- motidukinoyoru
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され、あるいは中央銀行が500円玉を準備預金と額面で交換するから、流通するようになる。400円がシニョリッジとして政府の手元に残るのは、それを民間が500円で受け取るからだけれど、なぜ民間がそれを500円で受け取るかといえば、単に政府中央銀行がそれを500円で受け取ると知っているからに
2021-10-27 14:33:01過ぎない。この将来受け取るという約束(それが明文化されているかどうかは問題ではない)が「負債」ということであって、倉庫にある間、棚卸品として扱われているから負債ではない、という話ではない。
2021-10-27 14:33:01国家の富とは何か(IMF) (前略)総資産は101兆ドルと、GDPの219%に相当した。そこには政府が銀行に預けている「現金」や金融投資、道路、橋梁、下水管などの物的資産、さらには地中に埋蔵されている天然資源などが含まれている。 imf.org/external/pubs/… pic.twitter.com/4wO6IpznqN
2021-10-27 17:38:09これを読む限り、日米以外でもIMFが国家と認識している国々では政府の現金は資産であって負債ではないね。ちなみに国富とは国家全体の正味資産NW。 会計恒等式 金融資産A+実物資産K≡負債L+正味資産NW。全世界ならA≡Lだから 実物資産K≡NW(全世界の国富)。 この中に貨幣・コインが含まれている。 twitter.com/shavetail/stat…
2021-10-27 17:44:42@wankonyankorick 日本政府は硬貨のシニョリッジ分を金融負債と位置付けている、そう考えていた時期が私にもありました。 日本政府は硬貨を全額実物資産として扱ってるらしいです。 dl.ndl.go.jp/view/prepareDo…
2021-10-27 22:49:21例えば「硬貨は実物資産なので金属 片自体を売却することができ、銀行券のように自 分自身の負債を貸し付け、回収する義務を負わ ない。」なんて言葉が出てきてますよね。(9ページ目)こういうのが空疎だ、という話をしているんですよ。じゃあ、中央銀行は実際に500円玉を引き取らないんですか twitter.com/sorata311/stat…
2021-10-28 00:37:22?という話でね。もし本当に中央銀行が500円玉を市場の素材価格でしか引き取らない、ってことになったらもう500円じゃ流通しないと思いますよ。しかしそんなことはしない。現にやっていることを基準に話をしなきゃ、って話なんです。で、シニョリッジが財務会計上、負債になっていないなんてのは
2021-10-28 00:37:22これは当たり前ですよ。それを負債と勘違いしていたってんだったら、今一度、日商簿記検定2級の工業簿記の最初の数ページ(「商的工業簿記」だけでいい)をやり直してください。それでこれを発行するときは負債にならない、ということが理解できると思います。でも同じことなんですよ。でも問題は、
2021-10-28 00:37:23その500円玉を回収した時に生じます。500円玉がもし中央銀行にではなく政府に戻ってきてしまうと、簿記の最も基本的な原理に忠実にやるなら、政府は回収した500円玉の価値を再び棚卸資産の価値にまで低価させなければならない。その際には当然、マイナスのシニョリッジを計上しなければおかしいわけ
2021-10-28 00:37:23です。でも500円玉が政府に帰ってくることなんて、印紙税だのなんだので一時的に政府の窓口を経由することはあるだけで、政府にはとどまらず、すべて日銀に預金される。日銀にはシニョリッジは発生していないことになっているから500円の資産は500円で資産に計上される。ここに明白なトリックが
2021-10-28 00:37:23あるんですよ。これ簿記2級の工簿の、もう商的工業簿記(どんぶり勘定方式)がわかっていれば理解できる話ですからね。 最初から説明すると、政府は(造幣局を政府と区別しませんけど)原材料を購入したり労務者を雇ったり機械や工場を使って鋳貨を造る。で、この鋳貨が政府の倉庫にある間はこうした
2021-10-28 00:37:24製造工程で費やされた費用を累積した製造原価で評価される。仮に100円/個としましょう。で、中央銀行に売却されたとき、中央銀行は額面で買い取る。そうすると、そこに400円の粗利が立つわけですよ。これは実物資産の売却なんだから負債になんかならない。営利企業だと、ここからさらに販管費だの
2021-10-28 00:37:24差し引いて、税配当他引き後純利益が、純資産の増加になる。まあこの辺は政府と営利企業が同じかどうかわかりませんけれど、違うところもあるだろうけれど、いずれにせよ売り上げ収益から諸費用を差し引きしたものが、当期利益となり、純資産の増加になるんです。負債になんかならないです。これは
2021-10-28 00:37:24当たり前の話なんですよ。ところが、500円玉が政府に帰ってきたときはどうなるか。政府は自分のところで作れば100円で作れるものを500円の収益機会(租税、公共料金、社会保険料、、、)を犠牲にして獲得したことになるんですよ。当然、400円の損失を計上しなければならない。あるいはもし摩耗等が激し
2021-10-28 00:37:25くて、そのままでは使い物にならないようなものであればスクラップを500円/個で購入したことになる。500円玉を回収するたびに、それだけの損失を計上しなければならない。シニョリッジなんてのはそんなもんなんですよ。ただし日銀がそれを回収している限り、そのような問題は起こらない。
2021-10-28 00:37:25だから問題は、もし、中央銀行ではなく、政府が500円玉を回収するとしたら何事が起こるか、ですよ。中央銀行は500円玉を政府から500円で買っている。だからこれを中央銀行自身の負債である500円と交換しても、そこにはシニョリッジは生まれない。そして500円玉と交換に500円の準備を発行しても、そこに
2021-10-28 00:37:25損も得も生じない。政府に納税するときにはこの新たに発行された方の準備預金の500円が使われる。もし中央銀行が、直接500円玉で政府に納付するとしたら、そうはいかなくなる。政府は、戻ってきた500円玉をうけとるとき、その資産価値は製造原価か市場価格にまで低価させなきゃならない。その際には
2021-10-28 00:37:26損失を計上しなければならない。逆に、もし政府が(あるいは日銀が)発行するときは500円だけれど、引き取るときは製造原価である100円でしか引き取らない(法律によればそれが可能らしいですが)としたら、民間はその500円玉を受け取ったとき、その評価額を100円にまで引き下げるでしょう。それが
2021-10-28 00:37:26起こらないのは、結局政府中央銀行が500円玉を500円で引き取るからなんですよ。そして政府は仮に引き取ってもそれをすぐ日銀に額面通りで預金してしまい(日銀は新規発行された500円玉だろうと中古の500円玉だろうと額面で引き取る)、政府自身の倉庫にはため込まないからです。それは法律に書かれて
2021-10-28 00:37:26いるかどうかではない。国民は500円玉を使うときにいちいち法律を参照しない、ただ政府は当然500円玉を500円で受け取ることを知っている。なぜならそうしなければあらゆる政府日銀の発行する通貨は、それこそ「信用を失う」ことになり、貨幣秩序が崩壊すると、それは誰でも意識せずとも知っていること
2021-10-28 00:37:27だから。だから政府や日銀には500円玉を500円で受け取る責任があるのであって、これがMMTの言っている実質的な経済面から見た「負債」という関係なんじゃないでしょうかね。だから法律の条文なんかを無批判に受け止めちゃダメなんだ、ということなんですよ。それは実務の主観的側面であって実務を
2021-10-28 00:37:27律するものであることに違いはないとはいえ、マクロ経済的な含意は全く別かもしれないし、そして当事者はマクロ経済的な含意を、言葉にするかしないかは別として、理解しているから、金利を50%に上げるとか、財政支出を突然1000兆円増やすとか、債務上限法があるんだから絶対それ以上予算を
2021-10-28 00:37:27増やすことは阻止する、とか、500円玉を明日からもう受取りませんというとか、そういうことは、たとえ法律上は可能であっても、実際にはやらないんですよ(時にはやる人もいるかもだけれど)。実際に法律に書いてあることより、法律に書かれているにもかかわらずそれが行われないとしたら、それは
2021-10-28 00:37:28なぜか。そういう考え方をすることも、時には必要だと思うんです。 あともう一つ、MMT(およびCT)の枠組みでものを考えようというのであれば、常に硬貨であれ紙幣であれ、発行した時のことと同様、あるいはそれ以上に、それが償還/回収されるときのことを考えるようにしてください。発行した時に政府
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