18世紀末、フランスの菓子職人二コラ・アペールは「瓶詰め食品を煮沸すると中身が腐らない」ことを発見した。パスツールが、腐敗原因が微生物であると確認する半世紀以上前のことだ。これも歴史上よくある「なぜ人類はこの時まで気づかなかったんだ」系の技術だろう。密閉容器は古代からあったのに。
2019-10-19 19:21:47@rootport センメルヴェイス・イグナーツは、出産を助ける前に、助産婦は手を洗い、医師は手を洗わない事で、その後の母子共の生存率が大きく左右される事に気付き、産婦人科医に手を洗う事を勧めた しかし、逆に医師の反感を受け不遇の最期となる パスツールが病気の原因が細菌である事を発見したのは、彼の死後
2019-10-22 06:10:22@madnoda @rootport レーウェンフックの微生物発見が1674年。 センメルヴェイスの『産褥熱の病理、概要と予防法"』が 1847年、不遇の内に亡くなるのが1865年。 ルイ・バスツールの低温殺菌法が1866年。 ジョゼフ・リスターの『 Antiseptic Principle of the Practice of Surgery』が1867年。 哀しい話ではあります。
2019-10-22 07:17:20パスツール以前に低温殺菌を行った例では、日本酒の「火入れ」が挙げられる。出荷前に容器を低温殺菌することで発酵が止まり、長持ちすることを日本人は発見していた。日本酒の火入れは1560年頃から行われていたらしい(via Wikipedia)。しかし、日本人はその技術をお酒以外のものに応用しなかった。
2019-10-20 10:00:35@b27e66 @obenkyounuma 素晴らしいご視点ですね!パッと調べた感じだと、醤油でも伝統的な製法として「火入れ」があったようです。いつ頃から行われていたのか、もう少し調べてみます。ご指摘ありがとうございました!
2019-10-21 20:57:00@rootport @b27e66 @obenkyounuma 横から失礼します。 国産ビールの製造。 初初期は製造技術、ノウハウもないため、清酒の製造・発酵技術を使っています。当初から、火入れしたラガーと聞きます。 失礼しました。
2019-10-22 08:39:00似たような例は、衣服用の「ボタン」だ。1230年代のドイツで発明されるまで、ヨーロッパ人はボタンのついた衣服を着ていなかった。
2019-10-19 19:25:27@rootport @unlimited1945 洗濯板って1797年の発明なんですね…。 「洗濯を広範囲の人がそれなりの頻度にする様になった」のがブルジョワが台頭した時代だったから、という事が背景なんでしょうかね?
2019-10-20 12:14:12@rootport @unlimited1945 なるほど!そうですね。 あ、でも石鹸に対し、近代的な洗剤は19世紀みたいですね… live-science.com/bekkan/intro/h… live-science.com/honkan/soap/so…
2019-10-20 15:32:59@unnamedcomrade @rootport @unlimited1945 洗濯のための人を雇える人たちだけが洗濯していた状況から、石鹸が安くなって個人でも洗うようになった為かもしれませんね。 twitter.com/bgnori/status/…
2019-10-21 12:45:31「このようにしてソーダが安く大量に作られるようになると、石鹸の製造コストも下がって安く買えるようになります。そうなると庶民も気軽に石鹸を使いはじめ、衛生状態が良くなってゆきました。」
2019-10-21 12:42:44@rootport 「缶詰」が発明されてから「缶切り」が発明されるまで、半世紀近くかかったという話がとても不思議に思いました。
2019-10-20 01:55:38地味に伸びてるので、ちょっと調べてみました。 缶詰の発明:1810年 缶切の発明:1858年(48年後!)
2019-10-21 17:24:45twitter.com/rootport/statu… 転炉も「人類はなぜ気付かなかった」のひとつかもしれない。以前にも呟いたが「銑鉄が空気中で高温に晒されて鋼になる」現象にベッセマーが気づく前に、無数の職人が同じ現象を見たはずなのだ。
2019-10-20 23:20:41