<コメント記録> 「過剰診断」とは何か/NATROMのブログ

● 「過剰診断」とは何か/NATROMのブログ https://natrom.hatenablog.com/entry/20150324/p1
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リンク NATROMのブログ 「過剰診断」とは何か - NATROMのブログ 早期発見・早期治療が常に良いとは限らない 癌は早期発見・早期治療が大事だと言われているが、いつでもそうだとは限らない。他のあらゆる医療行為と同じく早期発見・早期治療にはメリットと同時にデメリットがあり、そのバランスを考える必要がある。早期発見・早期治療のデメリットの一つが、過剰診断である。ここでは、過剰診断とは「治療しなくても症状を起こしたり、死亡の原因になったりしない病気を診断すること」と定義する*1。癌を早期発見しようとすると、治療せず放置しても症状を起こしたり、死亡の原因になったりしない癌を診断して 218 users
KDN @KDNuc

【コメント記録】 natrom.hatenablog.com/entry/20150324… ご質問などはこちらへ、とのことですので早速、コメントさせて頂きます。 まずNATROMさんが先日出された、過剰診断の割合に関する下記のクイズについて。 「純粋に論理的なクイズを出します。通常の診断基準だとがんと診断された人の99%が過剰診断である

2021-01-23 16:14:35
KDN @KDNuc

検診があるとします。診断基準を厳しくすると、過剰診断の数を半分に減らせます。さて、厳しい診断基準下での過剰診断の割合は?「50%弱」ではないですよ。」 twitter.com/NATROM/status/… (1)ここでまず、「通常の診断基準だとがんと診断された人の99%が過剰診断である検診があるとします」のところ

2021-01-23 16:14:35
名取宏(なとろむ) @NATROM

@nek0jita 純粋に論理的なクイズを出します。通常の診断基準だとがんと診断された人の99%が過剰診断である検診があるとします。診断基準を厳しくすると、過剰診断の数を半分に減らせます。さて、厳しい診断基準下での過剰診断の割合は?「50%弱」ではないですよ。

2021-01-16 12:58:49
KDN @KDNuc

の「99%」というのは、NATROMさんも下記ツイートで言及されているウェルチの論文や著書に示された割合に基づいているという理解で良いでしょうか。 「たとえば甲状腺がんの過剰診断の割合をWelchら99.7~99.9%としている。読めばわかるけど"where the entire disease reservoir detected"という条件下

2021-01-23 16:14:35
KDN @KDNuc

での話。とにかく小さなものまで全部含めての話。剖検(死亡後の解剖)のデータです。」 twitter.com/NATROM/status/… (2)次に、「診断基準を厳しくすると、過剰診断の数を半分に減らせます」のところの「半分」ですが、「純粋に論理的」ということから、半分に限らず自在に設定(0%~100%までの過剰

2021-01-23 16:14:36
名取宏(なとろむ) @NATROM

私の見るところではリケニャ氏が誤読しているだけ。たとえば甲状腺がんの過剰診断の割合をWelchら99.7~99.9%としている。読めばわかるけど"where the entire disease reservoir detected"という条件下での話。とにかく小さなものまで全部含めての話。剖検(死亡後の解剖)のデータです。

2019-10-09 08:41:59
KDN @KDNuc

診断削減率)できるものと考えます。 その上での解答例を以下に示させて頂きます(ただし簡略のため、「99%」は90%とさせて頂いています)。 癌診断1万人のうち過剰診断9千人(千人がスクリーニング効果で固定)とした場合、  過剰診断削減率→過剰診断の割合 は、

2021-01-23 16:14:36
KDN @KDNuc

・20%→8200人中7200人 ★50%(半分)→5500人中4500人 ・80%→2800人中1800人 ・90%→1900人中900人 ・99%→1090人中90人 ・99.5%→1045人中45人 ・99.9%→1009人中9人

2021-01-23 16:14:37
KDN @KDNuc

【コメント記録】 natrom.hatenablog.com/entry/20150324… >その理解では駄目です。 もちろん、「99%」というのがただの適当な数字というのでももちろん結構です。答え自体は出せますし。

2021-01-23 16:16:58
KDN @KDNuc

>(2)は質問ではないのでなんとも。 クイズへの答えを示したのですから、まず「半分」(★)についての答えは合っていますか? というお尋ねです。 そして「純粋に論理的なクイズ」ということで別の過剰診断削減率の設定もできると考え、併せてその答えもお示しした次第です。

2021-01-23 16:16:58
KDN @KDNuc

(3)このクイズとその答えで、NATROMさんが仰りたいことは何でしょうか?

2021-01-23 16:16:59
KDN @KDNuc

【コメント記録】 natrom.hatenablog.com/entry/20150324… >合っていません。割合を聞かれたのですから割合を答えましょう。 (2)パーセンテージも加えると下記のようになりますね。減らした過剰診断が半分ならば「過剰診断の割合は高い」という主旨は変わらないものと思います。

2021-01-23 16:20:47
KDN @KDNuc

・20%→8200人中7200人→88% ★50%→5500人中4500人→82% ・80%→2800人中1800人→64% ・90%→1900人中900人→47% ・99%→1090人中90人→8% ・99.5%→1045人中45人→4% ・99.9%→1009人中9人→1%

2021-01-23 16:20:47
KDN @KDNuc

>「甲状腺がん検診においては、診断基準なり、診断プロセスなりを厳しくして過剰診断の総数を減らしても、現実的にはありえないような基準を設定しない限り過剰診断は多発し、がんと診断されたうちの過剰診断の割合は高いままであること」です。 (3)現実に存在する診断基準・プロセスとして福島の

2021-01-23 16:20:48
KDN @KDNuc

甲状腺健診でのものがあるわけですが、その福島の健診でも「がんと診断されたうちの過剰診断の割合は高いまま」ということを、診断の実績データなどを用いてどのように説明できますか?

2021-01-23 16:20:48
KDN @KDNuc

【コメント記録】 natrom.hatenablog.com/entry/20150324… 「診断の実績データなど」というのは、福島の甲状腺健診についてのデータなどのことです。誤解させて済みません。 また、「多発」というのは被曝影響による増加のことを指していると思われますが、そうした増加は見られないとされていますので、「多発」と

2021-01-23 16:20:49
KDN @KDNuc

いう仮定や被曝影響のことは抜きにしての再説明をお願いします。 それから、「見落とし」ということを随分と仰るようですが、福島の甲状腺健診は一回きりではなく、繰り返し行なわれるものですよね。ある回で「見落とし」となっても、その中から成長して基準を超えてくるものは次回以降の健診で拾われ

2021-01-23 16:20:49
KDN @KDNuc

るのではないですか?

2021-01-23 16:20:49
KDN @KDNuc

【コメント記録】 natrom.hatenablog.com/entry/20150324… >「福島の甲状腺健診についてのデータ」のみをもって、「がんと診断されたうちの過剰診断の割合は高い」とか、逆に「治療した症例に過剰診断は限定的」とかは言えません。 例えば、韓国の過剰診断問題についても、韓国の検診データを使ってどのくらいの

2021-01-23 16:24:42
KDN @KDNuc

割合が過剰診断なのかを評価し、95%というような数値も示さているのですよね(甲状腺癌と診断されたうちの約60%が1cm以下、約25%が5mm以下といった数値も)。 福島の甲状腺健診においてもそれなりのデータの蓄積もありますので、福島のデータを使っての何らかの評価はできるのではないでしょうか。

2021-01-23 16:24:43
KDN @KDNuc

それとも、「何年分のデータの蓄積がないと全く評価できない」というような理屈か何かがあるのでしょうか。 >「多発」がない場合は、通常の甲状腺がん罹患率と比較できます。となると、もうそれだけで「がんと診断されたうちの過剰診断の割合は高い」と言えます。 そんなに単純でしょうか? 福島の

2021-01-23 16:24:43
KDN @KDNuc

健診での癌診断数は、受診率の低下と見合わなそうな減り方をしてもいる状況のようですので、たとえ症状を呈するのが随分先だとしても、過剰診断は抑制されていてスクリーニング効果だろうと見ることも当然、できますよね。 「通常の甲状腺がん罹患率と比較」ということだけでは、「過剰診断の割合が

2021-01-23 16:24:44
KDN @KDNuc

高い」ということのほうがスクリーニング効果より遥かに説得性があるとは、到底言えないと思われますが。 >定義上拾われますね。だから何なのですか。「見落とし」は次回以降の検診で拾われるかもしれませんし、拾われないかもしれませんが、見落としは見落としです。それに2回目の検診でも

2021-01-23 16:24:44
KDN @KDNuc

「見落とし」されるかもしれません。3回目、4回目と検診を止められなくなるのでは? 時間が経過しても基準まで成長してこないものはもちろん、NATROMさんの言う「見落とし」が続くことになります。そしてそれは、過剰診断の可能性が高いものを甲状腺癌と診断しないままにしておき続けられている、

2021-01-23 16:24:45
KDN @KDNuc

ということになりますね。 >検診を受けても不安は解消されず「もしかしたら見落としがあるかもしれない」という不安をかかえ続けることになります。 あくまで、福島での甲状腺健診において「がんと診断されたうちの過剰診断の割合は高い」ということをどう説明できるかの話ですから、不安云々は

2021-01-23 16:24:45
KDN @KDNuc

ここでは関係ないですね。 平常であれば甲状腺癌についての「がん検診」というものが推奨されないことも承知していますので、そういうことは持ち出さずにやり取りしましょう。

2021-01-23 16:24:45