アニメ無消費市場を開拓しうる「非物語的パッケージング」の考察

「いわゆるアニソン」ではなく普通にJ-POPとして消費できる水準のアニソンがアニメ無消費者に関心を与える場合がある。しかし、アニメは時間を食う贅沢な娯楽(30分×12話など)なので実際の消費につながりにくい。 ここでパッケージの微細化(端的には一話完結型など)がアニメ無消費者の開拓につながる可能性を見ることができる。「化物語」はメインヒロイン別にDVD/BDがパッケージングされた商品の例。「恋愛サーキュレーション」というキャラソンから、該当キャラがメインの2話(パッケージ1点)のお試し消費につながりやすい。 一話完結型とは〈大きな物語〉の不在、終わり無き日常の描写ということ。原理的に物語ることが出来ない形式。物語らないからこそ、永遠に続けることができる。止まった時間。物語ることにより、時間が動き出す。物語は終わりへ向かわざるを得ない。 続きを読む
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石橋秀仁 @zerobase

変態ベーシストhjfreaks氏のプレイ→YouTube - 【R-18】恋愛サーキュレーションのベース 演奏してみた【Say-No!】 http://bit.ly/dsbzdq

2010-05-10 22:03:56
石橋秀仁 @zerobase

hjfreakの弾いてみた「恋愛サーキュレーション」を気にいった。逆にアニメに興味が。でも時間を要する贅沢な娯楽だから厳しい。

2010-05-10 02:38:17
石橋秀仁 @zerobase

データベース消費、効率的に萌え要素を消費するという観点で、オンデマンド、一話完結型パッケージ小規模化、という方向にアニメが展開してけば、またアニメ見るようになるかも。

2010-05-10 02:45:58
石橋秀仁 @zerobase

ゴルゴ13にはエピソードを支える世界(観)はあるけど、エピソードを紡いで終結へ向かわない、多分。だからコンテンツを切り売りしやすい。例はコンビニ販売のリミックス版。ゴルゴを愛した女達といった切り口でエピソードを取り出して一冊に。消費しやすい。

2010-05-10 02:52:58
石橋秀仁 @zerobase

ゴルゴで消費されるのはエピソードであって萌え要素ではない。「リパッケージング・切り売りの容易さ」を「大きな物語の不在」で論じるのは大塚の物語消費論を借用してる。データベース消費論とはあまり関係なさそう。

2010-05-10 02:58:47
Spica @CasseCool

原作者が大勢いて、ゴルゴの性格が不安定。「2 万5千年の荒野」のゴルゴと「氷結海峡」のゴルゴは別人。後者のゴルゴは絶対に許せないRT @zerobase: ゴルゴ13にはエピソードを支える世界(観)はあるけど、エピソードを紡いで終結へ向かわないので、コンテンツを切り売りしやすい。

2010-05-10 02:59:10
石橋秀仁 @zerobase

「24」だってエピソードを微分して一話完結型の「60」にしてくれたら消費しやすい。

2010-05-10 03:00:07
石橋秀仁 @zerobase

消費しやすいのがいい作品などとは言ってないからね、言うまでもなく

2010-05-10 03:00:32
神田雄大 @kandayudai

それなら小児、女児向けでいいんじゃね。今年のプリキュア、夢パティとかレベル高いよ。 RT @zerobase: データベース消費、効率的に萌え要素を消費するという観点で、オンデマンド、一話完結型パッケージ小規模化、という方向にアニメが展開してけば、またアニメ見るようになるかも。

2010-05-10 03:03:02
逆さ丼 @sakasa_don

@zerobase 「恋愛サーキュレーション」で興味を持ったのなら、基本は2話で済みますね。元作品『化物語』のBD/DVDはメインヒロイン毎のパッケージを実現しているのですが、これを"編集なし"に実現しているのが新しいところです。今までは切り貼りする必要があり原作レベルで自覚的。

2010-05-10 03:03:32
Spica @CasseCool

確かに「一見さんお断り」のドラマは見辛い。最近、数十巻続く漫画が多いが、長さより飛び込み参加しにくさが消費を拒む。「はじめの一歩」なんてタイトルは悪い冗談 RT @zerobase 「24」だってエピソードを微分して一話完結型の「60」にしてくれたら消費しやすい。

2010-05-10 03:13:20
石橋秀仁 @zerobase

.@wtnbhrt ウィキペディアで「メインヒロイン毎のパッケージ」と知って、新しいと思ったんです(最近は普通の手法なんでしょうか)。「動物化するポストモダン」的な意味で「ギャルゲー」的。原作のラノべは(原理的には)いくらでも続編が出せそうですね。

2010-05-10 03:17:48
石橋秀仁 @zerobase

物語微分論。ゴルゴ13化。

2010-05-10 03:19:10
逆さ丼 @sakasa_don

@zerobase あ、そういう経路経過のツイートでしたか。失礼w/手法的に普通ではないですね。ハーレム的状況下においても"メインヒロイン"といいつつ尺の割り当てなど濃淡はあるので。ギャルゲー原作の作品でも"ヒロイン"毎の通常リリースによるパッケージはほとんど実施されていない。

2010-05-10 03:23:34
石橋秀仁 @zerobase

その後のツイートで訂正。データベース消費論ではなく物語消費論の範疇。萌え関係なかった。個人的にも萌え感性は弱いw RT @kandayudai それなら小児、女児向けでいいんじゃね。今年のプリキュア、夢パティとかレベル高いよ。

2010-05-10 03:24:50
逆さ丼 @sakasa_don

@zerobase 逆にそうしない理由というのがビジネス的にはない気もするので、なぜそうしないのかは考察の対象になると思います。

2010-05-10 03:25:16
石橋秀仁 @zerobase

コンテンツ量子論。ケータイ時代のスキマ時間消費ではスキマ時間が最小単位(プランク定数)。そのハードルをトンネル効果ですり抜けて受容される量子コンテンツ。←徹頭徹尾でたらめw

2010-05-10 03:31:45
神田雄大 @kandayudai

近くアニメ化される、「神のみぞ知るセカイ」がギャルゲー的ヒロイン別ストーリー手法のいまのところ最終形です。ただ、その手法を作った麻枝准が複数ヒロインをやめてもいる。 RT @zerobase ウィキペディアで「メインヒロイン毎のパッケージ」と知って、新しいと思ったんです

2010-05-10 03:35:14
石橋秀仁 @zerobase

化物語はつまみ食いする気になりましたけど、ハルヒとかはハードルを感じます。仰るように何かありそう。主流の収益構造メディアミックス?に合わないとか? RT @wtnbhrt 逆にそうしない理由というのがビジネス的にはない気もするので、なぜそうしないのかは考察の対象になると思います。

2010-05-10 03:38:20
石橋秀仁 @zerobase

ギャルゲー的ヒロイン別エピソード、大きな物語の不在、という点で思いだした。『死神の精度』『独白するユニバーサル横メルカトル』は単位(量子w)が「章」。単位が「巻」なら西村京太郎や赤川次郎。

2010-05-10 03:42:58
石橋秀仁 @zerobase

そもそも大塚が歌舞伎に即して〈世界〉と言ったわけで物語る方式としては新しくない。

2010-05-10 03:43:29
石橋秀仁 @zerobase

この文脈で「二時間ドラマ」は興味深い。原作の構造、主演俳優の固定化(船越英一郎、片平なぎさ、山村紅葉)、受容のされ方(お約束)など。

2010-05-10 03:48:59
石橋秀仁 @zerobase

二時間ドラマには主婦の〈萌え要素〉(「萌え」ではないからデータベース素と呼び直す)が詰まっていて、データベース消費論がある程度は当てはまるるかも。

2010-05-10 03:51:55
石橋秀仁 @zerobase

柳沢慎吾氏は〈火サス〉MAD職人。ニコニコ動画的。これ〈データベース消費〉的だと思う。まあ彼以外に広がってないけどw http://j.mp/95KLQ4

2010-05-10 03:58:50
石橋秀仁 @zerobase

抱き合せ論。アルバム&シングルのパッケージ構造をiTunes、着メロが解体した音楽産業のアナロジー。動画コンテンツにおけるそれらの成立と同時にパッケージングも変容する可能性 RT @wtnbhrt あ、人気の局所性か。しかも計算したようにその分布をコントロールできない

2010-05-10 04:08:38