「なぜ人類はこの時まで気づかなかったんだ」系の技術

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リンク Wikipedia 瓶詰 瓶詰(びんづめ)とは、野菜や果物などの食品を、塩水、酢、油、酒等による調味液とともにガラス等を材質とする容器に封入したもの。もしくはそれを詰める行為のこと。 基本的に瓶詰めに用いられる容器(瓶)の形は円柱形で、液体を入れる種類の瓶よりも高さが低い。形は四角柱など角柱の場合もある。中に液体を入れる瓶とは異なり食品を封入するため、封入しやすく、そして中身を取り出しやすいように口が大きい。現在見られる瓶詰めでは、密閉する蓋を取り付ける必要から、容器の部分がどんな形をしていても、口の部分は円形である。これは蓋をね 3 users 3
Rootport🧬 @rootport

18世紀末、フランスの菓子職人二コラ・アペールは「瓶詰め食品を煮沸すると中身が腐らない」ことを発見した。パスツールが、腐敗原因が微生物であると確認する半世紀以上前のことだ。これも歴史上よくある「なぜ人類はこの時まで気づかなかったんだ」系の技術だろう。密閉容器は古代からあったのに。

2019-10-19 19:21:47
リンク Wikipedia パスチャライゼーション パスチャライゼーション(英: pasteurization)とは、食品等の加熱殺菌法のうちで、摂氏100度以下の温度で行う方法をいう。1866年に微生物学の祖であるルイ・パスツールとクロード・ベルナールによって、ワインの殺菌法として最初に導入されたことからパスツールの名をとって命名されている。のちに導入された高温殺菌法(摂氏100度以上で行う)と対比して、低温殺菌法(ていおんさっきんほう)とも呼ばれる。この方法をパストリゼーションと表現する場合もある。 パスチャライゼーションは、微生物を完全に死滅させるこ 5 users 10
野田篤司 @madnoda

@rootport センメルヴェイス・イグナーツは、出産を助ける前に、助産婦は手を洗い、医師は手を洗わない事で、その後の母子共の生存率が大きく左右される事に気付き、産婦人科医に手を洗う事を勧めた しかし、逆に医師の反感を受け不遇の最期となる パスツールが病気の原因が細菌である事を発見したのは、彼の死後

2019-10-22 06:10:22
Yamanami @yamanamitakeshi

@madnoda @rootport レーウェンフックの微生物発見が1674年。 センメルヴェイスの『産褥熱の病理、概要と予防法"』が 1847年、不遇の内に亡くなるのが1865年。 ルイ・バスツールの低温殺菌法が1866年。 ジョゼフ・リスターの『 Antiseptic Principle of the Practice of Surgery』が1867年。 哀しい話ではあります。

2019-10-22 07:17:20
Rootport🧬 @rootport

パスツール以前に低温殺菌を行った例では、日本酒の「火入れ」が挙げられる。出荷前に容器を低温殺菌することで発酵が止まり、長持ちすることを日本人は発見していた。日本酒の火入れは1560年頃から行われていたらしい(via Wikipedia)。しかし、日本人はその技術をお酒以外のものに応用しなかった。

2019-10-20 10:00:35
BAJA野郎 @b27e66

@rootport @obenkyounuma 醤油は生醤油だったのでしょうか?

2019-10-21 20:50:32
Rootport🧬 @rootport

@b27e66 @obenkyounuma 素晴らしいご視点ですね!パッと調べた感じだと、醤油でも伝統的な製法として「火入れ」があったようです。いつ頃から行われていたのか、もう少し調べてみます。ご指摘ありがとうございました!

2019-10-21 20:57:00
hidetanaka42 @hidetanaka42

@rootport @b27e66 @obenkyounuma 横から失礼します。 国産ビールの製造。 初初期は製造技術、ノウハウもないため、清酒の製造・発酵技術を使っています。当初から、火入れしたラガーと聞きます。 失礼しました。

2019-10-22 08:39:00
リンク Wikipedia ボタン (服飾) ボタン(ポルトガル語: botão、英語: button、釦、鈕)とは、衣服、鞄、靴などに止め具として使用される服飾物である。語源はポルトガル語 botão が最も有力な説とされる。多くは実用性と装飾を兼ねるが、もっぱら装飾目的の「飾りボタン」もある。 日本は服飾用ボタン生産量で世界第3位である(テレビ東京『世界を変える100人の日本人』より)。 これらの素材を複数組み合わせて製作されるボタンもある。高級な素材を使っているからだけでなく、芸術性の高いデザインやアンティーク的な価値から高額で販売されるボタン 1 user
Rootport🧬 @rootport

似たような例は、衣服用の「ボタン」だ。1230年代のドイツで発明されるまで、ヨーロッパ人はボタンのついた衣服を着ていなかった。

2019-10-19 19:25:27
リンク Wikipedia 洗濯板 洗濯板(せんたくいた、英語: washboard)とは、洗濯のために用いられる波状(鋸状、三角状)の刻みを多数付けた板状の道具。 1797年にヨーロッパで発明された。ただし、このような構造を持つ道具は中国発祥のものとする説もある。 19世紀後半から20世紀の前半にかけてアメリカでは中国式の洗濯板が広く利用されたといわれている。日本では近代になるまでたらいなどを用いた手洗い、手もみ、足もみなどが一般的な洗濯の方法で洗濯板のようなものは見られなかった。日本へは欧米を通して移入されたが洗濯板を用いた洗濯が一般的 3 users 83
Rootport🧬 @rootport

@unlimited1945 情報ありがとうございます!めちゃくちゃ最近で驚きました!

2019-10-19 22:57:50
tawalar @unlimited1945

@rootport 製造技術的には古代ギリシャとかでも作れそうなんですが

2019-10-19 23:00:32
Rootport🧬 @rootport

@unlimited1945 ですよねぇ…。コロンブスの卵とはこのことか……。

2019-10-19 23:23:47
夕雲 Эскадренный миноносец @unnamedcomrade

@rootport @unlimited1945 洗濯板って1797年の発明なんですね…。 「洗濯を広範囲の人がそれなりの頻度にする様になった」のがブルジョワが台頭した時代だったから、という事が背景なんでしょうかね?

2019-10-20 12:14:12
Rootport🧬 @rootport

@unnamedcomrade @unlimited1945 繊維や布、洗剤の進歩とも関係がありそうな気がしますー!!

2019-10-20 12:17:28
Nori(情報ブロイラー) @bgnori

@unnamedcomrade @rootport @unlimited1945 洗濯のための人を雇える人たちだけが洗濯していた状況から、石鹸が安くなって個人でも洗うようになった為かもしれませんね。 twitter.com/bgnori/status/…

2019-10-21 12:45:31
Nori @bgnori

「このようにしてソーダが安く大量に作られるようになると、石鹸の製造コストも下がって安く買えるようになります。そうなると庶民も気軽に石鹸を使いはじめ、衛生状態が良くなってゆきました。」

2019-10-21 12:42:44
リンク Wikipedia 缶切り 缶切り(かんきり)とは、缶詰の蓋を切断しながら開封するために用いる道具である。 1810年、イギリスのピーター・デュラントが、軍用の保存食として画期的な缶詰を発明した。しかし缶詰を容易に開ける手段までは発明した本人も考えていなかった。そのため缶詰は、ハンマーとのみで叩いて開けるか、道具がない戦地では銃剣やナイフを缶に突き立てて無理やりこじ開けたり、銃で撃ち飛ばして開封されていた。しかし、この方法は銃剣が破損したり中身が飛散したりし、あまりにも不便であった。そのため缶を開く道具が工夫され、缶詰の発明から数十 8 users 59
神名龍子📘『トランスジェンダーの原理』 @LyukoJinNa

@rootport 「缶詰」が発明されてから「缶切り」が発明されるまで、半世紀近くかかったという話がとても不思議に思いました。

2019-10-20 01:55:38
神名龍子📘『トランスジェンダーの原理』 @LyukoJinNa

地味に伸びてるので、ちょっと調べてみました。 缶詰の発明:1810年 缶切の発明:1858年(48年後!)

2019-10-21 17:24:45
リンク Wikipedia 転炉 転炉(てんろ、converter)は、製鉄所等の設備の1つで鉄や銅などの金属精錬専用の炉である。 回転できる炉だから「転炉」というのは本来の意味ではなく、銑鉄を鋼に転換する炉、つまり「転換炉」(converter)に由来している。転炉による精錬法の発明者の1人のヘンリー・ベッセマー(Henry Bessemer, 1813-1898)が使い始めた言葉である。 製鋼用転炉は製鉄所、特に鉄鉱石を溶解して銑鉄を作る高炉工程、銑鉄を処理して鋼鉄にする転炉工程、できた鋼鉄を最終製品の鋼板や鋼材にする圧延工程からなる 6 users 4
TFR_BIGMOSA(首輪付きの大猫、地球長期滞在者) @TFR_BIGMOSA

twitter.com/rootport/statu… 転炉も「人類はなぜ気付かなかった」のひとつかもしれない。以前にも呟いたが「銑鉄が空気中で高温に晒されて鋼になる」現象にベッセマーが気づく前に、無数の職人が同じ現象を見たはずなのだ。

2019-10-20 23:20:41