2020-04-05のまとめ
[PDF] 中国国家資本主義に対峙する米国株式資本主義の隆盛 武者 陵司 / camri.or.jp/files/libs/144…
2020-04-05 22:21:04NYダウは2009年3月の6,547ドルから2020年1月28,256ドルへと4.3倍、年率14%の上昇を遂げた。トランプ大統領が当選して以降の3年3か月(38か月)でみても1.58倍、やはり年率15.5%の上昇である。
2020-04-05 22:21:082009年4Qリーマンショック後のボトムでは49兆ドルに落ち込んでいた米国家計純資産は、2019年2Qには113兆ドルへと10年間で64兆ドル(米国GDPの3倍)も増加したが、そのうち年金資産は10兆ドルから27兆ドルへと著増し、年金財政を大きく支えている
2020-04-05 22:21:10日米金融資産ポートフォリオ比較(除く年金・保険準備金) pic.twitter.com/ObzMlkCQvl
2020-04-05 22:21:10米国家計の現金収入は賃金7割、資産所得3割となっており、米国家計の旺盛な消費は株高を軸とした資産価格上昇によって支えられている
2020-04-05 22:21:11過去4年間(2015~2018年)に米国企業(非金融)は4.09兆ドルの税引き利益を計上したが、4.24兆ドルとその100%以上を株主に還元した。内配当2.29兆ドル、自社株買い1.95兆ドルとなっている。この自社株買いが米国においては、唯一最大の株式買い主体となっている。
2020-04-05 22:22:542009年以降の主体別累積株式投資額を見ると、家計、年金、保険等国内投資家は全て売り越しであり、唯一の買い主体は企業の自社株買いなのである。
2020-04-05 22:22:56米国でも資本余剰の大半は国債投資へ(米国債の投資主体別保有比率) pic.twitter.com/hwrD757bNI
2020-04-05 22:22:572015年以降のテーパリングでFRB及び外国人が米国国債を売る中で、一手に買い続けてきたのは米国国内投資家(家計・銀行・機関投資家)だったのである。
2020-04-05 22:22:57日米欧企業のNet debt to Equity レシオ pic.twitter.com/bLC9fxO9aR
2020-04-05 22:22:58(´ω`;) 米国企業は、内部留保を吐き出し自社株買いを実施し、それが株式需給の好転とROEの上昇につながって株価が上昇する、という戦略である。
2020-04-05 22:22:59今米国、英国を除くほとんどの先進国金利はゼロになった。また企業の借り入れ需要は大きく減少している。銀行システムによる融資拡大という信用創造システムはほとんど機能しなくなっている。それに代わって購買力創造を果たし始めたものが主に資産価格(特に株価)である。
2020-04-05 22:25:14(。 ・ω・)フム 今インフレが起きず、デフレのリスクが世界的に優勢なのは、技術革新による供給力の増大が、需要を上回っている(=相対的需要不足)ため、と考えるほかはない。
2020-04-05 22:25:16米国の現状は200%と史上最高水準にあり、1989年末バブルピーク時の日本の148%を3割以上も上回っている。
2020-04-05 22:25:172009年のリーマンショック以降債務倍率がほぼ2.5倍で横ばいである一方、株式時価総額倍率が大きく上昇し、両者が拮抗しつつあることが分かる。日本と比較すると債務倍率はほぼ同等だが、株式倍率が日本のほぼ2倍となっている。
2020-04-05 22:25:19主要国における株式評価の推移(PBR, PER) pic.twitter.com/GoQBOBXfIS
2020-04-05 22:25:20米国のバリュエーションは突出して高い。特にPBRは日本の1.2倍、独・仏・英の1.7倍に対して、3.6倍と突出している。これらから米国株式がバブルと断定したくなる
2020-04-05 22:25:21