わたしのかんがえたさいきょうの『とある飛空士への追憶』アニメ

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uroak_miku @Uroak_Miku

『とある飛空士への追憶』を改めてアニメ化するならば - Togetter togetter.com/li/1277723 これ、もうちょっと考えてみたい。

2018-10-18 13:49:56
uroak_miku @Uroak_Miku

女性観客目線で考えていくと面白くなる。 戦闘機とか軍艦とか空中戦とか、そういうのはたいていの女子には異世界ですし、わけわかんないわけです。 しかしこのお話は、それらがこれでもかと出てくる世界だから、女性客にとってはしんどくなる。

2018-10-18 13:52:09
uroak_miku @Uroak_Miku

そこを逆手に取るべきです。自分にとって興味も感心も切実さも何もない、わけのわからない世界に放り込まれてしまって右往左往…まさに劇中の姫様がそうでした

2018-10-18 13:53:33
uroak_miku @Uroak_Miku

自分の未来の亭主が不用意に打ってきた無電が、敵国に傍受されていて、それで機動部隊が総出で自分に襲い掛かってくる…不条理の極みに放り出される。後部座席で、目の前に繰り広げられる地獄絵図をまざまざと見せつけられ、そして身体を振り回される。ついには風防が破れて大気にむき出しにされる。

2018-10-18 13:56:21
uroak_miku @Uroak_Miku

ああこれって『ターミネーター』の一作目みたいですね。女子大生がいきなりわけのわからない死闘に巻き込まれて、わけのわからない男に手を取られて逃げるしかなくなるという展開。

2018-10-18 13:57:34
uroak_miku @Uroak_Miku

あー民寝たのあの男性(シュワちゃんではないほう)も、前からあのヒロインに恋心を抱いていた設定でしたね。巧い巧い。こっちのパイロット氏もそうだったし。 pic.twitter.com/nF4xUYRpAY

2018-10-18 14:06:10
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uroak_miku @Uroak_Miku

『カリ城』もそうでしたが、ヒロインが知らないことを観客には先に仕込んでおくのは定石。これで恋心を自然に誘導できるわけです。

2018-10-18 14:09:29
uroak_miku @Uroak_Miku

この二人が地上(と海上)を共にする機会は、4回。うち最後のは逃げ切った後なので、航空機や空戦のレクチャーをパイロット氏が行う機会は3回に絞られる。姫様にすればもともと縁も興味もない分野だけれど、いやおうなしに放り込まれた世界のことだから、いやでも関心を持たざるをえない。

2018-10-18 14:12:58
uroak_miku @Uroak_Miku

女性観客と姫様が、ここでシンクロを始める。パイロット氏がていねいに基本から教えてくれるので、女性観客は姫様になりきって「ああ、そういう風にまわっているのかー」と学習していく。

2018-10-18 14:14:40
uroak_miku @Uroak_Miku

この作戦は極秘で、敵国には暗号解読不能ゆえにわれわれのことは気づいていないはず…なのに偵察機を見かけるのはどういうことだろう――パイロット氏は嫌な予感にかられて、海上で夜を過ごす際に、姫様を問いただす。「出発前に皇太子から無電を受け取っていますが」「…それ、敵に解読されてます!」

2018-10-18 14:17:39
uroak_miku @Uroak_Miku

このやり取りをきっかけに、レーダーとか無線とか暗号とかのイロハを、姫様がパイロット氏から教わるような展開にできると思うのですが…原作小説は地の文でそれができてしまうけれど、映画は台詞でいわせないといけないのです。

2018-10-18 14:19:46
uroak_miku @Uroak_Miku

それから夜間飛行という選択肢がありえないことも、うまいこと観客に説明できるはずです。「敵はどうやらレーダーをすでに実用化しているらしい。電離層の関係で、夜中のほうがレーダーがよく効くらしくて、それで敵中翔破となると昼間のほうがまだましなんですよ」とかなんとかパイロット氏にいわせて

2018-10-18 15:05:18
uroak_miku @Uroak_Miku

ゴムボートの上で海図を広げながら解説させて、それに連動してフラッシュバックを挿んでいけば、姫様の目をとおして、物語世界の世界観をうまく観客に学習させられる。航空機の原理も。

2018-10-18 15:06:55
uroak_miku @Uroak_Miku

南の島で機体の整備をしますね。操縦席は血まみれなので、姫様が座席に座って血をふき取り、ガラスの破片を拾っていく。パイロット氏は負傷しているので姫様が気を使って作業する、という展開に。パイロット氏は操縦席の外から指示を出し、噛んで含めるようにして説明をしていく。

2018-10-18 15:09:28
uroak_miku @Uroak_Miku

それは高度計、それは速度計、それはなになに、それはなになに…こうやって姫様(の目を通して観客とりわけ女性観客)は操縦のイロハを学んでいく。 姫様が操縦桿を動かすと、両翼の後方部分が動き出す。その姿を見て観客は「ああなるほどこういう風になっているのかー」と学習していく。

2018-10-18 15:12:07
uroak_miku @Uroak_Miku

それから両足にペダルがありますね。フットバーというそうですが、これも姫様に操作させるパイロット氏。「それ、自転車のハンドルみたいなものですよ。両足で自転車のハンドルを動かすような感じ」 で、方向だが左右に振れるカットが挟まる。観客は「ああなるほど足で左右に向きを変えるわけか」と

2018-10-18 15:14:29
uroak_miku @Uroak_Miku

パイロット氏が解説を続けていく。「足を使って左右に向きを変えるから、つまり横に滑るわけですよ」 ここで何か線画が挟まって、横滑りの様子を図示する。「あのとき海面すれすれに飛んだのは、上からの攻撃を封じるためです」

2018-10-18 15:16:38
uroak_miku @Uroak_Miku

姫様は操縦席にいて、いわれるままに操縦桿を動かし、フットバーを動かす。偵察機は実際には動いていないのだけど、彼女の脳内では飛んでいる。前日の空戦を、体を通して追体験する。そして学習していく。このパイロット氏がどんなに頭が良くて、どんな窮地でも冷静に判断を下しているかを思い知る。

2018-10-18 15:18:42
uroak_miku @Uroak_Miku

シミュレーション装置で、前日の空戦を追体験するようなものかな。姫様は恐怖にかられるのだけど、同時に理性を得ていく。こういう計算と判断の積み重ねで、あのときパイロットさんはこう操縦して、機体がこう揺れたのか…と学んでいく。

2018-10-18 15:21:24
uroak_miku @Uroak_Miku

一回、恐怖が上回って操縦席でパニックを起こす。それをパイロット氏が頭を抱きかかえて「だいじょうぶ、落ち着いて。ああ、こんな話をすべきではなかった。あんな怖い目にあって、思い出させてしまった」と焦るところに、姫様が頭を抱きかかえられながら「ううん大丈夫、続けて」とけなげにつぶやく。

2018-10-18 15:23:55
uroak_miku @Uroak_Miku

こんな風に私が監督か脚本なら物語を再構成するのですけどね。

2018-10-18 15:25:00
uroak_miku @Uroak_Miku

これ、舞台劇でもいけるかな。前日の空戦を、操縦席視点で振り返る姫様がいて、舞台の後方ホリゾントに敵機のシルエットがいくつもうごめいて、空戦の音が劇場内に鳴り響く…おお、これはいいかも。

2018-10-18 15:26:51

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