読書メモ「人と生態系のダイナミクス 2 森林の歴史と未来 鈴木 牧 」by蟲喰ロトワ

蟲喰ロトワ (むしくろとわ)昆虫食TAKEOのCSO（チーフ・サステナビリティ・オフィサー） @Mushi_Kurotowa

人と生態系のダイナミクス 2 森林の歴史と未来 鈴木 牧 amzn.to/3eEeYd0 読み直し。

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シロスジカミキリは直径20cm以下の細い木が好み。薪炭材の利用が減るとやっぱり減っちゃう。

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縄文時代の食生活を安定同位体比から推定する話。昆虫食も混ぜてあげてほしい。 データがないとき、食ってないだろう/食ってるだろうのどちらを推定できるか。

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ウルシやクリの半栽培。こういうのをやりたいのよ。 多年生樹木を維持管理して不耕起無農薬。当然出てきた虫は食う。

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イノシシ、野生状態ですでに「人馴れ」しやすいので豚化という家畜種への変化をなかなか検出しにくい。結構飼われていたとのこと。

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薪炭材をとって製鉄、鉄器で開墾という森林開発圧の強い時代。 もののけ姫、というとイメージがつきやすいだろうか。

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中央集権化とともに巨大建築物が望まれ、建築材としての需要増加。森林の開発は続く。

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鎌倉時代には寄木による太い柱が使われて、すでに巨木は伐採され尽くしたようだ。日本の森林が持続可能な形で利用されてきた様子はない。

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里山、後山、奥山の順に生活に近い。奥山も次第に開発され後山となっていった。シシガミが死んだのはこの辺りか。

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日本で積極的な森林資源管理が行われたのは江戸中期。 森林資源が伐採され尽くした山は尽山と言われた。

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歴史上一度も持続可能な形での自然資源利用がされてこなかった、というのは安心する。そこに昆虫が排除された合理的理由がないのだから。これから組み合わせで新しいシステムを作れば良い。

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クロマツの高い耐塩性は外部寄生菌根菌のおかげ、とのこと。知らんかった。

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輪伐、伐採可能な区画を分けて順番に収穫する。 不耕起休閑農地、と言えるかもしれない。

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成長が遅く、収穫までに一世代以上待たなくてはいけないために、共有地の悲劇が起こりやすい森林は自給自足にはあまり向かず、中央集権的な保護がどうしても必要。

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北海道樺太の原生林と鉄道輸送、枕木、電柱みんな木材、第一次世界大戦後は木材輸入国へ。一貫してエスカレートしかしてない。

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江戸時代はノコギリによる伐採が禁じられていた。斧での伐採は音がよく響くので盗伐対策になる。与作のコンコンコーンにはそんな事情が、、、

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明治の森林管理は保護ではなく増産、 ドイツを参考に針葉樹人工林が、、、花粉症め、、、

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火入れしていた草原などの「入会林野」は針葉樹人工林へ、、、おのれ花粉症め、、、

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造林前焼畑によってさらに拡大造林は進行。おのれ花粉症め、、

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伐採面積に対して造林面積はよくて4割、軍部が強くなると2割。結局国内需要を国産林で満たせないまま樺太原生林などに依存。おのれー

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第二次世界大戦で木材輸入が封鎖されたり石油も入らないと木材は軍部の管理下に。うーん。一度もまともに管理されてないなぁ。

蟲喰ロトワ (むしくろとわ)昆虫食TAKEOのCSO（チーフ・サステナビリティ・オフィサー） @Mushi_Kurotowa

戦後。復興とともに木材需要は高まり急騰。 奥山の国有林の「刈り惜しみ」が木材価格を高騰させているとの新聞社説から天然林は切り出され、拡大造林の対象に、、、マスコミ、、、

蟲喰ロトワ (むしくろとわ)昆虫食TAKEOのCSO（チーフ・サステナビリティ・オフィサー） @Mushi_Kurotowa

天然林を伐採してもそこに針葉樹を植えれば「森林面積」は維持される。しかし傾斜地の位置エネルギーを利用できるところはトラック輸送の普及から敬遠され、奥山の手入れのしにくいところは雪やササによりまともな木材にならない成績不良森林へ、、、おのれ花粉症め、、

蟲喰ロトワ (むしくろとわ)昆虫食TAKEOのCSO（チーフ・サステナビリティ・オフィサー） @Mushi_Kurotowa

南洋材を買いすぎてインドネシアやマレーシアは「対日輸出規制」が発動。ほんと底抜けだわ。輸入材は国内人工林が育つまでの緊急措置だったが、収穫期のきた1990年以降も海外木材依存は続いた。。。完全に花粉症が悪い。

蟲喰ロトワ (むしくろとわ)昆虫食TAKEOのCSO（チーフ・サステナビリティ・オフィサー） @Mushi_Kurotowa

「日本全国のスケールでみると持続可能な林業だけで木材内需を支えていた経験は歴史上一度もない」ピシャリと来ました。