尾上先生の勉強風景 (26) 『家族ペット』『家畜の文化』

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尾上正人 @9w9w9w92

「もっとも古いとされるイヌの骨はシリア・ドゥアラ洞窟にあるネアンデルタール人の住居遺跡(約3万5000年前)から発掘されたもので、小型のオオカミに似た下顎骨が発見されている」27頁

2019-06-03 14:06:06
尾上正人 @9w9w9w92

「ヒトとイヌにおける収束進化の可能性…同じようなコミュニケーション能力をもつことでお互いの生存が優位に働いたのであろうか。あるいはイヌがヒトと上手にコミュニケーションをとることが、イヌの進化において強い拘束要因となり、コミュニケーションをとりにくい個体が淘汰された可能性もある28-9

2019-06-03 14:13:38
尾上正人 @9w9w9w92

「イヌはヒトとのコミュニケーションにおいては、チンパンジーよりも高い課題達成能力を示すが、他の学習能力や問題解決能力ではやはりチンパンジーよりも劣る。…イヌの能力はヒトとのコミュニケーションに特化している可能性が伺える」29-30頁

2019-06-03 14:31:10
尾上正人 @9w9w9w92

「『なんの役にも立たずにかわいがられるだけのイヌ』というのは、16世紀には確実に存在していたらしい。スイスの偉大な博物学者コンラート・ゲスナーも記述を残している。そのようなイヌは、じつは古代から存在していて、マルタ島のイヌ、つまりマルチーズがそれだったという」48頁

2019-06-03 15:14:54
尾上正人 @9w9w9w92

「ネコが悪魔のイメージから解放され、より多くの人々にかわいがられるようになるのは、18世紀の啓蒙時代以降である。それは、ネコが実用的に必要とされなくなる時代でもある。ここで初めて、ネコの家畜動物としての美質が、おおっぴらに認められるようになる」51頁 そんなに簡単に断言できるのかねえ

2019-06-03 15:21:48
尾上正人 @9w9w9w92

「[ジャクリーヌ]アマによれば、古代ローマ人に認識されていた動物の『個性』というものが、その後、何百年ものあいだ忘れられて、デカルト…の『動物機械論』に行き着くのだという」52頁 そしてかのジェーン・グドールが20世紀に動物の「個性」を再発見!…って、そんな単純に色分けできるもんかw

2019-06-03 15:28:30
尾上正人 @9w9w9w92

「1990年代に日本人のペットに対する意識が大きく変化した。犬登録数(純粋犬種の犬籍登録)、犬用ペットフードの流通量、ペット関連支出額のいずれもが、この時期に増加している…動物病院の数も急激に増加している」77-8頁

2019-06-04 13:38:58
尾上正人 @9w9w9w92

「スーザン・P. コーエンは、『現代のアメリカ文化において、仕事仲間や宗教的グループ、また生物学的な関係を共有しないものにまで親密な感情を伝えるために「家族」という言葉を使っている…』と述べています」122頁

2019-06-05 04:01:26
尾上正人 @9w9w9w92

「獣医師をはじめ、人と動物に関する学術分野の研究者たちは、人との長い歴史を共に暮らしてきた身近な動物で人間の強い愛着の対象となる動物や人間の生活を支え仲間となる動物を…コンパニオンアニマルと呼び、ペットという言葉を用いないように努めています」123頁

2019-06-05 04:04:12
尾上正人 @9w9w9w92

「実は『アニマル・セラピー』は日本における造語であり、AAA(Animal Assisted Activity=動物介在活動)とAAT(Animal Assisted Therapy=動物介在療法)を包括したもので、両者は区分しなくてはならない」204頁 CADとCAMみたいだ(笑)

2019-06-05 15:33:21
尾上正人 @9w9w9w92

「性犯罪者は、その対象として動物への性行為に手を染めることがある…被性的虐待者が動物への不適切な性的行為(動物の性器を触るから、獣姦まで)を行うことがある…また、最近の研究では青少年期の獣姦が対人暴力とリンクしていることも判明してきている」219頁

2019-06-05 16:13:41
尾上正人 @9w9w9w92

「酢酸[ヒトの1億倍]に次いで、吉草酸を嗅ぎ分ける能力は、人の170万倍、アンモニアは100万倍であり、この3つの臭い分子を嗅ぎ分ける能力は他に比べて圧倒的に近い。実はこの3つの分子は、人の体臭の主成分であり、犬の嗅覚は人の臭いを嗅ぎ分けるために発達した能力と考えることができる」253頁

2019-06-05 16:40:25
尾上正人 @9w9w9w92

「聴力は犬より猫の方が優れている。ネズミ捕りを生業としてきた猫はネズミの位置を的確に把握することができる」255頁

2019-06-05 16:43:32
尾上正人 @9w9w9w92

「犬種により眼の位置が大きく異なり、視野に顕著な差がみられる。広い視野をもつ犬種は概して臆病である」255頁

2019-06-05 16:46:51
尾上正人 @9w9w9w92

「[赤色が見えない]視力の欠陥は、人との関係において、決してマイナスにはならないようである。…犬は人をじっと見ることが多い。実は、この犬の人への注視が人とのより良い関係に不可欠であるとの新発見がある」256頁

2019-06-05 16:49:54
尾上正人 @9w9w9w92

@murakusai01 はい、そのようなことが書いてあります。もちろん草を食べるようになるという意味ではなく

2019-06-05 16:54:36
尾上正人 @9w9w9w92

「ペットの持つ癒しの効果とは、副交感神経の活性化である」260頁

2019-06-05 16:56:44
尾上正人 @9w9w9w92

「イギリス・ワーウィック大学」→ウォリック(Warwick)大学の間違い。261頁 イギリスの地名の読みは日本の関西並みにムズい(笑)

2019-06-05 17:00:32
尾上正人 @9w9w9w92

「フローレンス・ナイチンゲールは『特に長期にわたる慢性疾患を抱えている患者にとって、小さなペットはたいへん良いコンパニオンになる…』と述べ、戦場で身も心もボロボロになった兵士が、限りない愛情を示してくれる犬と親しくなることによって心のバランスを取り戻したと報告をした」275頁

2019-06-05 17:09:23
尾上正人 @9w9w9w92

Turner, Dennis C. and Patrick Bateson(eds.) (2000) The Domestic Cat: The Biology of Its Behaviour, 2nd edn, Cambridge University Press. =2006 森裕司監修/武部正美・加隈良枝訳『ドメスティック・キャットーーその行動の生物学』チクサン出版社

2019-06-05 19:14:21
尾上正人 @9w9w9w92

「猫の性格に関しては、それぞれの猫が持つ遺伝子ならびにその猫の経験のいずれもが影響を及ぼしているが、遺伝子が表現型としてあらわれる過程では、とくに生後初期に遭遇した状況が決定的な影響を与えるものと思われる」21頁

2019-06-06 06:18:58
尾上正人 @9w9w9w92

「ライオンとイエネコという社会性を持つ二つのネコ科動物の間には、きわめて高い類似性のあることがわかった。イエネコの群居性に差が認められることは確かであるが、一般に考えられている以上に、彼らには群居性がある」22頁

2019-06-06 06:22:10
尾上正人 @9w9w9w92

「母猫の乳首がどちらの方向にあるかを探す場合に中心的役割を果たすのは嗅覚であり、嗅覚は生まれた時点で存在しているが、およそ3週齢までに完全に発達する」28頁 ヒトの赤ん坊も嗅覚で探し当てるんだっけ?

2019-06-06 09:24:15
尾上正人 @9w9w9w92

「開眼の時期に影響を及ぼすあらゆる要因のうち、もっとも大きな変動をもたらすものの一つが父性[父ネコの特徴]であり、遺伝的影響が強く示唆されている」31頁

2019-06-06 09:33:01
尾上正人 @9w9w9w92

「初期の段階でハンドリングを受けることによって[子ネコの]恐怖心が全般に減少するということがわかった」32頁

2019-06-06 10:01:10
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