戦国期の「同盟」と「同陣」について

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三浦介 @miurano_suke

それと最近きになるのは援軍の派遣と「同陣」。戦国期って実は対等の同盟ってあんまりなかったような気がしていて、特に南奥や北関東では援軍は要請に応じて格下が格上に出すもののような感じがしている。

2018-04-13 12:02:44
三浦介 @miurano_suke

例えば蘆名家と伊達家は輝宗の代は深い同盟関係だったと言われるけど、蘆名家は伊達輝宗の相馬攻めに援軍を出しているが伊達家が蘆名家の軍事行動に援軍を出した例は知ってる範囲では確認できないこととか。

2018-04-13 12:02:53
三浦介 @miurano_suke

この考えで行くと、ある大名家の軍事行動に同陣するのはより強い従属状態の表明になるということで、だから天正前期の佐竹義重は上杉謙信の越山に同陣するのをいやがり、

2018-04-13 12:03:55
三浦介 @miurano_suke

また越相同盟時の北条氏政も、共同の軍事行動には積極的だったのに同陣はあくまで避けようとした(黒田基樹氏『北条氏政』ミネルヴァ書房による)のではないかしら。

2018-04-13 12:04:17
三浦介 @miurano_suke

すると、蘆名家はやはり格の面では伊達家及んでいなかったし、元亀ころ、蘆名家の対佐竹戦に同陣していた田村氏は名目的には蘆名家の麾下だったと捉えることも可能かも…。

2018-04-13 12:04:42
三浦介 @miurano_suke

しかしやはり南奥田村家は戦国期の南奥や戦国大名そのものを考える上でも非常に興味深い素材のように思える。研究進んでほしいな。佐藤貴浩さんに期待だな。

2018-04-13 12:05:13