機と5号機を使用してくれるところを探すのを諦めました。その月にボーイングは両方の機体を精算し、開発費用として、それの製造にかかったコスト、12億3,500万ドルを組み替えました。

2018-04-25 01:06:21
サキノハカ @sakino_haka

その飛行試験の機関中に、5号機は1,600時間以上飛行しました。 今はその大詰めです。 ボーイングのスポークスマン、ポール・バーグマン氏は、ケントに事務所を持つ請負業者であるVAS Aero Servicesが、部品の取り外しとリサイクルを含む解体プロセスを指揮していると語りました。

2018-04-25 01:06:56
サキノハカ @sakino_haka

選ばれたパーツは再利用されます。 ドリームライナーの飛行テストプログラムの履歴を記念して、アーカイブの展示用に追加の部分が保存されます。

2018-04-25 01:07:26
サキノハカ @sakino_haka

バーグマン氏は、ボーイング社は、ドイツのデュイスブルクに本社を置くリサイクル企業ELGと、炭素繊維のリサイクルのための画期的な技術を研究していると語った。 ELGは炭素繊維複合材料の代金を支払うことになります。

2018-04-25 01:07:39
サキノハカ @sakino_haka

『炭素繊維は電気製品や自動車部品などの新製品にリサイクルされるだろう』と彼は語りました。『これが(787型の炭素繊維複合材をリサイクルする)はじめての試みです』 ドリームライナー4号機は、ワシントン東部のモーゼスレイクで保管され、同様の運命を待っています。」

2018-04-25 01:11:49
サキノハカ @sakino_haka

…以上、ちょっと※つけて注をくわえたところもありますが、だいたいこんな感じのことが書いてあります_(X3 」∠)_ つらい

2018-04-25 01:12:00