ポール・オースター『インヴィジブル』まとめ(モーメントからのサルベージ)

ポール・オースターの『インヴィジブル』の日本語版が出ましたのでまとめてみました。
2
yabutaaaaang @yabutang

個人的には「幻影の書」がポール・オースターのベストなんだけど「インヴィジブル」もなかなか。書かれてないこと、書かれていても根拠のない事実などが読者にまるっと委ねられてる。人によっては困惑するかもしれない。

2018-10-07 22:16:05
本屋ルヌガンガ @lunugangabooks

『インヴィジブル』 1967年の春。コロンビア大学。ポール・オースター久々の青春の物語!とホクホクしていたら、見事にディープでダークな所に連れていかれました。 圧倒的な暴力、死と老い、コントロール不能な欲望。足元がグラグラしつつ、ページをめくる手が止まらない一冊です。 pic.twitter.com/DAirj2oaow

2018-10-08 12:52:41
拡大
KanKanKAWAI @KanKanKAWAI

#本 】 インヴィジブル /ポール・オースター 1967年ニューヨーク、20歳の青年アダムを巡るストーリーが様々な人物と文体によって語られる。圧倒的な構成力と展開に引き込まれていく。後半、残された者たちによってアダムの生涯を振り返る余韻は何とも言えない高揚感がある。

2018-10-10 23:18:48
北條一浩 @akaifusen

雨のせいか、激混みの中央特快から一転、始発の東西線へ。座って本が読めてありがたい。今日はポール・オースター『インヴィジブル』(新潮社)。家の中でなかなか本が読めない自分にとって、ありがたい時間。 pic.twitter.com/KmCj40JoBV

2018-10-12 10:04:56
拡大
内田 @pulp_literature

はてなブログに投稿しました #はてなブログ ポール・オースター『インヴィジブル』(2009) - 海外文学読書録 pulp-literature.hatenablog.com/entry/2018/10/…

2018-10-12 19:00:05
iramiram @uGekqzT7Hgw2TLg

「インヴィジブル」 ポール・オースター 「ムーン・パレス」と同じ時代が舞台の小説。でも、現代まで小説の中の時間が動き、人称が様々に変化して語られる"不可視"の物語の手触りは、近著の「冬の日誌」のそれに似ているように感じた。 それはそれとして理屈抜きにおもしろい。推進力凄い一冊。

2018-10-14 21:39:56
ブックスページワン板橋店 @bp1_itabashi

ポール・オースター『インヴィジブル』柴田元幸 訳 入荷致しました。最新長編『4 3 2 1』の邦訳も待たれているアメリカ文学界の巨魁、ポール・オースターですが、こちらは本国で確か2009年に発表されたものですね。 オースターは自伝も良かったですよねえ、『冬の日誌』とか冒頭から揺さぶられました pic.twitter.com/ulkEt1dMvW

2018-10-15 15:10:08
拡大
拡大
くろまつ @PONKOTSUforever

ポール・オースター『ムーン・パレス』『ティンブクトゥ』『闇の中の男』と読み終えて、日本語訳だと最新の『インヴィジブル』も読了した。柴田元幸先生の端正な文章のおかげで非常に読みやすかった。物語の力を信じてる人じゃないとあんな話書けないよな。プロットの捻り方がえげつない。 pic.twitter.com/sLucjXjQdm

2018-10-15 23:44:20
拡大
どねるk @tokyobasket

「インヴィジブル」(オースター)読み終わってしまった……。最高だった。個人的な偏愛度で言うと、オースターのベスト3に余裕で入りそう。虚実いりまじった複雑な構成と、その極み、とも言えるような終わり方。あとネタバレではないけど、「冬」がない、のもいい! うーん、興奮して眠れない。

2018-10-16 02:08:37
些末事研究(KENJI FUKUDA) @nirusuken

ポール・オースター「インヴィジブル」(新潮社)を読む。 若きオースターのニューヨーク三部作を思い出させる虚構、不可視の物語。ふかふかと雲の上を歩いているような、それでいて、鋭いナイフを切り刺されたたような。 pic.twitter.com/mmGy0vmsTI

2018-10-16 09:55:13
拡大
めみ @pupumomo17

「インヴィジブル」 ポール・オースター 強烈なのに何故かわからないけれどおもしろかった。同じ時代の「ムーン・パレス」が読みたくなったけれど「冬の日誌」の方が似ている気がしてもう一度読みはじめた。前と違う状況が見えてくる。

2018-10-18 21:30:47
HAiQ🌈俳功 @GuntouQ

ポール・オースター『インヴィジブル』 まず柴田元幸さんの訳者あとがきを読む。柴田さんはネタバレで遊んだりはしないひとだが、バレしてもオースターの小説は少しも魅力が損なわれたりはしないと断言できる。 当代無比のストーリーテラーでありながら、オースターの魅力はそこではないのだ。 #俳丘読 pic.twitter.com/Gt67zk4of8

2018-10-19 23:02:14
拡大
すみ子(仮) @sumiconohondana

「インヴィジブル」(ポール・オースター、新潮社)。 詩人を志すひとりの青年の物語……と思っていたのが、読み進めるうちにいくつもの層によって主人公(と思っていた人物)と遠く隔てられていることに気づく。物語そのものの魅力とともに、物語における “語り手” の存在の不思議さを楽しむ。

2018-10-20 11:34:52
すみ子(仮) @sumiconohondana

「インヴィジブル」 オースターが小説(物語)の可能性を示してくれているように思う一方、物語のなかのインヴィジブルさに惹かれる仕組みを解き明かされてしまうのはちょっと恐ろしいな、とも思う。

2018-10-20 11:37:35
すみ子(仮) @sumiconohondana

ポール・オースター「インヴィジブル」とイアン・マキューアン「憂鬱な10か月」、作品は全く違うけど何か共通するものがあるように思う。小説というものの限界を見た上でその線を踏み越えることを試みているのかな、という点で。

2018-10-20 11:40:46
すみ子(仮) @sumiconohondana

そういえば「インヴィジブル」は物語の構造が「ルル・オン・ザ・ブリッジ」に似ているかも。こういう設定、他のオースター作品にも共通するんだろうか。

2018-10-20 11:57:21
HAiQ🌈俳功 @GuntouQ

『インヴィジブル』読了。 全てが明確にならず不可視に終わるが、不可視であるということを、オースターはこの上なく明晰に追及していくのだ。

2018-10-22 22:02:45
くろまつ @PONKOTSUforever

オースター『インヴィジブル』もう一度腰を据えて取り組んでみたが、何度目でも「こんな語りがありなのか」と驚かされる。何が本当でどこが嘘なのか明白にはわからないことよりも、「誰が何を隠しているのか」がわからないところにぞっとする。

2018-10-22 22:17:29
HAiQ🌈俳功 @GuntouQ

『インヴィジブル』 暴力と知の邪悪さに抜き難く染め上げられた人物たるルドルフ・ボルンについて、オースターの描写の中には、ある歪んだ善意、気づくとぎょっとするほどの清らかな愛の欠片も散りばめているな。 解説にも書かれている通り、読者を信頼した書き方ではある。どこまで読み取れるか。

2018-10-22 23:22:04
トオイダイスケ daisuke toi @daisuketoi

ポール・オースター『インヴィジブル』(柴田元幸訳、新潮社)、とてもおもしろかった。小説という形で、楽しめつつこんなに心が動かされるものが書かれるのはすごいことだ。 pic.twitter.com/oA5FGbmm46

2018-10-25 03:00:49
拡大
高山康平/kohei takayama @koheitakayama

ポール・オースター『インヴィジブル』読了。言葉から立ち昇る現象の香りを辿って行き着いた先にはいつも「不在」があった。あるはずのものが、あると信じたものが。結局小説というのは言葉でしかないのだということのおもしろさ、物語の次にあるものがこの小説にはある。 pic.twitter.com/UWKvBExlZU

2018-10-28 01:51:54
拡大
HAiQ🌈俳功 @GuntouQ

オースター『ブルックリン・フォリーズ』半分読む。#俳丘読 オースター作品中最も笑える(微苦笑だが)楽天的リズムで叙述される数々の挿話は、しかし冷静にみれば『幻影の書』や『インヴィジブル』で描かれたのと同じ世界のシリアスに重苦しい現実だ。 視点とリズムを切り換えても実存は不動なのだ。 pic.twitter.com/bSRsWbxINH

2018-10-31 00:27:09
拡大
Lune @Lune05578359

ポール・オースター『インヴィジブル』読了。 不穏な気分のまま読了。 人生のところどころにインヴィジブルで不明瞭なものがあって、それを引きづりながら生きて行ってるってとこは多かれ少なかれ皆んなあるんじゃないかなぁ……

2018-10-31 17:48:37
Man Sasaki @maisy33043

【インヴィジブル/ポール オースター】ポール・オースターの邦訳最新作である。カバー写真はソール・ライター。ルドルフ・ボルンをめぐってアダム・ウォーカーが書いた「春」「夏」「秋」の三部からなる物語… → bookmeter.com/reviews/759601… #bookmeter

2018-10-31 23:56:29
matsu @yoppii2010

【インヴィジブル/ポール オースター】オースターの新作!と思いきや2009年刊行。柴田さんの訳でとても良かった!「ムーンパレス」と同じく1960年代のニューヨークを舞台にしているけど、全く違うテ… → bookmeter.com/reviews/760950… #bookmeter

2018-11-01 08:53:05