茂木健一郎(@kenichiromogi）さんの連続ツイート第2931回「さらっと自由意志の問題にふれてまた他の話題に移っていく、その空気感」

茂木健一郎 @kenichiromogi

連続ツイート２９３１回をお送りします。文章はその場で即興で書いています。本日は、感想です。

茂木健一郎 @kenichiromogi

今朝、写真日記をあげながら（なにしろたまっていた！）Stephen FryのCambridge Unionでのトークの続き（質疑応答の部分）を聞いていたら、自由意志のことをさらりと言っていて、実際にはないけどあるふりをしているよねとFryが言っていた。 youtube.com/watch?v=bpSIhD…

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それで、Fryが自由意志はない、という議論に関連して持ち出していたのがContingencyで、Fryがケンブリッジの学生のとき、ほんの少しの偶然でEmma ThompsonやHugh Laurieに出会って、それからコメディアンとしての道が開けていった話をして、人生というのはそういうものだという話だった。

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Stephen Fry, Emma Thompson, Hugh Laurieは三人でいっしょに有名になっていったのだけれども、出会いがなかったら一人ひとりはそんなに注目されなかったかもしれないということ、Hugh Laurieは当時は香港の警察に入りたいと言っていたことなどをFryが話していた。

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自分の人生をふりかえってみても、ほんの小さな偶然で分かれ道があるというのは実感する。contingency、偶有性の性質を考察すると、そこには自由意志はないことは認めざるを得ない。それでもそのようなフィクションを必要とするのは人間ゆえだろう。

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いずれにせよ、Stephen Fryがいろいろ学生の頃をふりかえりながら、さらっと自由意志の問題にふれてまた他の話題に移っていく、その空気感が好きだなあと思いながら自分のブログの写真日記をあげていた。

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以上、連続ツイート２９３１回、「さらっと自由意志の問題にふれてまた他の話題に移っていく、その空気感」をテーマに５つのツイートをお届けしました。