「声かけ写真展」から振り返るペドフィリア20年史

墨東公安委員会 @bokukoui

私はロリコン雑誌を読む前は、巨乳雑誌を読んでそれと知らず青山正明の文章に触れ、それからロリコン雑誌でカマヤン先生などを知り、その後はSM誌やスカトロ誌まで手を伸ばした結果、「三代目」といえば J Soul Brothers よりも「葵マリー」が先に来るようになりました。

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自らの凡庸さに苦しみ、そういった方面へ憧れを持つ、のはサブカル指向の人間にはよくあることではないかと思います。私もそういう方面以外に、種村季弘とかも読んでいたわけですが、考えてみれば不思議なんですが、どういうわけか澁澤龍彦にはあまり惹かれませんでした。よく読んだのは高山宏です。

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それはともかく、私が器具田こする教授の名前を憶えていたのは、ロリコン雑誌の半頁コーナーゆえでした。半頁でもそれは強烈な存在感を放っていたのです。なにさま、現在は参照が許されない文献なので、記憶が頼みですが、それは「豪オノロケ伝説 “ゆうこちゃんといっしょ”」というコーナーでした。

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カタカナとひらがなの使い分けとか、カッコの位置とかはあやふやですが、たぶん間違っていないと思います。このコーナーはどういうものかというと、器具田教授の「ゆうこ」ちゃんと愛の日々を描いたものなのですが、では「ゆうこ」ちゃんはというと、ロリコン仕様のダッチワイフなんですね。

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で、「豪オノロケ伝説 “ゆうこちゃんといっしょ”」の何が面白いかというと、当時の器具田教授、なんと親と同居していた（！）のです。そんなキビシイ環境の中で、いかにして「ゆうこ」ちゃんとの秘め事を営むのか――そんな波瀾万丈？の日々が綴られているのです。

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今でも覚えているのですが、親との同居下で「ゆうこ」ちゃんとの愛の営みのために、何と押し入れの中で二人は結ばれたという――ドラえもん状態ですね。でも狭い空間で密着度が上がるのがイイ、とか何とか書いていたような気がしますが、さすがに詳細は朧ろです。

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さらに器具田教授の試行錯誤は続きます。ゆうこちゃんのパンチラ写真を撮るのに、ダッチワイフなので姿勢の固定が大変で、吊るしたり何やかんや悪戦苦闘したとか（確かこの撮影、どんちゃん氏といっしょにやってたんじゃなかったかなあ）、愛の道は荊続きです（？）

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あまりにシモなのですが、夜中のテンションに任せてさらに書くと、器具田教授の大発明があります。「ゆうこ」ちゃんを本来の用途であるダッチワイフとして使用する場合、オナホール部分にボール紙を巻いてセロテープでくっつけておくと、挿入の際にテープが外れて、毎回、瓜を破るの感あり、だそうな。

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そろそろアカウント凍結レベルのネタになってきましたが、記憶が頼みとはいえ、日本のある種の文化の黒歴史としてネット上にとどめておきます。で、そんな器具田教授や「どんちゃん」氏が、20年近くも経って「声かけ写真」展という形で世に出てきたことに、私は驚愕したわけです。

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ここ20年、小児性愛への目は世界的に厳しくなっていますし、それ自体は当然ともいえます。そんな時代に、どんちゃん氏や器具田こする教授は、どんな思いを抱いて敢えて「声かけ写真展」を開いたのか――私はむしろ、一瞬新たな地平への挑戦かと、ある種の期待さえ抱いたのです。

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しかし、そういう思いで「声かけ写真展」についてのネット情報を見ても、昔の写真を展示して、「被写体の許可は得ている」と強弁し、あまつさえそれを売っているという有様で、いやいくら何でもこりゃダメだろう、と、私はげんなりせざるを得ませんでした。

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いったい、何の成算があって、どんちゃん氏や器具田教授はこんなことをしたんだろう？　どう考えたって今じゃこれはアウトだろう。仲間内で見せ合っているのならともかく、公共の場で堂々とやっては――それも何の理論武装もしているように見えないのです。

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器具田教授の「声かけ写真展」についての見解を問うたインタビューがあります。これはインタビュアーの Vtuber が厳しく器具田教授に突っ込んでおり、教授の方の返答はどうにも平板です。先に私が述べたような葛藤は薄く、むしろ実在児童に手を出さないと断言できていません。 youtu.be/t4tASmqkXzc

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「声かけ写真展」については、もちろん批判の声が多かったようです。とはいえ例えば、このまとめの場合、「児童の人権を盾に表現の自由を脅かすことは許されるのか」という題は、皮肉でなければ、まとめた人は「声かけ写真展」を支持してるのでしょうか？　 togetter.com/li/1292706

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togetter.com/li/973402#c271… このまとめのコメント欄を見ていると、どちらかといえば擁護派（写真展批判への批判）という立場をとっている数少ない人物に、ひところは表現規制問題で鳴らした「てんたま」氏がいることに気づき、ちょっと驚きました。あと氏のツイート、ここ9か月止まってますね。

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togetter.com/li/973402#c271… また、このまとめではコメント欄の筆頭に、はっきり言って「表現の自由戦士」と批判される傾向の人が、「表現の自由一般ではない」といいわけをするようなコメントをしているのが興味深いです。論点ずらしでしょうかね。

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あと、私は意地が悪いので、コメント欄で執拗に批判派を腐していたアカウントを見てみましたが、現在は鍵垢になっていました。ちなみにご趣味は…「艦これ」ね、ふーん。 pic.twitter.com/67UA6sqvaD

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それにしてもいささか皮肉ではあります。20年前は、絵さえ守れれば写真はどうなってもいいのか！と、二次元派と袂を分かたざるを得なかった「どんちゃん」氏や器具田教授を、今や（一部とはいえ）二次元の「表現の自由」派が消極的にせよ擁護しているというのは。

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二週間も間が空きましたが、↓のツイートに始まる話をいい加減、片付けておこうと思います。そう、こんなトンデモない、世紀末少女愛奇談を私が始めた本当の理由には、まだ到達していないのです。丑三つ時を回って、そろそろけりをつけましょう。 twitter.com/bokukoui/statu…

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「こどもの日」が終わったところで、到底お日様の出ているときには出来そうもない話をしようと思います。ブロック・ミュートするなら今のうち。

2019-05-06 00:17:13

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私は、自分自身が持つ凡庸さへの嫌悪から、マージナルな性癖を持つ人に関心と憧れを抱き、その手の雑誌を読み漁った結果、一時はロリコン雑誌にも手を出していました。そこに登場する、「どんちゃん」氏や器具田こする教授の名前に、「声かけ写真展」で再会して驚いた、というのが前回のお話。

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ところで、「声かけ写真展」で再度検索してみたところ、これまた当時、どんちゃん・器具田教授とともにロリ誌で活躍していた、斉田石也先生のお名前（「名誉キュレーター」というよう分からん肩書ですが）も見つけて、懐かしさに輪がかかりました。 dailynewsonline.jp/article/111593…