本の紹介『Kate Brown著 Manual for Survival |A Chernobyl Guide to the Future』 #チェルノブイリ #放射線防護 #原発事故 (2019.3.21作成)

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Yuri Hiranuma @YuriHiranuma

Manual for Survival A Chernobyl Guide to the Future books.wwnorton.com/books/Manual-f… MITの科学技術社会論教授、Kate Brown氏の新著。確か、ウクライナ語に堪能で、チェルノブイリ関連の文書に原語であたられたはず。これは読まないと。 amazon.com/Manual-Surviva… sts-program.mit.edu/people/sts-fac…

2019-03-15 06:43:29
リンク MIT STS Kate Brown - MIT STS Kate Brown’s research interests illuminate the point where history, science, technology and bio-politics converge to create large-scale disasters and modernist wastelands. She has written four books about topics ranging from population…
Yuri Hiranuma @YuriHiranuma

特に、Forbes記事でMichael Shellenberger氏に批判されてるってことは、必読ってことになりますね。 forbes.com/sites/michaels…

2019-03-15 06:44:20
リンク Forbes MIT Historian Alleges United Nations Scientific Cover-Up Of Death And Disease Toll From Chernobyl The new book "Manual for Survival" alleges a vast UN cover-up of Chernobyl deaths. Chernobyl experts strongly disagree. 252
日付切取線 @krtr_date

✄------------ 3/20(水) -----------✄

2019-03-20 00:00:02
Yuri Hiranuma @YuriHiranuma

この本、読書中。 チェルノブイリ事故関連の報道、機密文書や公文書から原語で得た情報や、避難者や医師らから得た情報などが歴史的背景に沿って整理されており、すごく重要な本。読みやすい。旧ソ連政府が隠蔽や矮小化のためにRobert Galeを利用したことにも触れている。 twitter.com/YuriHiranuma/s…

2019-03-20 13:46:05
Yuri Hiranuma @YuriHiranuma

どこかの出版社、プロの翻訳家による日本語版を出せばいいのに。 ronso.co.jp/book/%E3%83%95… を出した論創社さんとか、やってくれないかな?

2019-03-20 13:57:26
Yuri Hiranuma @YuriHiranuma

肺に入り込んだ放射性エアロゾル粒子が、咳により痰と一緒に出てきて、それを飲み込んだら胃腸系に流れる、と。 pic.twitter.com/tSN88vLvvo

2019-03-20 15:57:31
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日付切取線 @krtr_date

✄----------- 3/21(木祝) ----------✄

2019-03-21 00:00:01
Yuri Hiranuma @YuriHiranuma

旧ソ連ではKGBが放射線関連情報をコントロールしており、チェルノブイリ事故前から放射線障害(マヤーク核事故等)の治療に携わった医師らは、患者の被ばく線量データでさえ入手できなかったため、臨床所見から線量を見積もるシステムを確立し、それにもとづいて治療していたとは、知らなかった。

2019-03-21 02:35:45
Yuri Hiranuma @YuriHiranuma

そのような臨床経験を通し、長期の低線量被ばくを受けた患者らでの症状を、chronic radiation syndrome (CRS)と認識していた。

2019-03-21 02:41:49
Yuri Hiranuma @YuriHiranuma

以前から、チェルノブイリ関連情報に、言語の壁と現場の医師らによる一次情報の不足(shinsensha.com/books/753/はあるにしても)を感じていたけど、Brown氏の著書はそれを埋めるものだと思う。プリピチャからの避難状況にしても、避難したから安全と限られてなかったとか、日本の状況とかぶる。

2019-03-21 02:44:53
リンク 新泉社 チェルノブイリの長い影|新泉社 ウクライナとベラルーシの医師たちが、1986年の事故当時から2006年まで、継続して住民の健康調査、診療を行ってきた結果の報告書。<br>子どもの甲状腺がん、内分泌系疾病、胎児への影響などの増加を客観的データを挙げて示し、低線量の継続的な被曝への対策と治療体制の確立を提言する。
Yuri Hiranuma @YuriHiranuma

チェルノブイリ原発に勤務していた女性は、息子2人とバスで離れた村に避難させられたけど、そこには放射線モニタリング機器も何もなく、村人らは事故のことなど何も気にせずに農作業を続けており、避難者は土間に寝る状況。この女性は、プルームが来たらやばいと思い、家族のいるキエフに自主避難。

2019-03-21 02:47:46
Yuri Hiranuma @YuriHiranuma

実際、当局の対応が遅いために多くの自主避難者がいたとか、キエフに汚染を持ち込まれないようにキエフの駅で自主避難者のスクリーニングを始めた時、駅でパニックが起こったのですぐに取りやめになったとか、この本読むまで知らなかった。

2019-03-21 02:50:17
Yuri Hiranuma @YuriHiranuma

放射能プルームがモスクワに到達しないように気象操作で雨を降らせたのは知ってたけど、降雨地域のベラルーシの住民らは何も知らされていなかったとか。ウクライナは当初から、当局の指示を待たずに独自に対応していたけど、ベラルーシは何も知らされておらず、対応が遅れたとか。

2019-03-21 02:54:18
Yuri Hiranuma @YuriHiranuma

Liquidators(清掃作業員)として駆り出された人たちについても、そういう人たちがいて健康調査が続いているということの裏で、当時、夫や息子らが事故後の対応のために連れて行かれたけど、放射線の影響は大丈夫なのかと心配して当局に手紙を送った妻や母親たちがいたと言うことを実感している。

2019-03-21 03:04:28
Yuri Hiranuma @YuriHiranuma

1966: USSR DETONATED FIRST NUCLEAR EXPLOSIVE TO KILL A BURNING WELL AT URTA-BULAK - Energy Global News energyglobalnews.com/1966-ussr-deto…

2019-03-21 14:53:47
リンク Energy Global News 1966: USSR DETONATED FIRST NUCLEAR EXPLOSIVE TO KILL A BURNING WELL AT URTA-BULAK - Energy Global News In the fall of 1966, USSR used nuclear explosive for the first time to control a well that had been burning for three years in Uzbekistan. 23
Yuri Hiranuma @YuriHiranuma

旧ソ連で何度も核爆弾を地中で起爆してガス油田の火事を消したという引用TW記事で、爆発は地中にとどまり放射能漏れとかまったくなかったと書いてあるけど、実際には、1972年のKharkiv近くの起爆では、爆発が地中でおさまらず、ジェットのように吹き出して近隣を汚染したとBrown氏の著書に書いてある。 twitter.com/YuriHiranuma/s…

2019-03-21 15:48:21
Yuri Hiranuma @YuriHiranuma

1988年のチェルノブイリ事故による健康影響についての第1回国際会議で、全然何も影響ないし心配ないという発表が続く中、清掃担当のハウスキーパーに変装した女性が、バケツとモップを持ってRobert Gale氏に近づき、ファイルを渡そうとした所を4人のKGBエージェントに取り押さえられた話、今読んでる。

2019-03-21 15:51:53
Yuri Hiranuma @YuriHiranuma

この女性、Lozytska氏は、実際にはハウスキーパーではなく物理学者で、チェルノブイリ事故は当局が認めるよりずっとひどい被害を起こしていることを、西側に伝えようとし、海外から招かれていたRobert Galeにメモが入ったファイルを渡そうとしていたらしい。

2019-03-21 16:56:28
Yuri Hiranuma @YuriHiranuma

Lozytska氏は、宇宙物理学者の夫と共に、キエフ国立大学の天文観測所を運営しており、市民防衛コーディネーターとして核攻撃に備えて放射能測定器も所持していた。チェルノブイリ事故後に観測所周辺の庭を測定したら、高数値の場所があったので土を掘り起こし、最終的に30µSv/hの小さな粒子を発見。

2019-03-21 16:56:28
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