共同体から発生する貨幣が共同体を自壊させる矛盾とそこから考える経済政策
- motidukinoyoru
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望月さんのツイートを見る限り、わたしの考え方と大差あるようには見えません。なぜでしょうね。 twitter.com/motidukinoyoru…
2022-10-01 20:16:03経済政策の主眼が、貨幣支出の多寡に(あるいは、金をいくら配るかという些か低俗な話に)集約されるようなことはあってはならず、いかに人々を相互に繋ぎ止め、庇護するかという具体的な話にフォーカスされるべきだ。 あえてこういう言い方をすれば、現代人は既に消極的自由に対して疲弊しており、
2022-10-01 11:17:06@TanakaShinsyu 本当に大差ないからではないでしょうか。 MMTの考え方って、あえてこういう言い方をすれば、常識的すぎて逆に退屈なほどです。 なぜここまで穏当な学問に皆さまが神経質なのか、私にはとても不思議なのです。
2022-10-01 20:35:07交換(取引)経済に無機質はほとんどありえないけど、貨幣の起源が「有機的な共同体内部の贈与/貸借関係にある」ってどの時点の何を起源としてるんだ?? 起源としては協定的な関係の産物ではあるけど、黎明期に共同体内部の取り決めから貨幣的システムが産まれるって正直、考えづらいんだよね…🤨 twitter.com/motidukinoyoru…
2022-10-01 22:46:52昔すでに考えた人が居るんだろうけど、貨幣というシステムとそれにあくまで依拠して経済政策を考える仕組みそれ自体に限界というか矛盾を感じる。 貨幣史を見れば明らかなように、貨幣の起源は無機質な交換経済ではなく、有機的な共同体内部の贈与/貸借関係にあるが、
2022-10-01 10:18:57@karaagenimayo この点に関しては、21世紀の貨幣論 amazon.co.jp/21%E4%B8%96%E7… や、負債論 amazon.co.jp/%E8%B2%A0%E5%8… が詳しいですね。
2022-10-01 22:55:47@karaagenimayo 物々交換経済から貨幣が生まれたという事例はなく、また物々交換が共同体内部での主要な取引であったことは人類史上ない、というのがコンセンサスになっていると思います。 (物々交換は、異なる共同体と行う、非日常的で場合によっては敵対的にもなり得る取引であって、日常取引たり得なかった)
2022-10-01 22:57:58@motidukinoyoru その本でどう言っているかは知りませんが、取引そのものが異なる集団と行う非日常的で場合によっては敵対的にもなり得る行為であって、その中での協定的な取り決めの一種として貨幣的な取引が産まれたと考えるのが自然だと思います。
2022-10-01 23:21:26@motidukinoyoru 前例がなく貨幣の知られていない共同体内では、日常から黎明期の貨幣的なものを用いる考え方は生まれようがなかったと思うんですけどね。
2022-10-01 23:30:32@karaagenimayo 詳しくは先行研究を参照すべきかと思いますが、あっさり言えば、共同体内部であっても、構成員相互の貸借関係を整理するにあたって共通の信用単位を希求するという需要は普通に生まれ得ますね。 昔すぎて当然十分な史料はありませんが、古代メソポタミアの研究では、
2022-10-01 23:37:33@karaagenimayo 貸借関係を表現するトークン(特定の形の石)→石を仕舞う粘土球とその内容物を示す記号→記号が記載された粘土板のみに集約→文字の発生→(そして恐らく)貨幣、という順序で貨幣が形成され、その”後”に貨幣経済/市場経済が醸成されたのだろう、というのが通説になっています。
2022-10-01 23:39:40