出版業界がこの先生きのこるには

出版業界の現状を憂うtweetは多いものの、ではどうすべきなのか、という解はあまり見あたらない。のでずばり解を書いてみた。 が、どうせそれらは実行されず、なし崩し的に出版業界は縮小していくだろう。その先にあるものとは。 そして出版人が言う「編集技術」はその時代の売りになるのか否か。
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@_heti

消費者は置いとくと、やはり出版業界は「出版文化を守る」をお題目として政府に泣きつき、kindleやiPadの上陸を阻止するのが一番だと思う。そしてその間に日本版の電子書籍の枠組み(出版社に優しいもの)を早急に詰め、日経のように、電子版の価格は紙版の9割あたりに落ち着かせる。

2010-04-21 18:35:34
@_heti

無論、消費者にとって短期的には不利益になる。長期的にも不利益となるかどうかは出版業界次第だが、「定年まで会社がもてば良い」という出版人の既得権者的な振る舞いは、消費者による市場開放圧力を高める。(個人的には電子書籍コンソーシアムのその後を見る限り、出版人には期待できないと思う)

2010-04-21 18:42:15
@_heti

Pixivやニコニコ静画などは、既に電子書籍乱発時代のためのインフラを狙っている。既存書籍の電子化・既存作家の電子書籍発売と、素人による電子書籍乱発は全く異なる。そのインフラを握るために必要なのは検索性と序列化とマネタイズとコミュニケーション場の提供だが、出版業界には難しかろう。

2010-04-21 18:52:53
@_heti

出版人は、それでも出版業には「編集」という技術力があると言う。だがネットの世界では、その技術は「非常に多量の著作物」×「多数の一般読者/視聴者による人気投票・カテゴライズ」×「容量無制限のアーカイブ」により概ね代替可能なものであることが明らかになった。玉石混淆はネットの得意技だ。

2010-04-21 18:58:02
@_heti

ただ日本のコンテンツ産業(書籍も音楽もアニメも映画もゲームも含む)が恵まれていた点は、多数の一般人が少しずつお金を出して、つまりパトロンとしてクリエイターを支える仕組みと遵法意識が存在したところにあると思う。実はこれこそが日本が世界に誇れる文化インフラなのかもしれない。

2010-04-21 19:04:40
@_heti

プロ無き業界は技術の追求にどうしても限界がある気がする。だから、例えばニコ動に大変面白い動画をupして大いに評価を得た人なんかは、それによる収入が発生(CDが売れる/着うた/カラオケといった二次的な手段ではなく直接)し、それで食べていけるようになればいいのにと思う。

2010-04-21 19:07:41