若手には過酷な論文集の出版事情~日本の学術出版のシステムとその問題~【更新一旦終了】
- naka3_3dsuki
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といった情報をどこかに示しておかなければ、引用したり、参考文献に使ったりする人には、不便になります。そういった更新情報の明記は、サイト運営やブログ執筆をしている方には分かると思いますが、けっこう煩雑になりがちです。そういった面から、インクを使って活字の情報を紙に固定した紙版は、→
2018-09-05 11:34:40→4.災害などの原因で端末がダメージを受け、オンライン上のデータがすべて消えてしまった時を考えて、物理的な保存媒体の紙版が要る といったあたりが、紙版があったほうがよい理由になりそうです。 紙か、電子か関係なく、論文集などの書籍にパーッケージ化する必要性は、別で→
2018-09-05 11:45:04あります。そのあたりの話は、まとめ(togetter.com/li/1262570)の「本まとめに対する反応」のその②後半に詳しいです。
2018-09-05 11:49:36③はじめにあった【研究の専門書って、学者以外、誰が読むんですか?】は、 1.小説家や漫画家、画家、ゲームクリエイター、演劇や映画といた仕事に関わる人たちが、創作や表現の作品を作ったり、出演したりする時、読んで糧にする 2.表現者の作品を受容したユーザーが読む
2018-09-05 11:53:483.分野によるが、仕事で新しいことを知りたい人が勉強で読む といった答えがあると思います。
2018-09-05 11:57:232については、最近だと、スマホゲームのFGO効果で、専門書の急激な需要が出ているとか。急な需要に慣れない学術出版側の事情については、次の拙記事で: naka3-3dsuki.hatenablog.com/entry/2018/07/… 理由は何であれ、読みたい時に専門の学術出版物が手に取れて、その人が読める。そこに学術出版の意義はあります
2018-09-05 12:02:45最後に、ニュースで聞く機会の増えた「ハゲタカジャーナル」のことは、毎日新聞のオンライン記事を見つけたので、そちらをご覧ください: twitter.com/mainichi/statu…
2018-09-05 12:05:23ネット専用の学術誌の中で、質が保証されていない粗悪な「ハゲタカジャーナル」が増えている問題で、こうした学術誌を多数発行する海外の出版社を調べたところ、日本から5000本超の論文が投稿されていたことが判明しました。業績水増しに使われている恐れもあるようです。 mainichi.jp/articles/20180…
2018-09-03 06:39:57【関連ニュース】プリントオンデマンドの話('18.9.4、2:45ごろ更新)
学術出版にも関係してくる、書籍のオンデマンドシステム。そのサービスを、大日本印刷(DNP)と傘下の大型書店のグループが拡大さるようです。
・”重版(増刷)が決まっていない本や絶版になった本など入手困難な書籍の製造サービスを1年以内をめどに拡大”
・”書籍の印刷には、版を使わない「プリントオンデマンド」方式を採用する。(中略)小ロットの印刷に対応可能。そのため中古市場で高値が付いていて購入が難しい作品でも一定の価格で販売”可能
・DNPは”書籍販売サイト「honto(ホント)」で、絶版や在庫切れなどで入手困難な書籍を注文に応じて製造するサービスを手がけている”
(以下のニュースより)
※この位置に入れておりました「学術出版の新しい形を共に模索する仲間の呼びかけ」のツイートは、当まとめ記事の主旨にはそぐわないと判断し、除かせて頂きました('18.9.4、2:45ごろ)
【参考:本記事と関連まとめ】