西洋中世学会若手セミナー「頭と舌で味わう中世の食文化:実食編」ツイートまとめ

2023年2月4日(土)に開催された西洋中世学会若手セミナー「頭と舌で味わう中世の食文化:実食編」の主催者、スタッフ及び参加者のツイートをまとめました。
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髙橋 優/Yu TAKAHASHI @iovistakahasius

本日は西洋中世学会2022年度若手セミナー「頭と舌で味わう中世の食文化:実食編」に参加しました。約3年ぶりの対面の研究会でしたが、一般参加の方も多くいらっしゃり、質疑応答も盛んになされる素敵な会合となったと思います。企画立案・運営に尽力された実行委員会の皆様、本当にお疲れ様でした。 twitter.com/jsmes_wakate/s…

2023-02-04 23:26:44
JSMES西洋中世学会 @jsmes_wakate

西洋中世学会 2022年度若手セミナー「頭と舌で味わう中世の食文化:実食編」 medievalstudies.jp/general/202212… 定員25名。1/9(月)までを学会員のみの申し込み期間とし、定員に達しなかった場合は1/10(火)より学会員以外の方の申し込みも受け付けます。 pic.twitter.com/hwAFxXqbrr

2022-12-23 15:07:56
松本涼 @syk_matsumoto

西洋中世学会若手セミナー「頭と舌で味わう中世の食文化:実食編」無事に終了しました。トータルで4年くらいかかったのでまずは一安心。 干ダラはやっぱりバターかBrennivínと一緒に食べたい。もも肉より胸肉の方が高級とか、今日もたくさん勉強になりました。 pic.twitter.com/Xxxv2XO9Fa

2023-02-04 23:32:15
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繻 鳳花 @shuhohka

そんなこんなで大変お勉強になるステキ企画を今後も行っていくそうなので、若手セミナー公式さまのアカウントもフォローして頂ければ、幸せな講義が爆誕するかも?しれません(勝手にいうな)。昨年のレクチャー編も動画アーカイブで残っておりますので、こちらもゼヒ♪ twitter.com/jsmes_wakate/s…

2023-02-04 23:45:43
JSMES西洋中世学会 @jsmes_wakate

レクチャー編はYouTubeで視聴できます。レクチャー編に参加していなくても問題ありませんが、実食をより楽しむためにも事前のご視聴をお勧めいたします。 「JSMES西洋中世学会」チャンネル youtube.com/watch?v=rT7fNC…

2022-12-23 15:08:54
葵 梅太郎 🐤 @AoiUmetaro

昨日 『西洋中世学会若手セミナー「頭と舌で味わう中世の食文化:実食編」』というものに参加させてもらったのですが、とても勉強になりました。 うん十年ぶりの学校でノートをとる、という行為にテンションが上がりました🐥 pic.twitter.com/VfRKbzbBOw

2023-02-05 12:59:38
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音食紀行 @onshokukiko

西洋中世学会若手セミナー「中世の食文化」実食編参加してきました。 料理は次の通りです。 Blamensir 鶏のシチュー Můs 林檎のムース Harðfiskur アイスランド産干しダラ 1枚目、左が鶏、右が林檎です。 干しダラの写真撮り忘れたので、大元を撮りました! pic.twitter.com/8xoRFbEBXY

2023-02-05 09:56:47
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音食紀行 @onshokukiko

14世紀ドイツ料理書 ・Blamensir 鶏のシチュー ・Můs 林檎のムース 中世アイスランド ・Harðfiskur アイスランド産干しダラ 西洋中世学会若手セミナー「中世の食文化」実食編

2023-02-05 10:13:54
音食紀行 @onshokukiko

Blamensir ブラメンジール 鶏のシチュー。メインの肉料理。 この単語はフランス外来語由来。 Můs 林檎のムース 現代のドイツのプディング。 意味合いとしては、現代のムースというよりもかゆ状のごった煮。スイーツにあたる。 西洋中世学会若手セミナー「中世の食文化」実食編

2023-02-05 10:16:41
音食紀行 @onshokukiko

この2品は有信真美菜さんの解説。 Blamensirは有信さん作。 Můsはコストマリー事務局さん作。 西洋中世学会若手セミナー「中世の食文化」実食編

2023-02-05 10:17:23
音食紀行 @onshokukiko

Harðfiskur アイスランド産干しダラ ハルドゥフィスクル≒ハードフィッシュ(hard fish) 文字通り、固(硬)い魚。当時の市民も食していた伝統品。 西洋中世学会若手セミナー「中世の食文化」実食編

2023-02-05 10:19:46
音食紀行 @onshokukiko

・Blamensir 鶏のシチュー ・Můs 林檎のムース 有信さんのターン。様々な料理書に本2品は収録されている。かなりの高級品で階層としては、上流階級が味わっていたことだろう。 西洋中世学会若手セミナー「中世の食文化」実食編

2023-02-05 10:24:19
音食紀行 @onshokukiko

BlamensirとMůsの材料当てクイズ開催。既に参加者は2品(もとい全3品)を味わってディスカッション編に入っています。 1.ヒント。乳製品はナシ。つまりバターも×。使えない地域あるので、縛りを加えた。 西洋中世学会若手セミナー「中世の食文化」実食編

2023-02-05 10:28:05
音食紀行 @onshokukiko

1.の食材:鶏むね肉、アーモンド、米粉、ラード、砂糖(黒糖) 音食紀行当てた食材・・・米粉 米粉はジャポニカ米。アーモンドは砕いて、アーモンドミルクへ。ラードはSchmalz(動物性脂肪)として記される。 西洋中世学会若手セミナー「中世の食文化」実食編

2023-02-05 10:31:27
音食紀行 @onshokukiko

1.の続き 砂糖は黒砂糖を使用。精製された白砂糖が入手できるのかというエクスキューズから作成者が選択。レシピでは砂糖の記述のみ。 地域によってはハチミツの場合もあっただろう。 西洋中世学会若手セミナー「中世の食文化」実食編

2023-02-05 10:38:40
音食紀行 @onshokukiko

出典は1,2共に"Daz buoch von guoter spîse" fh-augsburg.de/~harsch/german… レシピにはスミレもあった(今回は入手経路等あり加えていない)。香りづけ、酸味など。 「ルー」として米粉、ラード。分量は料理書に書いていない。 西洋中世学会若手セミナー「中世の食文化」実食編

2023-02-05 10:47:00
リンク www.fh-augsburg.de bibliotheca Augustana
音食紀行 @onshokukiko

1.鶏のシチュー 76. Ein blamensir Der wölle machen ein blamenser. der neme dicke mandelmilch und hüener brüste geceyset und tu daz in die mandelmilch und rüere daz mit ris mele und smaltz genue und zuckers tu genue dar zu. daz ist ein blamenser. "Daz buoch von guoter spîse"より

2023-02-05 12:50:10
音食紀行 @onshokukiko

"Daz buoch von guoter spîse" 分量は書いていない。今回は鶏むね肉3枚(1kg)、アーモンドミルク1.5ℓ+アーモンドパウダーを少々。 当時のドイツのポンドは500g。それを補ってレシピを訳した。 medievalcookery.com/etexts/buch.ht…

2023-02-05 12:52:18
音食紀行 @onshokukiko

2.Můs 林檎のムース 食材当てクイズ。正解は→りんご、米粉、アーモンドミルク。 りんごは酸っぱいものという事でその指定をコスマリー事務局さんにお願いした。 有信さんは紅玉と予想し、実際コストマリー事務局さんは紅玉を直接農家から購入。 西洋中世学会若手セミナー「中世の食文化」実食編

2023-02-05 12:57:08
音食紀行 @onshokukiko

2.Můs 林檎のムース 原文は 75. Ein mus von rise お米のピューレ。メイン食材はりんごとはいえ、中世ドイツ版ライスプディングといったところか。実態は、米粉とアーモンドミルクでドロドロのかゆ状にサイ状のりんご。 medievalcookery.com/etexts/buch.ht… 西洋中世学会若手セミナー「中世の食文化」実食編

2023-02-05 13:03:14
音食紀行 @onshokukiko

時代を経て 米粉+アーモンドミルク→米、牛乳のライスプディングとなるのは容易にできる。 そして日本人のほとんどがこのライスプディングを食すと「うっ!」となるのもわかるだろう。 余談だがこのライスプディングwithりんごは近代にも存在する 西洋中世学会若手セミナー「中世の食文化」実食編

2023-02-05 13:09:21
音食紀行 @onshokukiko

こちらが19世紀フランスのブルジョワジーの料理。 ライスプディング+りんごのコンポート+メレンゲを組み合わせた複雑な料理だが、14世紀ドイツの米のムースの進化形だと考えると理解がスムーズだろう。 西洋中世学会若手セミナー「中世の食文化」実食編 pic.twitter.com/jGOVyJPXmw

2023-02-05 13:17:16
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音食紀行 @onshokukiko

米粉とアーモンドミルクで煮込んだ14世紀ドイツのりんごスイーツが500年の時を経て19世紀フランスの歴史料理としてレシピがあるのが面白い。そして、面白い進化なのだが、ライスプディングの進化なので、日本人にあまり刺さらないところはご愛敬。 西洋中世学会若手セミナー「中世の食文化」実食編

2023-02-05 13:19:05
音食紀行 @onshokukiko

3. Harðfiskur アイスランド産干しダラ 現代アイスランドではバターを塗って食べる。昔はハンマーでたたいていた。 対象が中世の話なのか現代の話なのかを注意深く聴きとっています。 西洋中世学会若手セミナー「中世の食文化」実食編

2023-02-05 13:23:07
音食紀行 @onshokukiko

Harðfiskurはハルドゥフィスクル(≒ハードフィッシュ)。文字通り固(硬)い魚のこと。 干し魚という単語はskreiðスクリーズ。タラは現在のアイスランドでは個人で勝手に獲れないので、ダンゴウオなどを自分たち用に食す分を獲っていたりする。 西洋中世学会若手セミナー「中世の食文化」実食編

2023-02-05 13:28:56
音食紀行 @onshokukiko

中世のアイスランドでは、塩は使われていなかったのでは。 また、干し魚の骨の残り方で、消費地なのか生産地なのか判別できるのも興味深い。 食文化考古学の範疇。 西洋中世学会若手セミナー「中世の食文化」実食編

2023-02-05 13:31:52