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2018年7月25日のラジオ第1「NHKジャーナル」の特集「福島の甲状腺検査 医師たちの葛藤」をめぐって

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リンク NATROMの日記 検診で発見されたがんの予後が良くても、検診が有効だとは言えない 検診で発見されたがんの予後が良くても、がん検診が有効だとは言えないのはなぜか? 「わかる」って、たー.. 4 users 306
名取宏(なとろむ) @NATROM

知識は力です。子どもを助けたいなら勉強しましょう。「匿名医師のブログなんか信用できないぜ」という方は、ぜひともきちんとした教科書を読んでください。

2018-07-20 09:48:12
エト@永遠に心の中は中二 @etoff11

@NATROM @kirik まず、お医者さんが何の教科書を読んで勉強しているかを教えて欲しいですね。医療の現場じゃ、色々変わるので決まった物はないのは解りますが、最低限でも、例えば人体図鑑とかは必要ですよね?

2018-07-21 16:14:04
名取宏(なとろむ) @NATROM

@etoff11 @kirik がん検診についてなら、[ d.hatena.ne.jp/NATROM/2017030… ]でも紹介した『疫学 -医学的研究と実践のサイエンス-』(メディカルサイエンスインターナショナル)をお勧めします。解剖学から学ぶのはたいへんだと思います。

2018-07-22 10:50:26
名取宏(なとろむ) @NATROM

@sivad 甲状腺がん検診を行っても「再発、侵襲性、後遺症、二次発がんのリスク」が減らせるというエビデンスはない、という情報も伝えましょうね。むしろ、侵襲性や後遺症は、検診を行ったほうが多くなると思います。

2018-07-26 13:37:28

やっぱりここから出発しなければ話は始まらない

酋長仮免厨 @kazooooya

福島県の甲状腺がんは「原発事故の影響とは考えにくい」と専門家が話す理由 | THE PAGE:thepage.jp/detail/2016012… … 県民の内部被ばく検査を続けている坪倉正治医師に話を聞いた… チェルノブイリと福島とでは、被ばく量のケタが違う

2018-07-26 23:00:35
リンク THE PAGE 福島県の甲状腺がんは「原発事故の影響とは考えにくい」と専門家が話す理由 | THE PAGE(ザ・ページ) 福島県が東京電力福島第一原発事故後に始めた甲状腺検査で、甲状腺がんと確定した人数がこれまで115人に上っている。福島県の検討委員会は甲状腺がんの出現を「原発事故の影響とは考えにくい」と説明し続けてい... 2 users 109
酋長仮免厨 @kazooooya

ベラルーシで平均1077mGy(ミリグレイ)、ロシアで440mGy、ウクライナで333mGyだった。これに対しUNSCEARの2013年の報告書では、福島の原発事故では飯館村など福島県内で最も高いグループでも、平均甲状腺吸収線量は20歳で16〜35mGy、10歳で27〜58mGy、1歳で47〜83mGyと推計されている。

2018-07-26 20:22:05

(↑後で改めてご説明しますが、上のツイートの第1文で引用されている3つの数字は実は成人と子供を合わせた集団全体の平均値ですのでご注意ください)

酋長仮免厨 @kazooooya

「つまり、チェルノブイリと比べ、被ばく量がケタ違いに低いのが福島の原発事故です。チェルノブイリ原発事故で判明している被ばく量と甲状腺がんのリスク上昇との相関関係を福島に当てはめると、福島の場合は被ばくの影響は目に見えて分かるレベルに到達するとは考えづらいです。」

2018-07-26 20:22:36
nao @parasite2006

坪倉正治先生(血液内科がご専門、血液のがんと闘うには放射線と化学療法の二刀流が必須)の記事thepage.jp/detail/2016012… は2016年1月だから、東京電力福島第一原発事故後の甲状腺等価線量の推計値としてUNSCEARの2013年報告書の値を使っているけれど(続く)

2018-07-28 04:52:21
nao @parasite2006

(続き)UNSCEAR 2013年報告書の不確定性を埋める線量推計の再評価が国際医療福祉大学クリニックの鈴木元氏のグループにより進行中で、中間結果が2017年10月23日の第28回検討委員会に提出されている(3年計画の2年目)pref.fukushima.lg.jp/uploaded/attac…

2018-07-28 05:08:23
nao @parasite2006

詳細説明は提出されたPDFファイルpref.fukushima.lg.jp/uploaded/attac… に譲って、鈴木元氏による1歳児の甲状腺等価線量再評価の結果をご紹介(右端の赤字はUNSWEAR 2013年報告書の地域別平均値、青枠は避難指示・解除区域がある12市町村) pic.twitter.com/1OYUXQX5sz

2018-07-28 06:17:13
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nao @parasite2006

鈴木元氏らによる福島の1歳児の甲状腺等価線量(臓器重量最小、従って同量の放射性物質の影響が最大の1歳児が線量評価の目安)pic.twitter.com/1OYUXQX5sz (最大38.7 mSv)に対しベラルーシの避難地域の0-6歳児の93.3%が200 mSv以上(貼り込み画像2枚目の一番濃い赤の棒グラフ)twitter.com/kazooooya/stat…

2018-07-28 09:43:13
酋長仮免厨 @kazooooya

こちらが国連科学委員会(UNSCEAR)2008報告で示された、ベラルーシとウクライナの全避難住民(約11万4千人)の甲状腺被ばく量の内訳。 大多数の大人たちの低い被ばくによって、1,000mGy以上被ばくした子供たちの被ばく量分布が明らかに薄められている。甲状腺がんが急増したのは小児、特に乳幼児。 pic.twitter.com/rehENiGDgD

2017-11-29 22:49:25
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(ベラルーシと地続きのロシア南西部のデータもご参考に:チェルノブイリ事故時0-17歳の甲状腺癌の相対リスク上昇は甲状腺等価線量0.2 Gy以下では見られなかった

nao @parasite2006

2016年9月国際シンポのIvanovの発表スライドから2012年に出た英語先行論文のデータを一つご紹介。調査対象地域は発表&2016年論文と同じロシア南西部4州だが追跡調査期間が1991-2008年で5年短い。相対リスクは甲状腺等価線量0-0.05 mGyのグループを基準に算出 pic.twitter.com/iiJlLj7ZhP

2017-11-25 02:00:12
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0.05 mG→0.05 Gy(mGy単位を使うなら50 mGyと書かなければなりません)

nao @parasite2006

twitter.com/parasite2006/s… カッコ内は甲状腺癌患者(総数247例)の甲状腺等価線量別に分けた時の人数。点の横軸座標はグループ内の甲状腺等価線量の平均値。甲状腺等価線量0.2Gy以下では95%信頼区間(縦線)が1をまたぎ0-0.05Gy群との間に相対リスク差なし

2017-11-25 02:07:23
nao @parasite2006

twitter.com/parasite2006/s… この図は最近公表されたばかりの東京電力福島第一原子力発電事故による1歳児の甲状腺等価線量推計値の再評価結果pref.fukushima.lg.jp/uploaded/attac… の最大値が38.7 mGy(浪江町)であることを頭においてご覧ください。

2017-11-25 02:13:34

番組を文字起こしして読み返すとひっかかり所いろいろ

nao @parasite2006

2018年7月25日(水)NHKラジオ第1の「NHKジャーナル」で放送された「福島の甲状腺検査 医師たちの葛藤」(録音dropbox.com/s/av850y6xqyl2…NHKジャーナル_07_25_22_33%28Trimmed%29.mp3?dl=0 )の文字起こしdropbox.com/s/lrx297dxzvh9… どうぞ。(続く)

2018-07-28 10:07:00
nao @parasite2006

(続く)聞いている間も文字起こし中もひっかかり所満載でした。以下順を追って述べます。

2018-07-28 10:27:09
nao @parasite2006

問題点1:福島の甲状腺検査の方法について番組中では全く説明していない。通常は触診による一次検査の後の精密検査として行われてきた高精度の超音波診断装置による検査が、福島では自覚症状のない子どもに対していきなり、しかも悉皆検査として行われている。

2018-07-28 10:34:20
nao @parasite2006

問題点2:福島の甲状腺検査のデザインについても番組中では全く説明していない。最初の3年間の先行検査の後は2年ごとに県内を一巡し(本格検査)、1巡ごとの時間変化を追跡する計画になっているが、これを理解せず悪性+疑い例を「211人」と検査開始から現在まで累計して事足れりとしている

2018-07-28 10:42:30
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