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アンソニー・ホロヴィッツが島田荘司『占星術殺人事件』を「最高のスリラー小説10選」に選出(英『デイリー・メール』紙、2018年4月)

2018年末のミステリーランキングを席捲した『カササギ殺人事件』。その作者であるイギリスの作家、アンソニー・ホロヴィッツが、2018年4月の英『デイリー・メール』紙の記事で、「最高のスリラー小説10選」(TEN THRILLERS TO DIE FOR)に島田荘司『占星術殺人事件』を選出していました。 約10カ月前の記事ですが、英訳版『斜め屋敷の犯罪』に関する情報を集めていて気付いたので、まとめておきます。(2019年2月8日) ※記事にも詳細が書かれていないため、アンソニー・ホロヴィッツがどのような基準や条件でこの10作を選出したのかは不明
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「最高のスリラー小説10選」未邦訳3作についての補足

  • アイスランドのラグナル・ヨナソンは、〈ダーク・アイスランド〉シリーズが2作訳されており、2019年3月には邦訳第3弾が出る。それぞれ英訳題で『Snowblind』(2010)、『Nightblind』(2014)、『Blackout』(2011)の邦訳である。
  • 「10選」に選出された『The Darkness』(2015 / アイスランド語原題『Dimma』/ 英訳2018年)は、新主人公による新シリーズ〈ヒドゥン・アイスランド〉の第1作。
極夜の警官 (小学館文庫)

ラグナル ヨナソン

白夜の警官 (小学館文庫)

ラグナル ヨナソン

  • ハリー・ビンガム(Harry Bingham)は、ビジネス・スリラーの『マネー・メイカーズ』(原題 The money makers)、『VS』(原題 Sweet Talking Money)が訳されている。
  • 「10選」に選出された『The Dead House』(2016)は、著者が2012年にスタートさせた〈刑事 Fiona Griffiths〉シリーズの第5作。
  • ノルウェーのジョー・ネスボは、翻訳ミステリーファンには説明不要の人気作家。〈ハリー・ホーレ刑事〉シリーズが多数訳されているほか、シリーズ外作品も複数訳されている。
  • 「10選」に選出された『The Thirst』(2017 / ノルウェー語原題『Tørst』/ 英訳2017年)は、〈ハリー・ホーレ刑事〉シリーズの第11作。

    〈ハリー・ホーレ刑事〉シリーズ

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