小豆長光に関する調査
- kaouyamato
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事の発端
きっかけは、刀剣乱舞実装刀の来歴調査をしていた私(倭@kaouyamato)の呼びかけ。
あっ、潜る前に1点だけ! 大千鳥十文字槍問題と同様、小豆長光の出典がはっきりしてなくてもやもやしてるので、ご存知の方いらっしゃったら情報いただけると嬉しいです ※『甲陽軍鑑』には、「三尺斗の刀」という描写しかないことは確認済です 過去の自分が棚上げしてたの、すっかり忘れてました…
2021-05-12 21:54:04号が変わったのでは?って説がありますが、そもそも江戸時代の説話にしか現れてないなら、上杉家の実在の刀から創作した架空の刀剣ってことになると思うので…
2021-05-12 22:01:41一応『甲陽軍鑑』置いときます(2つ見て同じ文章だったので読みやすい方を) pic.twitter.com/RThuXiusOK
2021-05-12 22:09:11『北越軍記』は典厩割=赤小豆粥(作は長光)で、対戦相手は信玄の弟 しかも舞台は第1回のとき 謙信の刀を信玄が扇で受け止めた逸話も載ってますが、刀の情報はなく、舞台は第2回です opac.pref-lib.niigata.niigata.jp/darc/opac/swit… pic.twitter.com/4Y1VnKLXPc
2021-05-12 23:12:54これらをぐちゃぐちゃに混ぜると、「第4回川中島合戦」で「三太刀七太刀」の相手は「武田信玄」、使ったのは「小豆長光」ってことになると思うんですよね 「あづきかゆ」は「あづきかけ」の誤読説はありだと思ってるので
2021-05-12 23:15:52これに、皆様から次々と情報が!
まずは、上杉家の他の刀との混同ではないか、という指摘。
他の刀との混同説
小豆長光についてはこれのコマ113にある「あづきかゆ」との混同がまだあり得そうで、 (あづきがゆの下の崩し字は私には読めない) dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid…
2021-05-12 22:21:06佐藤先生の『日本名刀物語』では「上杉景勝御手撰三十六腰」の章p92「同家の記録にもその名はない」 竹俣兼光調べると似たような逸話は出てくるけども
2021-05-12 22:24:04光悦自体は江戸の初期の人物だけど例えばこの刀譜は1837に写された物だし、もっと古いor原本のようなものがないと昔どうだったかはわからないのよなあ
2021-05-13 16:55:34小豆さん、上杉がらみだと仕掛け人宇佐美定祐がどうしても絡んでくるんだろうなぁ。光悦図のあづきがゆに宇佐美殿よりって書いてあるみたいだし…。 webarchives.tnm.jp/dlib/detail/34…
2021-05-12 23:49:55あづきがゆが小豆長光だったとしても、元和元年6月(江戸時代のスタートだ!)という日付も、光悦図が光悦の手による本なのかということも、どちらも軽々には信じられない🤔
2021-05-12 23:52:25小豆長光については福永酔剣先生の本で号の由来についての一説を見かけたのと、佐藤寒山先生の「日本名刀物語」の上杉家の名刀の項に上杉家にある長光が総じて(外部からの認識として、みたいなニュアンス)小豆長光と呼ばれるように…みたいな書き方がされていた記憶がある。>RT
2021-05-12 22:57:23似てる名前の刀の誤読じゃないか説が出てるけど、むしろ「上杉さん家の小豆って名前が付いた長光があって」と話に出て、それが短縮された可能性が浮上…?
2021-05-12 23:31:59上杉は赤小豆粥だの赤小豆欠けだの小豆がつく刀の名前が明治後半から大正の書物でちらほら出てくるのだけれど、この辺どうなってるんでしょうね。 上杉家自体の史料にはないのでちょっとよくわかりません。
2021-05-12 22:42:03『上杉将士書上』『武辺咄聞書』における記述
ネットではあんまり出てこなかったけど北越軍記とは違う人が作者で、慶長に成立だけど寛文に幕府に提出したVerだから手直し入ってそう
2021-05-13 00:41:44