戦国時代の銃…その威力と、火薬と、煙の話~立ち込める煙は、戦いにどう影響したのか?
火縄銃の射撃の様子は、様々な歴史番組で行われています。でも、アタクシには不満というか、いつもこれでは戦国の人々の経験や使用時の問題点をあぶり出せないと感じています。というのも、使用されているのが現代の火薬だから。当時は黒色火薬で、射撃した後は、黒煙が立ちこめていたハズなんですよ。
2021-09-24 00:30:17合戦図屏風は、さすがにその辺をちゃんと描いていて、「長篠合戦図屏風」でも鉄炮の黒煙を表現しています。でも、まとまった数量の鉄炮が射撃すれば、周囲は真っ黒になるはずで、大坂夏の陣では、両軍が射撃を始めたら、周囲が見えなくなったと記録されています。
2021-09-24 00:32:39何を言いたいかというと、実は鉄炮兵は敵を視認しながら狙い撃ちが出来るのは、初期のころだけで、あとは前がよく視認できない状況での、勘だけによる射撃ではなかったかと考えるのです。その辺をやらないと、再現検証にはならないと思う次第でして。
2021-09-24 00:35:14@akagitsuyoshi やっぱり、ちゃんとご存じの先輩のような方には、釈迦に説法でした。でも、戦国期の研究者からも、こういう考えは聞かないですね。アタクシが指摘すると、「ああそうか」というぐらいで。
2021-09-24 00:36:40@HIRAYAMAYUUKAIN 上田の真田まつりで鉄砲の演武を実見したことがありますが、今の火薬でももうもうたる煙が立ちましたね。
2021-09-24 00:38:22@akagitsuyoshi そうなんです。あれが黒色火薬ならば、周りは真っ暗になるはずです。その辺に思考が及ばないと、合戦研究はリアリティがなくなります。
2021-09-24 00:40:09「当時の不純物の多い黒色火薬」ならですね。 JSF氏の提示した資料は現代の火薬でしょう。少なくとも土硝法で作ったような硝石で検証しないと、当時の記述が誇張だったとか誤っているとは言いがたいと思います。 twitter.com/HIRAYAMAYUUKAI…
2021-09-24 10:51:05土硝法で火薬作ってる方々の射撃動画。 米国のリエナクトに比べてずっと褐色の煙出てます。 youtube.com/watch?v=exMgtS…
2021-09-24 12:13:20私が象だとしてもあた が今わの際の言葉になった将軍さん 狙撃兵がちゃんと狙って撃った弾ではなく、こういう弾が偶然命中したんじゃないかなとふと twitter.com/grossherzigkei…
2021-09-24 00:56:31@fzk06736 江戸時代の寺子屋では 百人一首が読み書きに使われていたんですよね 歌舞伎にも菅原伝授手習鑑や義経千本桜もあり 平家物語も形を変えながら語り継がれていたし 江戸時代の庶民の定義の方が先ですかね
2021-09-24 01:09:32@HIRAYAMAYUUKAIN 当時のヨーロッパの軍服が帽子などで体を大きく見せたというのは、硝煙の中で近づいたように錯覚させ、射程外で、先に発砲させるためと聞いています。 一度打つと次の弾込めの間に近づき、攻撃するというもの。 後、進軍ラッパも硝煙視界不良対策だったとか。
2021-09-24 01:13:34@HIRAYAMAYUUKAIN @tsukasafumio 黒色火薬の煙の色は白色では。わりとよく勢いで黒色と書いちゃう事も多いですが…
2021-09-24 01:32:24都市住民、農村上中位層、畿内民衆辺りは知識として存在は知っていただろうけど、小作農とか都市部でも無宿人等の下位層ではそこまでの教養はもち得なかったと思う。ところで月や日は日々の暮らしに必要だけど、元号って文字を知らない(記録が読めない)人たちにとってどんな意味があるんだろうか twitter.com/fzk06736/statu…
2021-09-24 01:38:36「江戸時代の庶民は江戸の公方様(将軍)の存在は知っていても京都の天皇(天子)の存在なんか知らなかった」ということがしばしば語られるが、そもそもそれを証明する史料はあるのでしょうかね。そりゃ、江戸時代の庶民の中で天皇を知らない人、探せばいたとは思いますよ。しかし一般化できるかどうか
2021-09-23 23:23:45@rockfish31 @tsukasafumio では、当時の史料に真っ黒になり、夜になったようだ、というものが多いのをどう考えます?
2021-09-24 01:48:35@HIRAYAMAYUUKAIN 黒色火薬の廃棄作業 youtu.be/g8mxNCTQfvY 実際に燃えてる煙の様子がこれです。
2021-09-24 01:56:47@HIRAYAMAYUUKAIN @rockfish31 @tsukasafumio ああ、煙がめっちゃ多量だから、戦場が見えにくくなるという趣旨は損なわれないんですが、煙自体は白い色で「火薬の色」が黒だという話はよく言われますね
2021-09-24 02:03:24小川寛大氏の著作『南北戦争 アメリカを二つに裂いた内戦』を読むと、高性能のミニエ銃で戦列歩兵をやった結果、恐怖の地獄絵図が展開されたことが伝わってくる。最近になってコロナの犠牲者が上回ったが、それ以前はアメリカで最も死者が多かったのは第二次世界大戦ではなく南北戦争であったという。 twitter.com/grossherzigkei…
2021-09-24 02:11:59twitter.com/HIRAYAMAYUUKAI… 雨雲が飛行機から見えると真っ白なのに地上から見ると黒く見えるのと同じで 黒色火薬が発する煙そのものは白煙であるけど、その中で戦闘している人たちから見れば 濃密な煙によって日光が遮られるために黒く見えるんだと思う
2021-09-24 02:21:01@HIRAYAMAYUUKAIN ディスカバリーチャンネルの南北戦争でのガトリングガンを検証する番組で当時仕様の黒色火薬での戦闘を再現していたのですが両陣営とも煙で見えないので見当つけて弾をばら撒く感じでしたね。
2021-09-24 02:45:55黒鉛火薬ライフルの弾道特性の知識は、1868年の神戸事件を理解に欠かせない。居留地予定地を測量中の欧米外交団に向けて備前藩部隊が北西隅の三宮神社付近から発砲した。弾丸は公使たちの頭上を飛び越え、南東隅の旧幕府運上所の建物の屋根の上に掲揚されていた欧米諸国の国旗を、穴だらけにした。 twitter.com/grossherzigkei…
2021-09-24 04:10:18こういうのを積極的に書きたがるのは我々のような軍事系歴史ライターだけ、と言っても過言ではないというか、書いても黙殺されちゃうというかなので、平山先生にお書きいただけると非常にありがたいと思います。 twitter.com/HIRAYAMAYUUKAI…
2021-09-24 04:20:43