外科医師が麻酔中の女性患者にわいせつ行為で逮捕→起訴後2年後に公判再開、半年の審理後一審無罪判決【今後も更新予定】
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@parasite2006 判決後の記事も出ました。よかったら、ご一読ください。diamond.jp/articles/-/194…
2019-02-25 08:53:40@FukuharaMaki ご案内有難うございます。すでにこのスレッドtwitter.com/kasoken_jouhou… をまとめtogetter.com/li/1321376?pag… に収録した際拝読させていただきました。誰でも読める媒体に、このような科学的かつ読みやすい解説を出していただいて感謝に堪えません。米国の生物学的証拠の保存ハンドブック、是非見てみたい
2019-02-25 10:49:21乳腺外科医の無罪判決(記事1、m3.com/open/iryoIshin…)に関して、一部誤解に基づく科捜研批判が多くRTされています。それに関して科捜研側(≠捜査側)の視点から見た記事がまだ無いようなので、Q&A形式でまとめてみたいと思います。
2019-02-23 18:32:40@FukuharaMaki まとめtogetter.com/li/1321376?pag… にも解説を付けましたが、2010年の警察庁通達は「再鑑定に配慮し試料を保存すること」と書いているものの、どこで保存するか、いつまで保存するかを規定していない点でザルだと思います。だから科捜研研究員は「残りのガーゼを警察署に返却したからOKだ」と考えた
2019-02-25 10:55:26法医学の証拠試料鑑定のためのガイドラインとしては、他にも
-
日本DNA多形学会の「DNA鑑定の指針」
(1997年12月制定、2012年2月改定)
http://dnapol.org/guideline -
日本法医学会法医中毒学ワーキンググループのガイドライン案2件
「法医中毒学研究室ガイドライン(案)」
http://www.jslm.jp/ftwg/guideline/guidline-index-2.html
「「薬毒物検査のための手引き」(案)」
http://www.jslm.jp/ftwg/guideline/guidline-index-1.html
があります。 -
のガイドラインが制定された時、再鑑定試料の保全を必須とするかどうかで学会内での法医学者委員と警察委員の攻防があったことが、足利事件を再審に持ち込み無罪判決に導いた法医学者、押田茂實・日大名誉教授のインタビュー記事(2016年2月16日と19日の2回に分けて掲載されていますが、是非全文通してお読みください)
http://scienceportal.jst.go.jp/columns/interview/20160216_01.html
に紹介されています。 -
は作成時期がやや古く、DNAそのものの鑑定とは直接関係していないものの、法医学鑑定にあたる研究室では鑑定試料をどれだけ厳正に取り扱い、受け入れから分析、保管までの過程をどれだけきっちり管理、記録しなければならないかが特に1つめのガイドライン案を読むとよくわかります。
@FukuharaMaki diamond.jp/articles/-/194… 体液が付着した試料(患者女性の体表を拭ったガーゼ)よりもそこから抽出したDNA試料溶液の方がはるかに安定というのは、全くおっしゃる通りです。私のいた実験室でも、患者血液を染み込ませた乾燥濾紙検体が届いたらできるだけ早くDNA抽出するようにしていました
2019-02-25 11:22:36@FukuharaMaki diamond.jp/articles/-/194… ただ、今回は検察が「患者の胸に付着していたDNAの量が多いのは舐めた証拠だ」と主張したためリアルタイムPCRの増幅グラフから定量したDNAの量が問題になっちゃいましたが、DNA鑑定で真に見るべきは増幅後のDNAをシーケンサーで分析して得られた型判定結果の生データです
2019-02-25 11:33:11@FukuharaMaki 公判傍聴記を見る限りの話ではありますが、型判定の分析の前段階として増幅したDNAの量の多さを検察が「被告人医師が患者の胸を舐めた証拠だ」と主張したため議論がそこに集中してしまい、肝心の増幅後のDNAの分析結果の検証に話が向かなかった印象がありますね。
2019-02-25 11:42:42@parasite2006 ご連絡を有難うございました。まとめサイトで取り上げて頂き、重ねて御礼申し上げます。とても詳しいサイトで、わたしも参考になりました。
2019-02-25 16:56:122020年2月4日から東京高裁で控訴審が始まりました。控訴審の経過はこの続編まとめでご覧いただけます。