レイ・ラングトン論文受容10年史
#wbook ラングトンは「女性を沈黙させる」というポルノ被害を総論として理解した、それゆえ、「沈黙」「従属」という被害にフォーカスして論じた。そのように言えないのはなぜかってことだ。ラングトンは「総論理解」ではなく「重み付け」を行ってるってストーリーはどこから出てきたのか?
2010-06-01 22:43:30#wbook 『概念分析の社会学』第5章。このドゥウォーキンって人、マジでこんなしょっぱい議論やってるの? それとも紙幅の都合(それはもうほんと仕方ない、避けられない)で、詳細ははしょるからそう思うだけで、全部紹介すると違うのか。
2010-06-02 01:53:19#wbook たとえばドゥウォーキンは「ポルノは女性を沈黙させるって言うけど、物理的に妨害されて本当に発言できなくなってるわけじゃないでしょ」ってなこと言ってるけど、これこそ、「裸の個人」の前提に無自覚な恣意的な主張だよね。
2010-06-02 01:56:26江口聡の論文「ポルノグラフィに対する言語行為論」読。ラングトンによる発話行為論からのマッキノン擁護はオースティンの誤解に基づいてる(ついでにそのラングトンの誤解をバトラーも引き継いじゃってる)と主張する好論文。これ読むと大分スッキリする。おすすめ。 #wbook
2010-06-02 08:43:43#wbook まず、ラングトンは発話内行為と発話媒介行為を取り違えてるって言うのは、前にも書いたけど、やっぱりそうだったのかって感じ。ぼくがオースティンを理解できないのも、オースティンの間違った解説ばかり読んでて、オースティンを読まないから「??」となるんだとよくわかった。
2010-06-02 08:46:41以下の投稿は江口聡の論文「ポルノグラフィに対する言語行為論アプローチ」を読んでのもの。江口氏のサイトから無料でPDFが読めるし、たった11ページ。内容もわかりやすくこれまでのポルノ論争を整理(11ページで!)してある。読推奨。
2010-06-03 08:27:30江口p.2。ポルノ産業が栄えている国や時代のほうが女性の相対的地位が高いことも指摘されているとのこと。性規範やそこからの逸脱に対するサンクションが自由な社会ほど弱いからだろう。 #wbook
2010-06-03 08:34:24シンプルな思考実験。日常目にする、水着や裸。その「被写体」がすべて男性だったら。不快や嫌悪を感じない男性はどれくらいいるか。それは単なる個人的な「不快」「嫌悪」か。女性が生きてるのはまさにそういう世界だ。
2010-06-03 19:37:27まあ、ananに男のハダカが載るような時代っすから。Smartの表紙が「ちんかめ」くらいは許そっか。
2010-06-03 19:44:54ちなみに森はそんな社会だったら、メチャクチャ、イラつくね。〈男を〉バカにすんなって思う。
2010-06-03 19:48:45#wbook 全く別の議論の可能性。ポルノには悪くはないポルノと、悪いポルノがあり、後者に新しく名前をつける。「悪ポ」とか。悪ポについて、マッキノン流の議論を展開する。
2010-06-04 08:19:55ポルノは性差別行為だと主張することは、女性は常に被害者であり、性を楽しむ主体ではないと言うことになるのか? 二つは同じ問題の別の現れじゃあないのか。
2010-06-04 08:33:19@moriteppei @shimon_yamada @nagano_haru 小宮です。このたびはありがとうございます。お世話になります。 #wbook
2010-06-06 22:25:35@friendsroots @shimon_yamada @nagano_haru こちらこそ、本当にありがとうございます! 11日、すごく楽しみにしています(プレッシャー?w)。
2010-06-06 22:27:28@friendsroots 読書会、確かアカウントは別に作る必要なかったと思います。あと、個人的にはラングトンの議論、ドゥウォーキンの議論に釈然としないものを感じます。
2010-06-06 23:08:04私が「どちらもちょっと不十分」みたいな紹介をしているせいもあるかもしれませんが…。私も、どちらにも不満があるのです。 RT @moriteppei: @friendsroots 個人的にはラングトンの議論、ドゥウォーキンの議論に釈然としないものを感じます。
2010-06-06 23:13:44@friendsroots ラングトンには「発話行為論本当に関係あんの?」(「こいつらポルノの話だってーのに難しい話しやがって!」という炎上くんの直感が言いたいことなのでは)、「発話内行為となんで言えるの? 言う必要あるの?」ってところ。
2010-06-06 23:09:44私も発話行為論の援用には否定的です。 RT @moriteppei: @friendsroots 「発話行為論本当に関係あんの?」
2010-06-06 23:15:37@friendsroots ドゥウォーキンには「本当にそんな、自由は大事と繰り返すようなショボショボの議論なのか?」という疑問があります。ちなみにpp.137-8で「発話内行為」と「発語内行為」という2つがありますが、これは同じものの2つの表記ということでいいんでしょうか。
2010-06-06 23:11:47これはお恥ずかしい(汗)。もちろん同じです。illocutionary act ですね。 RT @moriteppei: @friendsroots pp.137-8で「発話内行為」と「発語内行為」という2つがありますが、これは同じものの2つの表記ということでいいんでしょうか。
2010-06-06 23:16:42ドゥウォーキンは修正第一条の解釈論を語っているのに対して、マッキノンは何というか解釈の言語自体を争っている部分があるので、すれ違いはありますね。 RT @moriteppei: @friendsroots 「本当にそんな、自由は大事と繰り返すようなショボショボの議論なのか?」
2010-06-06 23:19:20@friendsroots そうなんですよ。法学者の反ポルノ法論者マッキノンに、修正第一条の話をするなんて釈迦に「悟りって聞いたことある?」って講釈たれてるようなもの。んなこた、皆、わかって話てんだよ!って言いたくなる。
2010-06-07 21:57:30@friendsroots ポルノは女性を沈黙させてるという主張に対して「でも、一応物理的にはノーって言えるわけだよね?沈黙じゃないよね」ってのも、すごくシイ的。その境界がヘンだって争ってるつーの。すれ違いばかりを感じてしまう議論です。
2010-06-07 22:01:36