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談義 日下部後期ハイデガー観 主観性原理と存在原理 イギリス経験論によりアポリア化する日本と、量子論の対称性~etc
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sunamajiri
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半田さん、今『寄与論考』を読んでるのか。bit.ly/2zeXyjV 私達はつい「主導的問い」に囚われるが、そうしたマジョリティー的な問いを招いた元初とは「別な元初」から性起する問が存在するということなのだが。「半田さんのハイデガー再読、物理の隠喩性を解除する」 togetter.com/li/1237185
2018-07-06 18:39:41![](https://s.togetter.com/static/web/img/placeholder.gif)
存在としての思考を再開すること。根本からの変貌を立ち上げること。先行した元初と、新たに到来する元初とが張り巡らしている関係の思考に入ること。ここに自-他問題の本質がある。そのパースペクティブを持つためにも、ハイデガーのいう時間と空間から〈時-空〉への性起の概念はとても重要。
2018-07-06 14:21:02![](https://s.togetter.com/static/web/img/placeholder.gif)
このあたりの「転回」のダイナミズムが、ヌーソロジーのいう「潜在化の次元」から「顕在化の次元」への反転認識の決行と瓜二つ。もちろん、この辺りは、ドゥルーズが「差異化の思考」として焼き直した部分でもある。
2018-07-06 13:22:58![](https://s.togetter.com/static/web/img/placeholder.gif)
面白いのは、こうした思考の転回を通して、ハイデガーが「別の元初」を持ち出してくるところ。世界が経験的なものと超越論的なものとの関係の中に閉じ、相関主義的な構成を取っているならば、ハイデガーがここでいう「別の元初」とは、そのプログラムの書き換え要請のようなものだ。
2018-07-06 13:19:02![](https://s.togetter.com/static/web/img/placeholder.gif)
だから、ハイデガーは時間と空間の発生の起源に徹底してこだわる。それらはもちろん存在から立ち上がってくるのだが、そのプロセスを通して見た時間と空間は〈時-空〉と呼ばれ、通常の時間と空間よりも根源的なものとされ、存在の本質現示という意味で、真理に属するものとされる。
2018-07-06 13:04:29![](https://s.togetter.com/static/web/img/placeholder.gif)
この「在らしめ」と「在らしめられて在るもの」の関係が、ハイデガーにおいては存在と存在者との差異、すなわち、存在論的差異というものになっている。
2018-07-06 12:53:50![](https://s.togetter.com/static/web/img/placeholder.gif)
ハイデガーのいう「性起」とは、簡単に言えば、時間と空間を前提に現象を見るのではなく、時間と空間の発生論的契機として現象を見ることを意味している。つまり、存在者は時間と空間の中に「在る」のではなく、時間と空間の立ち上がりと共に「在らしめられる」のだ。
2018-07-06 12:52:31![](https://s.togetter.com/static/web/img/placeholder.gif)
『哲学への寄与論考』——難解かと思いきや、ヌーソロジーと問い立ての前提が一致していて、とても読みやすい。特に、「性起」を取り巻く諸概念は、ヌーソロジーにおける「顕在化」をめぐる概念群と図式的にとてもよく合致していて、面白いように思考線が上書きされていく感がある。
2018-07-06 12:47:38![](https://s.togetter.com/static/web/img/placeholder.gif)
逆接すると、基体(定義の通り)を必要としない記憶は記憶を表象する基体の個別性を必要としない。再び遠隔作用へ戻るとか、そんな事は有り得ないい。
2018-07-03 00:20:40![](https://s.togetter.com/static/web/img/placeholder.gif)
そうそう、基体のどこにも無い(保存されない)とするなら記憶はデカルト二元論の様に外延に出張したまま二度と戻っては来れないだろう。
2018-07-03 00:13:38![](https://s.togetter.com/static/web/img/placeholder.gif)
とするなら、以前まで理解していたニューロン細胞の一本一本が記憶だとする説は根底から崩れ去ることになってしまうのではないか。
2018-07-01 21:12:36![](https://s.togetter.com/static/web/img/placeholder.gif)
記憶とは「システムそのもの」それはそう思う。他方「記憶が蓄えられている場所など脳内のどこにもない」という言い回しには違和感がある。結果としてはそうなのだとは思うが、しかし記憶を発源させるシステムそのものが記憶を発源させるシステムとして記憶が刻まれるという前提が必要の様に思う。 pic.twitter.com/rNekIV7tal
2018-07-01 20:09:42![](https://pbs.twimg.com/media/DhA-7R8VAAEeSIZ.jpg:medium)
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ちなみに、togetter.com/li/1241647 でタカ基地氏との談義というのも、電子回路のような無時間的物体では、意識が【存在】できず、対象化するならば量子のような対称性の現象をターゲットにするしか、【時間】である意識を掬い取ることもできない、というような話題である。
2018-07-01 18:52:56![](https://s.togetter.com/static/web/img/placeholder.gif)
脳を物体視させられるのは、「総駆り立て」させる当のものだからで、それをそのように静止物や神経回路と認識論するだけでは、記憶や意識は単に存在できない。そこに必要なのは、構想力を時間と捉えるコペルニクス的転回だというカントを最大限引き出したハイデガーが現代化させた哲学ぐらいだろう。
2018-07-01 18:38:04![](https://s.togetter.com/static/web/img/placeholder.gif)
脳が構想力=時間そのものであるのに、無時間な回路=物体のごとく捉える(認識する)と、ハードプロブレムになってしまう、という良記事ね(^-^)/ twitter.com/wired_jp/statu… ヒトの神経回路マップのプロジェクトでも、まだ静止状態の脳の全体像で、時間を度外視している、それでは記憶も捉えられない。
2018-07-01 18:26:02![](https://s.togetter.com/static/web/img/placeholder.gif)
自我に質量はない。自我は寧ろ質量を与える側で、では何を介して質量を与えるのか、それは肉体を通して。肉体がなければ質量は保存されないし、肉体に質量がなければ自我は跳出すら叶わない。統覚とアプリオリな総合判断は根底に於いて通ずるが、跳出の出所は個別判断に依拠している。
2018-06-28 13:56:05![](https://s.togetter.com/static/web/img/placeholder.gif)
@BeTakada それにしても、タカ基地さん鋭いのよね。bit.ly/2KrOPMH あれが別垢で出現したそうだが、(ああいう主観性原理者=プラトニストには)釈尊にみえてたりしてね。くわばらくわばらだが。
2018-06-28 03:38:19![](https://s.togetter.com/static/web/img/placeholder.gif)
@BeTakada 半田さん、ドゥルージアンだからハイデガーが嫌いで逃走していたと白状した上で、いわゆる後期ハイデガーの神の出奔を真逆に(つまりおそらく仏教なのではないかと私は疑っているのだが無時間性から)言挙げしはじめましたね。bit.ly/2lFETV2
2018-06-28 03:18:08![](https://s.togetter.com/static/web/img/placeholder.gif)
光が出現するその下部構造を問わねば意味がない。絶対無を、叡智界を。確率的に飛び出す光の根底は無ではあるが無時間ではない。無の世界さえこの空間の世界内に在るのだから。
2018-06-26 06:36:20