中学英語教科書を読みなおしてみよう（Total English―中１編）

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５１）こんな風に「please」を実際の使用例をいろんなシチュエーションや文脈や上下関係のなかで紹介してひとつひとつ分析していくと、使いこなせるようになるのだけど…これでかなり時間を取られて授業が進まなくなってしまうのが難でしょうか。

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５２）ちなみに文の頭に「please」が来る場合のほうが命令臭くなります。 「Anne Shirley, please read page 47.」（アン・シャーリー、47頁目を読んでちょうだい）とか。

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５３）それから「please」が文の頭にくる場合だと、すでにお作法として「立て」とか「読め」とか「座る」とかの動作が定まっていて、あとは指示されたとおりにこなしていく感じがしますね。 文末だとその場限りの指示というニュアンス。

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５４）中一の前半に新入生それもガイジンというパターンは何なのでしょうね。『New Horizon』ではインド娘が転入してきて「I like math.」（数学好き）とか自己紹介していました。 このカナダ少年も、一見あのインド娘と酷似した自己紹介をしているのですが―― pic.twitter.com/6U7b1nMNFy

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５５） 　Hello, everyone. 　I'm Ben Wilson. 　I'm thirteen years old. 　I'm from Canada. 　I live in Minami-machi. 　I like music and sports. 　Nice to meet you.

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５６）インド娘の自己紹介 　Hi, my name is Deepa Mitra. 　I'm from India. 　I'm twelve. 　I like math. 　I study it every day. 　I like music, too. 　I play the guitar in a band. 同種の自己紹介だと思いますよね。ところが違うのですよ。 pic.twitter.com/CMN1WsAH7U

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５７）インドさんの転入＆自己紹介は、「I like math.」のような「一般動詞」文のデビュー用でした。

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５８）しかしカナダくんのは 　I'm from Canada. （ぼくはカナダの出です） のような「be動詞」文のデビュー用なのです。 pic.twitter.com/YyqlpIwQuS

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５９）事実、続くページでも「be動詞」文が続いていく。 　Are you a rock fan? （ロック好きか？） 　Yes, I am. I'm in a band. うーん「Yes, I am.」（ああ、みてのとおりさ）ではなく「Yes.」にしてほしい。「ああ。バンドに入ってる」 pic.twitter.com/FdNZ9hmC8I

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６０）会話の内容が『New Horizon』のここと酷似しています。 しかし『Total English』でのやり取りは「be動詞」文をメインテーマにしているのが違いです。 pic.twitter.com/SW2NAphhB0

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６１）ミクさん 　But I'm not a regular player now. これだと「けれど今はレギュラー選手ではないの」と聞こえてしまうので、これのひとつ前の文と組み合わせて 　I'm on the basketball team but not a regular player yet. （学校のバスケチームに入っているけど今は正選手ではないの） に pic.twitter.com/OEuyY7LtjR

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６２）ただこういう重文（しげふみではなくて）は中一では出さないのですよね。だから私の赤入れ案は没にされてしまう。

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６３） 　Let's practice together. ベンくんあなたは女子バスケ部員ではないでしょーに「いっしょに練習やろう」は前に出すぎです。 そもそも「Let's ~.」はおぜん立てがそろって相手もすでに青信号状態のときに声をかけるフレーズです。

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６４）左ページはおさらい的な練習問題で、右ページは英語の定番セリフ集。 　I'm fine. Thank you. これ実際に使ってるネイティヴ会ったことないです。 pic.twitter.com/0zuE2silaM

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６５）ここまで習ったことを使って「I」（わたし）で何か語ってみましょうコーナー。 pic.twitter.com/wTSivUvUDD

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６６）ところで皆さんここまで「He」や「She」が出てきていないことに気付いているでしょうか。 ここまでずっと「I」と「You」のふたりで会話が続いているのですよ！

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６７）文型のおさらい。ほら「I」と「You」のみです。 pic.twitter.com/KkxoeZVlPW

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６８）ああああああ 　I have some CDs. 　Do you have any CDs? 　I don't have any CDs. 「some」と「any」がこの教科書でもこんな風に誤って教えられてる！この英文は間違っていないのだけど「some」と「any」の正しいニュアンスが説明されてないのです。

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６９）左ページで命令形とbe動詞文のおさらい。しかし「please」の解説がすごくいいかげんです。「Yes, I am.」や「No, I'm not.」も実際にはあまり使わないのに、これでもかとスタンダード顔で出てきているし。 pic.twitter.com/CKZINR7PxJ

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７０）「This」も「It」も「That」も「They」も出てこない。ひたすら「I」と「You」で押し通してくる。これは悪くない工夫だと思います。ほら動詞の活用って初心者には驚きだから、活用しない「I」と「You」にとりあえず絞って会話例文を載せていくのは親切設計といえるから。 次の単元より順に登場。

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７１）右ページよりChapter２です。

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７２）「be動詞」文がこの単元でもメインテーマ。 そして皆さんよく見てください「He」「She」「This」がここでデビューしています。他社に比べると割と遅めです。 ここまでは「I」と「You」のみで会話が続いていたのですよ！ pic.twitter.com/ZPbCHxEFqH

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７３）「Is that Mt. Fuji?」への返事が 　Yes, it is. ですと「ああ、みればわかるだろ」なので「Yes.」に留めるほうが好ましい。 pic.twitter.com/YgJ09mSXSU

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７４） 　 　The view from here is wonderful. （ここからの眺めは最高） これで〇なのですが 　This viewing platform has a wonderful view! （この展望台、眺め最高！） なら◎あげます。

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７５）シーマがヒロに尋ねる。 　What's that? 　It's senbei. うーんできれば 　What's that, Hiro? と訊ねてほしい。 pic.twitter.com/Bxduhk5EzU

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