物理的小説ノウハウのお話

輝井/terry@空手バカ異世界とかの人 @terry10x12th

「インプットの手法や精神論とかじゃなく、もっと実際的、物理的に小説をどう書くのかのノウハウを知りたい」 っていうツイート見かけたから書くね。 各シーン単位で、 情景描写 →登場人物の会話 →心情描写 をワンセットにして次のシーンに切り替える、って繰り返したらそれなりの形になるよ。

葛西伸哉　ラノベ作家 @kasai_sinya

#物理的小説ノウハウ 視覚聴覚だけじゃなく味覚嗅覚触覚平衡感覚体勢感覚主観的時間感覚の八感を意識する。乱発するとくどくなるから、ワンシーンにひとつふたつスパイスとして混ぜるくらいの案配で。 twitter.com/terry10x12th/s…

葛西伸哉　ラノベ作家 @kasai_sinya

#物理的小説ノウハウ 視覚聴覚だけじゃなく味覚嗅覚触覚平衡感覚体勢感覚主観的時間感覚の八感を意識する。乱発するとくどくなるから、ワンシーンにひとつふたつスパイスとして混ぜるくらいの案配で。 twitter.com/terry10x12th/s…

葛西伸哉　ラノベ作家 @kasai_sinya

#物理的小説ノウハウ 日本語は「時制」があまり厳密でない言語なので、文末は「過去形／現在形」を交互にするくらいでも大丈夫。単調さ回避に役立つ。

葛西伸哉　ラノベ作家 @kasai_sinya

#物理的小説ノウハウ キャラの名前は油断すると「作者の好きな音韻」に偏りがちなので、何らかの枠組（音楽用語をもじる、など）を使って響きや長さをバラけさせた方がよい。 あと、よほど特別な意図がない限り性別や性格、作中の重要度に合致しない名前をつけない方が無難。

輝井/terry@空手バカ異世界とかの人 @terry10x12th

#物理的小説ノウハウ タグになってたw セリフは本音を言わず、キャラの本音は地の文で語ると生っぽくなる。 セリフの方は、キャラの言いたいことでなく、本音から漏れ出た鳴き声くらいのことを言わせておく方が情感が漂う。

神野オキナ @OKina001

#物理的小説ノウハウ 書き始めたら最後まで、絶対にバックギア入れない。書きながら矛盾点、足りない部分が書き終えた部分にあるのならそれは片っ端からメモして、全部「仕上げた後」で組み込む。やりながら組み込むと、今書いている勢いとこれから書く事を忘れたりまた矛盾が出来たりするので。

神野オキナ @OKina001

@dan_matumoto 家電の街以前は青果と食料品の街だったそうですから。 またぐるっと回って、食べ物を扱う街になるかもしれません。 ただそうなると、神田を定宿としている身としては寂しい限りですが。

神野オキナ @OKina001

#物理的小説ノウハウ 上記のことを実行するために、PCデスクのそばにメモする為のノートないしメモ帳と、心地よく書ける筆記用具を必ず置いておく。 筆記用具は暇な時に大きめの文具専門店で片っ端から試して、書き心地のよいものを、高い金支払ってでも買う。スマホにやる場合は定期的に紙に出力保存

神野オキナ @OKina001

#物理的小説ノウハウ 勢いで一気に書くときは横書き。 文章や内容をチェックするときは縦書きのほうが何故かか楽。 なおチェックする時は紙に印刷するか、なるべく大画面のモニター（HDMI接続で30インチ以上のテレビでも可）でやると、何故か誤字脱字や言葉の誤りが見つけやすい。

神野オキナ @OKina001

#物理的小説ノウハウ 執筆スケジュールは必ず立てる。伸びたり上手くいかなかったりしたらその度ごとに修正して作り直すこと。遅れを取り戻すために徹夜などはしない。 商業の場合はスケジュールの遅れは判明した時点ですぐ知らせて相談すること。当日に「出来ませんでした」は通らない＆失職の道

神野オキナ @OKina001

#物理的小説ノウハウ 作品のあらすじは書く前に最後まで作っておくこと。 行き先不明で初めてもいいが、それは詳細なプロットの第一稿と考えて、また書き直すつもりで。 「出来が良くない」と思ったら、早く一気に書き上げて全体のバランスを見ながら修正すること。一発で上手く書けると思わないこと。

神野オキナ @OKina001

#物理的小説ノウハウ 「言葉の本来の意味」、世の中の社会システムの理屈や「本来何を目的に作られたか」「正しい（理想の）運用のされかた」をなるべく広い範囲で調べておくこと。 描くテーマに関しては最低でも十冊以上の専門書を読んでメモと、作品用のアンチョコを作っておくこと。

神野オキナ @OKina001

#物理的小説ノウハウ 同業者の本は読むこと、先人の本も読むこと。 異業種の本も読むこと。体験出来ないことはなるべく調べておくこと。 ウェブで調べる前に、高校などで使う「国語便覧」と「広辞苑」は最良の手がかり。 あと十年は最低でも能力の質が保障されているので図書館の司書さんに尋ねること

神野オキナ @OKina001

#物理的小説ノウハウ 前もって調べておけば、書くときに悩まないで済む。

神野オキナ @OKina001

#物理的小説ノウハウ 個人に対するありがちな描写を恐れないこと、集団のありがちな描写を恐れること。 特に会議＝紛糾＝罵り合い、責任のなすりあい、はお話を小さく見せる。

神野オキナ @OKina001

#物理的小説ノウハウ 読書ノートを作ること。 私の場合、見開きで、読んだ本の内容の概略を左、読んで感じたこと、疑問に思ったこと、得た知識の要約を右に書いております。 慣れてるならWordなどで作っても可。ただ、必ずこれも紙に出力してバックアップすること。

神野オキナ @OKina001

#物理的小説ノウハウ 電子に記憶されている物は基本「飛ぶ」可能性を常に有しているので、二重三重にするだけでなく、紙という物理バックアップを必ず併用すること。

神野オキナ @OKina001

#物理的小説ノウハウ 主人公や他のキャラクターの設定や性格、物語の経験などをねじ曲げて、そのキャラが言いそうにないことを言わせないこと。 さらに自分の言いたいことを直接言わせないこと。

神野オキナ @OKina001

#物理的小説ノウハウ 開始三ページ目までにこの小説がどういうレベルのリアリティを扱うかを示すこと。 300ページある、血しぶき飛び散り骨がへし折れるハードアクションものの最後の２Pで、実は頭に穴が空いても「ああ痛かった」で済む、と言い出して読者に傑作だと喜んで貰うのは難しい（海外小説風

神野オキナ @OKina001

#物理的小説ノウハウ 出来れば舞台になる場所の地図を作っておくこと、メインの舞台となる場所、建物、登場人物の個人の部屋などの見取り図は作っておくこと。 作者は神様なので作品世界の登場人物の全てを知らねばならず、そのためならどんな資料でも作っておくこと。絵が上手下手関係無し。 pic.twitter.com/5KOEFbZdQx

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神野オキナ @OKina001

#物理的小説ノウハウ 基本的な小説の文字数は一行42文字×16～18。 会話でも地の文でも、二行以上にわたると長文扱いなので、なるべくやらないようにする（娯楽作品の場合）。 なお、禁止ではないので意識して、効果的に使うこと。