文法の規範性について - そして/あるいは、言語学者はなにを研究しているのか。

西阪 仰 御大のエッセイ「プラクティスとしての文法」(2001)をめぐって。 http://www.meijigakuin.ac.jp/~aug/frs_gr.html  #まぁその。これ「エッセイ」なんでひとつ。 ・続きはこちら: リストその2 http://togetter.com/li/15025 続きを読む
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shokou5 @shokou5

自然法則については ゆるふわモテ形而上学読書会で ぼくも あつかいました. Schaffer は 必然性は 単なる 規則性に すぎないと 主張するのに対し,因果的で 法則的な 必然性は たんなる 規則性以上の もの,というのが Carroll の 主張でした. #Lgrammar

2010-04-17 18:16:20
はやし @t_hayashi

@shokou5 西阪さんの「比喩」がそのようなものであるとするなら、それに比して語られる文法規則についても、いくつかの文法規則を比べたとき、そこに唯一絶対の the truth はなく、どういう規則を説明の方図として採用するかは規約の問題にすぎない。

2010-04-17 18:22:00
はやし @t_hayashi

@shokou5 そんなことを言っているように感じられました。

2010-04-17 18:22:14
KOMIYA Tomone @frroots

先ほどもつぶやきましたが、at_akadaさんのまとめには異論があります。RT @at_akada 西阪さんの議論は書き出すとこんな感じかなあ #Lgrammar

2010-04-17 19:23:27
KOMIYA Tomone @frroots

頻度云々は機能言語学者に向けられているだけなので、西阪さんの主張の骨子は次のようなものだと思います #Lgrammar

2010-04-17 19:24:37
KOMIYA Tomone @frroots

1)文法は規範的である。2)「頻度」は事実的概念である。3)「因果」は事実的概念である。4)規範的なものを事実的概念によってあきらかにすることはできない。5)「頻度」や「因果」によって文法をあきらかにすることはできない

2010-04-17 19:27:52
KOMIYA Tomone @frroots

6)機能言語学は文法を頻度によって扱う。7)チョムスキアンは文法を因果的に扱う。8)どちらも文法をあきらかにすることはできない

2010-04-17 19:28:07
KOMIYA Tomone @frroots

つまり、機能言語学者とチョムスキアンそれぞれに批判が向けられているのであって、因果性と頻度が結びつけられているわけではないと思います。 #Lgrammar

2010-04-17 19:30:24
at_akada @at_akada

よく読み直したら、たしかにそう読んでもおかしくないですね。この場合、「頻度の人」「因果の人」「規範の人」という3陣営になるわけですか。 QT: @friendsroots つまり、機能言語学者とチョムスキアンそれぞれに批判が向けられているのであって... #Lgrammar

2010-04-17 20:08:56
Wataru Uegaki / 上垣 渉 @wataruu

おそらく「頻度」対「神経系」なんてのは異なる言語理論間の対立を鮮明にするためにでっちあげられた架空の主張で、現実にはほとんどの言語学者は文法を事実的概念に還元しようとなんかしてないと思うんだけどなあ。#Lgrammar

2010-04-17 19:39:53
Wataru Uegaki / 上垣 渉 @wataruu

"competence"でも"I-Language"でもなんでもいいんだけど、そういったことばで表されるような、言語学者がみようとしてる文法は結局、ある種の理想化がなされた規約であると考えて矛盾はないと思うんだけど。#Lgrammar

2010-04-17 19:44:58
Wataru Uegaki / 上垣 渉 @wataruu

その理想化を正当化する際に、ときとして特定の言語理論は事実的な概念をもちだすこともあると思うけど、必ずしもなんらかの事実的な説明をしないと言語学者の理想化ができないとは僕は思わない。#Lgrammar

2010-04-17 19:48:37
Wataru Uegaki / 上垣 渉 @wataruu

おそらくほとんどの言語学者は、以前も議論されていた「直観」というbruteなものにたよって理想化をほどこした文法をみようとしていると思う。#Lgrammar

2010-04-17 20:01:51
Wataru Uegaki / 上垣 渉 @wataruu

その「直観」の性格は問われてもいいと思うけど、(繰り返しになるけど)その背景に必ずしも事実的な説明が必要だとは思わない。以上のことはまあ個人的な信条みたいなものが入ってるかもしれないから賛同がえられるかは分からないけど。#Lgrammar

2010-04-17 20:07:11
shokou5 @shokou5

.@t_hayashi さん,規約主義のご解説ありがとうございました.実際,あたえられた一次言語データに対して記述的に妥当な文法は複数存在しうるわけですが,生成文法の場合,そこに制約をかけて説明的妥当性のある文法を選択をしていくのだと思います. #Lgrammar

2010-04-17 19:51:22
at_akada @at_akada

I-Languageって何だかわからないので、これを読むことにしよう。http://d.hatena.ne.jp/optical_frog/20090916/p1 #Lgrammer

2010-04-17 19:58:45
shokou5 @shokou5

しかし,それらで 想定されているのは 因果的な ものでしょう?直観を もたらすような. RT @wataruu: "competence"でも"I-Language"でも [...] 言語学者がみようとしてる文法は結局、ある種の理想化がなされた規約である... #Lgrammar

2010-04-17 20:22:51
Wataru Uegaki / 上垣 渉 @wataruu

そこが論点になりそうですね RT @shokou5 しかし,それらで 想定されているのは 因果的な ものでしょう?直観を もたらすような. RT @wataruu: 言語学者がみようとしてる文法は結局、ある種の理想化がなされた規約である... #Lgrammar

2010-04-17 23:43:21
shokou5 @shokou5

@wataruu やはり 論点は 因果性ですね. @wataruu さんや その他の 言語学者のかたが どうかは 別として チョムスキーは はっきり 因果的なものを 想定しているように おもいますが どうでしょう? #Lgrammar

2010-04-18 00:19:22
@kksr2

@wataruu いきなりすいません、「頻度」対「神経系」って何ですか?

2010-04-17 20:07:21
Wataru Uegaki / 上垣 渉 @wataruu

@kksr2 http://togetter.com/li/14694 の議論における、ことなる言語理論の対立点をあらわしたものです。@friendsroots さんのまとめでの表現を用いました。

2010-04-17 20:21:33
@kksr2

@wataruu 「頻度」と「神経系」が対立しているようには思えませんが・・・ま、いっか。でも面白い議論ですね。

2010-04-17 20:53:09
@kksr2

「文法が、神経系に埋め込まれたものと考えることはナンセンスだ」ですか、はぁ、言いたいことは良くわかりますけど。じゃあ文とか語のレベルではOKなんですかね?#Lgrammar

2010-04-17 21:01:28
@kksr2

数学における定理が規約によるとして、じゃあ、物理法則も規約によるのだろうか?物理法則の表現は規約によるけど、物理法則は規約によらない、、あるいは物理法則の存在自体が規約によっている、、等々

2010-04-17 21:13:19
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