第8回「明日の教室」藤川教授による実況ツィート

第8回「明日の教室」千葉大、藤川教授による実況ツィート 講師はNHK「ためしてガッテン」ディレクター、北折一氏 講座テーマ: 「わかりやすさだけを目指していてはダメなわけ     ~ガッテン流!演出家的授業発想法のススメ~」  続きを読む
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藤川大祐 @daisukef

北折:編集室を大切にしている。ポストイットを使う(ペタ紙と呼んでいる)。人はいったん作ったストーリーを組み替えるのが難しい。ポストペットであれば、容易に組み替えられる。 #askt8

2011-07-02 14:09:51
藤川大祐 @daisukef

北折:全く同じ情報でも、提示のしかたを少し変えるだけで、見たくなかったものも見たくなってしまう。そういうことばかり考える。 #askt8

2011-07-02 14:13:24
藤川大祐 @daisukef

北折:受け手の心理状況にうまく合わせるのは難しい。受け手の心理状況をうまくコントロールするように、構成を熟考して発信すべきである。 #askt8

2011-07-02 14:14:02
藤川大祐 @daisukef

北折:人は一人ずつ受け取り方が違う。コントロールしようとしなければ、なかなかうまく伝わらない。 #askt8

2011-07-02 14:14:29
藤川大祐 @daisukef

北折:ためしてガッテンの「黄金レシピ」である「デモジャー方式」。たとえば、チャーハンのおいしそうな画を見せる、そして「でも」をぶつける。でも家でやるとうまくいかない。「じゃあ」どうするかと進む。 #askt8

2011-07-02 14:15:50
藤川大祐 @daisukef

北折:「デモジャー方式」は2~3年くらい続けばと思っていたら、15年くらい続いた。最近では頻度を落としてはいる。 #askt8

2011-07-02 14:16:41
藤川大祐 @daisukef

北折:4つの「感」が重要。第一に、共感。「そうなんだよな」という感覚。思い当たるフシがあれば、自分事になり、行動変容につながる。第二に、「なんだろー感」。ちょっとしたことでよい。解決されないと気持ちが悪いので、解決するまで見てしまう。 #askt8

2011-07-02 14:18:11
藤川大祐 @daisukef

北折:第三に、納得感。共感となんだろー感を次々と繰り出すことで、納得感が得られる。「へぇ」と思う程度ではなく、納得。第四に、お得感。お得感の予感を与えておくことが大切。ネタよりも切り口が大事。 #askt8

2011-07-02 14:19:21
藤川大祐 @daisukef

北折:チャーハンで言えば、巨大なマヨネーズを置き、「マヨネーズ効果が大事です」と言う。これで、なんだろー感が引き出される。 #askt8

2011-07-02 14:20:43
藤川大祐 @daisukef

北折:チャーハンの中でもマヨネーズの場合と同様に、卵が水と油をうまく結びつけ、ふんわりパラパラになる。これで「ガッテンガッテン」となる。 #askt8

2011-07-02 14:21:38
藤川大祐 @daisukef

北折:番組中に、「チャーハン作ったら美味かった」と電話がかかってくる。ものすごい行動変容が起こったということ。 #askt8

2011-07-02 14:22:26
藤川大祐 @daisukef

北折:究極の目標は、「ついつい」。恐ろしい映像を見せて行動変容を促すことは可能だが、それではせいぜい3日しか効果がない。人間の生活の中で、ついつい行っていることは強い。だから、ついつい行動を変えたくなることを目指している。 #askt8

2011-07-02 14:25:26
藤川大祐 @daisukef

北折:最近、歯周病というテーマを扱った。基本的に面白くないテーマ。よく歯を磨きましょうという結論にしかならない。では、どうしたか。「謎の歯抜け事件」としてミステリー仕立ての話を作った。そして、ついつい「つぶ太」を退治したくなるように進める。 #askt8

2011-07-02 14:29:47
藤川大祐 @daisukef

北折:ためしてガッテンでは、禁煙を勧めない。禁煙を勧めても、面白くもない。見てもらいたい人に見てもらえなくなる。番組でお勧めしたのは「休煙」。たばこは身体に悪いということを、全く伝えない。伝えてしまうと、見たくもない番組になってしまう。 #askt8

2011-07-02 14:33:11
藤川大祐 @daisukef

北折:番組の冒頭で、たばこがやめられないのは意志のせいでなく、脳の構造上しかたがないことと述べた。こうした番組だからこそ、たばこをやめられる人が出てきた。感謝状などの手紙が多く届き、菓子折をもって九州から上京された方々もいた。 #askt8

2011-07-02 14:34:35
藤川大祐 @daisukef

北折:悪い例。食堂にあった食生活指針。「味わって食べましょう」などの言葉を、食堂で見たいかということ。他方、あるある運送会社の保健指導員さんが作った健康新聞のようなもの。人が出てきて、自分の言葉で花粉症について書いている。「ですよね」と、共感を喚起している。 #askt8

2011-07-02 14:37:45
藤川大祐 @daisukef

北折:食堂の例。本質を見誤っている。管理栄養士が自分の側の事情だけで書いてしまった。大事なことは、「へ~ぇ」と思わせること。 #askt8

2011-07-02 14:40:23
藤川大祐 @daisukef

北折:「○○の命とは」という発想は大切。たとえば、ある図書館の表示「この図書は○月○日までに必ずお返しください」い、「データ情報室長 ○藤○文44歳」とあり顔写真までついている。この紙の命は、期日を知らせることでなく、返してもらうこと。返したくなる紙。 #askt8

2011-07-02 14:42:24
藤川大祐 @daisukef

「明日の教室」東京分校。間違いなく、戦略PRの話を聞いています。今日の北折さんのお話と、再来週の千葉授業づくり研究会とを重ね合わせて聞くと、いろいろと見えてきそう。 #askt8

2011-07-02 14:44:32
藤川大祐 @daisukef

北折:番組予告のケーススタディ。予告の命は、「見なきゃ」という気持ちを起こさせることであり、内容を伝えることではない。 #askt8

2011-07-02 14:47:47
藤川大祐 @daisukef

北折:メタボ退治の例。楽しい例をいくつか出して、その上でメタボってなんだっけという話で基準等を確認する。高血糖、高血圧、中性脂肪の「ちょい悪トリオ」が2つ以上組み合わさって動脈硬化を促進するという話。 #askt8

2011-07-02 14:54:29
藤川大祐 @daisukef

北折:内臓脂肪は、単なる倉庫でなく、超善玉コレステロール「アディポネクチン」を作る工場でもある。だが。脂肪細胞が大きくなってしまうと、アディポネクチンを作らず、不良品を作り、ますます血糖値や血圧が上がる。 #askt8

2011-07-02 14:56:00
藤川大祐 @daisukef

北折:以上のメカニズムを知っていれば、メタボ対策は成功しやすい。腹囲を基準値まで下げなくてもよい。少しがんばって、アディポネクチンを作れるようにすればよい。そうすれば、血液の値が改善できる。 #askt8

2011-07-02 14:58:01
藤川大祐 @daisukef

北折:要は、まずは単なる「小デブ」に戻ること。ほんのちょっとやせると、危険なデブから小デブに戻れる。これができると、放っておいても、もっとやせることもしやすい。目安は、体重-5%。 #askt8

2011-07-02 14:59:48
藤川大祐 @daisukef

北折:そこで、「計るだけダイエット」。脳の性質を逆手にとる。前日より50gでも軽いというだけで、うれしくなる。細かく体重が量れる機械があるとよい。他方、急激にやせると生命維持のメカニズムが働くのでリバウンドするのは当然。50gでも1ヶ月で1.5kg。 #askt8

2011-07-02 15:02:47
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