ベストエロゲー投票クリエイター別感想紹介 第13回：葉山こよーて編

よろづ集計人＠ベストエロゲー投票2023カウントダウン放送局配信中 @besterogeyorodu

第13回のクリエイターは葉山こよーて氏です。 同人サークル・れいんどっぐで活動した後、商業化してインレのメインライターとして活躍。 エロゲ界でも一二を争う時代劇オタクであり、その膨大な知識を活かして再解釈したものをエロゲに落とし込むという唯一無二のライターです。

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エロゲ界では比較的若手ながら、現役トップクラスの筆力と知識量を持つ、10年代のエロゲを語る上では外せないライターの一人。 早速、氏の関わった作品の感想を見ていきましょう。

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僕はキミだけを見つめる-I gaze at only you-（れいんどっぐ/06年67位） 同人らしく荒削りな所も多いし、ボディーガード周りの描写のリアリティと説得力の無さは痛いが、根本となるボーイミーツガールのシナリオ、－少年と少女の出会い、そして心情の移り変わりーは過不足なく丁寧に描かれていた。 pic.twitter.com/LsIKhwIO65

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酷いタイミングでスタッフロールが流れ出した時にはどうしようかと思ったが、ラストは綺麗に(綺麗すぎるきらいはあるが)まとめてくれて、気持ちよく終われたのも良かった。

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ChuSingura 46+1 -忠臣蔵46+1- 假名手本忠臣蔵編（れいんどっぐ/11年129位） 夏コミで発売された同人作品。名前の通り、忠臣蔵の女体化版。 しかし、シナリオはサークル過去作がPSPに移植されていることだけあって、商業クラス。 pic.twitter.com/lccJlvrh0W

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史実を忠実に再現しつつも、笑いあり、燃えありと独自の視点で物語を構成している。 是非とも埋もれて欲しくない作品。

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ChuSingura 46+1 -忠臣蔵46+1- 江戸急進派編（れいんどっぐ/11年59位） 仮名手本忠臣蔵編の続編。シナリオは相変わらず、鉄板。 それに加えて、演出もパワーアップしており特に討ち入りシーンなどはオルタを彷彿とさせるほど。 pic.twitter.com/pC33h5Md3R

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ChuSinGura46+1 -忠臣蔵46+1-（インレ/13年2位） 同人で出した3章に新作2章とおまけ少々を加えて一つにした製品。 近年では珍しいくらい「魂」を感じさせる渾身の一作。物語ももちろん熱いが、伝わってくる製作者の熱意も相当なものだった。 pic.twitter.com/SNBad2A8uV

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テキトーにカワイイ絵柄のおっぱい出してイチャコラさせとけばいいんだろ的考えの商業メーカーの中の人は、 5回くらいタイムスリップしてご城代と共に仇討ちしてくるべきである。

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4、5章がちょっとレベル落ちるとはいえ、それでもシナリオゲーとしては1番の作品。 あと、無駄な（ほめ言葉）立ち絵が多くて楽しかった。

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・プレイ前「どうせアレだろ？よくある『歴史に名を残すと大変だな…』系の作品だろ？」…とか考えててすいませんでした。いや普通に面白ぇよこれ。 元々同人で分割発売されていたものに追加シナリオ(と言うか後半部分)を加えた忠臣蔵+ループもの作品。

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同人上がり故の癖のあるグラフィックに、後半シナリオのヒロインの扱いの悪さ、ラスボスのポッと出感、最終章のダイジェストっぷりや戦闘描写の雑さ、…等荒削りな部分はあるもののそれを補って余りあるほどシナリオの吸引力が高く、読めば読むほどどんどんど引き込まれていく不思議な魅力がある。

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特に伏線回収に関しては非常に丁寧で「あの時あのキャラは何故あの行動を取ったのか」と言う謎がどんどん 解明されていくのは、ループものである点を上手く活用している。

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また前述のとおり癖こそあるものの、立ち絵のバリエーションの豊富さは目を見張るものがあり、これらを活用した日常や戦闘シーンの掛け合い等はなかなかのものがある。…テキスト？なんかやたらと「はぁ…はぁ…」を連発していたような気が…。

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ともあれ欠点こそ多いものの、全体的に見るとハイレベルで仕上がっていると思います。余談ですがFD出るようなので期待してます。 あと誰でもいいので猿………なんとかさんの存在を忘れないであげてください

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・2013年マイベストエロゲ。この年はこの作品をやれただけでもいい年だったと思います。 歴史女体化作品は大コケのレッテルが貼られてる事が多いわけですが、この作品が払拭してくれた。

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シナリオももちろん素晴らしいのですが、何より史実の内容をあまり知らない人間にもわかりやすく書いているライターのセンスはすごい。 ありきたりな戦国時代などではなく、題材としては稀な忠臣蔵にスポットを当てたうえでこれだけのものを書ききったインレには賛辞を送りたいです。

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・2013年ではダントツであった作品。 まず素晴らしかったのがシナリオ面。 ループものなので同じ時系列を何度も繰り返すことになるのですが，各章ごとに異なる展開が繰り広げられ，またそれぞれ盛り上がる部分が随所に見られました。

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そのおかげで，非常に長いプレイ時間の割に途中でだれるということが全くありませんでした。 追加された4章以降の評価が芳しくないように見受けられますが，個人的には3章までとは異なる解釈から赤穂浪士を捉えた4章も大好きです。 この4章を組み込んだことに，忠臣蔵に対する製作陣の愛を感じます。

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これに加えて，本作はグラフィック面が秀逸であったように思います。 といっても，特に作画が素晴らしいだとか，塗りが綺麗だとかではなく，演出という意味で非常に優れていたと思います。

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戦闘シーンで立ち絵を効果的に動かし，また，大量の一枚絵を挿入することにより，臨場感がひしひしと伝わってきました。 日常シーンでは，本当に小さな一コマにも専用の立ち絵パターンを用意されていて，非常に楽しく読み進めることが出来ました。

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総じて，随所から製作陣の「魂」が伝わってくるような作品でした。文句なしの2013年ナンバー1作品です。

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・12月の日本の風物詩のひとつの忠臣蔵がまさかエロゲになる日が来るなんて想像もしてなかった。 昔は12月14日になると時代劇としての忠臣蔵がよく放送されており、

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特に89年のTVドラマで12時間かけてやっていた「大忠臣蔵」が好きだった自分には 正直、エロゲで忠臣蔵は無理っていうか、４７士を女体化する段階でもう色々と有り得ないだろ…と思っていたのは否定しない。

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でも恋姫無双とか戦極姫とかやってみて、まぁ…これはこれで…？と思えるシリーズもあったことだし、と思って年の瀬に思いきってやってみると、これが思ったより良かった。正直やらず嫌いで舐めてたのを反省した。