2020年12月28日

【装束小ネタ】 初期小袖について(+立膝・湯巻) メモ

立膝と初期小袖の身幅の広さや、湯巻きが戦国時代劇でよく見られることについてなど
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女性の立膝について

(2020年大河「麒麟がくる」で作中女性の所作として話題になったことに関連して)
逆名🌈 @sakana6634

立膝は考証には適ってるかも知れないんですが、そのかわり小袖自体の仕立ても着付けもだいぶ当時とは違ってしまっているので、そこがクリアできていないのにあれで立膝をやろうというのは、ちょっと無理があったんじゃないかとも思います。裳袴?をつけてカバーしているけど。

2020-03-04 22:57:06
逆名🌈 @sakana6634

古い時代の女性の立て膝の図像、薬師寺休ヶ岡八幡宮神社の三神像のひとつ(この図だと真ん中)かなあ twitter.com/sakana6634/sta…

2020-03-04 17:19:42
逆名🌈 @sakana6634

リンク先の画像のほうが別アングルで膝立てているのは分かり易いです 弘仁・貞観文化 | 世界の歴史まっぷ sekainorekisi.com/glossary/%E5%B…

2020-03-04 17:20:27
逆名🌈 @sakana6634

十二単なども表著や袖で解りにくいけど立て膝らしい図像はけっこうある。職人尽歌合の白拍子や病草紙の口臭に悩む女性は表著を脱いでるのでわかりやすい。 pic.twitter.com/eaZlGaL9Wq

2020-03-04 17:30:58
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逆名🌈 @sakana6634

あとさっき大河の録画を確認してきたら立膝で碁をやってたので、これは双六ですが、彦根屏風を。時代も近いし先にこっちを思い出してればよかったな…。立ち姿もありますが、裾は引きずる位、身幅もかなりあり、細帯で位置はかなり下がり気味で着付けもゆったりしていて片膝立てても大丈夫そうです。 pic.twitter.com/B5vgX4QgiC

2020-03-04 22:51:02
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逆名🌈 @sakana6634

『洛中洛外図』より小袖に被衣の女性。 pic.twitter.com/V66BPEYqsz

2020-03-05 00:16:50
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逆名🌈 @sakana6634

元絵はこの部分だが、同様のポーズで描かれた女性が複数いる。絵師のお気に入りだったのか、考えるのが面倒だったのか…。 被衣(かづき)はいつか変遷をまとめてみたいと思ってはいる pic.twitter.com/LOQH5tUWFJ

2020-03-05 00:20:43
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逆名🌈 @sakana6634

江戸初期(寛永年間)の女性 彦根図屏風などから pic.twitter.com/Grz4kFjA10

2020-05-17 21:46:29
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逆名🌈 @sakana6634

襟の参考に。彦根屏風に描かれた襟で頬を覆うような仕草などについて 【CiNii 論文 - 近世初期の絵画に描かれた小袖の衿についての一考察 : レプリカ製作を通して】 ci.nii.ac.jp/naid/110007528… #CiNii pic.twitter.com/LbrKYX4k9i

2015-05-18 02:08:14
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湯巻・裳袴について

逆名🌈 @sakana6634

腰に巻く短めの裳としては、平安以降では、 プリーツ(襞)のあるものが今木(いまき、湯巻)→のちに裳袴とも呼ぶ。 襞のないものが、しびら(または、ひらみ、褶)、これが後の三幅(巾)前掛(垂)になったものと思われ、『湯巻』という名は、湯殿で沐浴介助の為に臨時に巻いたからという。

2020-06-14 13:04:25
逆名🌈 @sakana6634

ただし、『褶(ひらみ)』については、もっと早くに礼服一式に付属するものとして存在し、襞を深くとった『裳』に対して、荒くつまんだだけのものとも言われ、のちのエプロン的なものとは区別する必要があるともされている。

2020-06-14 13:11:55
逆名🌈 @sakana6634

湯巻は元は禁中の下級女官が湯殿奉仕の折に必要に応じて着用するものだったが、平安末期頃になると禁中以外の湯殿でも用いられ、また鎌倉時代頃には湯殿以外でも使用され、時に上臈女房の使用例も見られるようになる。石山寺縁起(鎌倉時代末)などでは下臈女房の小袖に湯巻姿が描かれる。

2020-06-14 13:34:17
逆名🌈 @sakana6634

湯殿での使用に限られなくなったので、裳袴という呼び方もされる。 しびらは、襞がなく丈も短めとされる。『源氏物語』にも見えるが、用途は湯巻と同様だがより簡素なものという扱いのようだ。また、男の官人の着用例も『女官飾抄』に見える。 以上『有職故実大辞典』よりざっと拾ってみた。

2020-06-14 13:43:37
逆名🌈 @sakana6634

というわけで、物としては平安からあるものの、下臈の女房(中流階級の女性)やもう少し下、庶民層へ浸透していくのは鎌倉以降なのかもしれない。 ただエプロンのように作業時にのみ用いたか、帯の補助としてずっと巻いていたり外出用に裾を整える為に巻いたかどうかははっきりしない。

2020-06-14 14:04:47
逆名🌈 @sakana6634

ただ、阿国歌舞伎図(桃山)、花下遊楽図(桃山?)洛中洛外図(歴博乙本・桃山)などを見ると、腰に巻きものをしてる女性を殆ど見かけない。(画像1は洛中洛外図だが前掛けの女性?はいた。画像2花下~はどうも生地の切替に見える)この頃には少なくなっていたのかも知れない。 pic.twitter.com/py9rAPwE8E

2020-06-14 14:25:16
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逆名🌈 @sakana6634

(あと花下遊楽図のこの二人は他と髪型や化粧などが微妙に違うので、もしかしたら少年…?) pic.twitter.com/q1LrvWlXpI

2020-06-14 14:27:50
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逆名🌈 @sakana6634

あんまり戦国時代もので裳袴だかしびらだかを巻きまくっているのはどうなんかあとは思う

2020-06-14 14:31:52
逆名🌈 @sakana6634

そもそも室町時代の絵巻でも、そこまで腰に巻物してる女性多い印象がなくて、裳袴(湯巻)もしくはしびらが『中世っぽさ』っていうのがどこで作られたのかがわからん…復元衣装では確かに見かけるんだけどバリエーションのひとつに過ぎないし

2020-06-14 14:41:14
逆名🌈 @sakana6634

(原本散逸してるけど模本で)七十一番職人歌合なんか、ザ・中世庶民のおかみさん揃いだけど、腰に巻物してる人いないし…。

2020-06-14 14:47:19
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