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マシン・オブ・ヴェンジェンス #2

翻訳チームによるサイバーパンク・ニンジャ活劇小説「ニンジャスレイヤー」リアルタイム翻訳 (原作:Bradley Bond-san & Philip Ninj@ Morzez-san) ニンジャスレイヤー公式ファンサイト「ネオサイタマ電脳IRC空間」 http://d.hatena.ne.jp/NinjaHeads/ ニンジャスレイヤー「はじめての皆さんへ」 http://togetter.com/li/73867
ニンジャスレイヤー
alohakun 104909view 1コメント
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  • ニンジャスレイヤー @NJSLYR 2011-11-06 17:15:10
    (「おい。ルートが違うぞ」アーソンがとがめた。「バカめが」「スイマセン」運転手が淡々と謝罪した。「でもこれでいいんです」「何?」「トコロザワ・ピラーじゃないです、行き先は」車内の空気がどろりと濁る。「何だと?」アーソンが問いつめた。運転手は無感情に言った。「行き先は地獄ですよ」)
  • ニンジャスレイヤー @NJSLYR 2011-11-06 17:15:38
    (ルームミラー越しに、運転手の双眸がアーソンを射抜いた。「何?」「ニンジャ」ネオン看板が投げかける明かりが、帽子の下のメンポを光らせる……「ニンジャ。殺すべし」)
  • ニンジャスレイヤー @NJSLYR 2011-11-06 17:16:08
    第一部「ネオサイタマ炎上」より:「マシン・オブ・ヴェンジェンス」#2
  • ニンジャスレイヤー @NJSLYR 2011-11-06 17:20:44
    家紋タクシーは急加速!地獄へ向かう黒いキャノンボール棺桶と化した車体は時速200キロを超えて繁華街を切り裂く。その直線上にあるのはロータリーの突き当たりに建つ「オカメ武力」ビルだ!ナムサン!ちなみにこのビルはソウカイヤが土地ころがしのために購入した、実態無き無人ビルである! 1
  • ニンジャスレイヤー @NJSLYR 2011-11-06 17:24:52
    「何を……何をする!」アーソンがうろたえた。ニンジャといえどこの事態は不測だ。「ザッケンナコラー!」助手席のクローンヤクザがチャカ・ガンを運転手に突きつける。「イヤーッ!」「グワーッ!」運転手の片手が一閃、クローンヤクザの手首が切断された! 2
  • ニンジャスレイヤー @NJSLYR 2011-11-06 17:29:00
    「このまま死ね!」運転手は言い放ち、爆走する家紋タクシーの運転席ドアを強引に開いて車外へ転がり出る。アスファルト上で彼は巧みな受け身をとり、無傷で膝立ちに着地。「オカメ武力」ビルに自殺突進する家紋タクシーを見送った。「アイエエエ!」事態を目撃した酔漢が悲鳴を上げ、逃げる! 3
  • ニンジャスレイヤー @NJSLYR 2011-11-06 17:32:59
    カブーム!ビルに正面から突入する家紋タクシー!ビルは支柱を砕かれたか、白煙を巻き上げてつぶれてゆく。安普請か!家紋タクシー車内に残された五人は全員死亡……否!彼らは衝突の直前になんとか車外に脱出を成功させていた。だが、手首を失っていたクローンヤクザは脱出時に大きく負傷! 4
  • ニンジャスレイヤー @NJSLYR 2011-11-06 17:40:06
    「貴様、どこのアサシンだ……」アーソンが突き進む。ドウン!その背後で一際派手な爆発炎上!クローンヤクザ達は既にアサルトライフルやチャカ・ガンを構えていた。「ザッケンナコラー!」一斉砲火!運転手は仁王立ちだ。銃弾の嵐の中でその運転手スーツと帽子がズタズタに破けてゆく。 5
  • ニンジャスレイヤー @NJSLYR 2011-11-06 17:45:10
    破け去った制服の下から現れたのは……赤黒のニンジャ装束である!ゴウランガ!ニンジャである!当然のごとく無傷!「ニンジャ!?」アーソンが眉根を寄せた。彼もまた灰色のスーツを脱ぎ捨てていた。一瞬後、そこにはダークオレンジのニンジャがいた!二人のニンジャが対峙する! 6
  • ニンジャスレイヤー @NJSLYR 2011-11-06 17:52:09
    「ドーモ、はじめまして。ニンジャスレイヤーです」先手を打ちオジギしたのはニンジャスレイヤーだ。「ニンジャスレイヤーだと!?貴様がそうだというのか」アーソンは目を見開く。そしてオジギを返した。「ドーモ、ニンジャスレイヤー=サン。アーソンです」 7
  • ニンジャスレイヤー @NJSLYR 2011-11-06 18:07:29
    二者の間にのっぴきならぬ殺気が瞬時に膨れ上がる。当然、この後始まるのは凄惨な殺し合いだ。しかし、アイサツは決しておろそかに出来ないニンジャの礼儀だ。古事記にもある。クローンヤクザはすぐにでもニンジャスレイヤーを銃撃する構えであったが、アーソンの迫力がそれを許さなかった。 8
  • ニンジャスレイヤー @NJSLYR 2011-11-06 18:12:58
    「まさか実在していたとは。負け犬どもがでっち上げたケジメ逃れの方便とばかり」アーソンは鼻で笑った。ニンジャスレイヤーはジュー・ジツの構えをとった。「……安心せよ。オヌシもこのあと負け犬となる。私がオヌシのカラテを破り、殺すからだ」 9
  • ニンジャスレイヤー @NJSLYR 2011-11-06 18:27:11
    ネオン看板の明かりが、彼のメンポに彫り込まれた「忍」「殺」の二文字を照らし出す。なんたる恐怖をあおる字体!「……ニンジャ殺すべし」彼は死神そのものの声で宣告した!「ぬかせ!」アーソンが仕掛ける!「イヤーッ!」ジグザグに駆けながら、彼は拳を振り上げる。ダッシュストレートだ! 10
  • ニンジャスレイヤー @NJSLYR 2011-11-06 18:32:07
    その名が暗示するがごとく、アーソンが得意とするのはカトン・ジツの一種。殴った相手を超自然の発火現象で燃やして殺す、残虐な暗殺技だ。アーソンは己の技に絶対の自信を持っていた。(ニンジャスレイヤー?ふざけた名前を。害虫は駆除して今度の査定の足しにしてやる!)彼は拳を突き出す! 11
  • ニンジャスレイヤー @NJSLYR 2011-11-06 18:35:39
    「イヤーッ!」速い!おそるべき拳速!だがそこにニンジャスレイヤーの身体は無い!「何!」アーソンは息をのんだ。ニンジャスレイヤーは瞬時に上体をそらし、ブリッジして攻撃を回避したのだ!なんたるニンジャ敏捷性!そしてこれは攻撃の予備動作でもあった。ニンジャスレイヤーの脚が霞む! 12
  • ニンジャスレイヤー @NJSLYR 2011-11-06 18:38:49
    「イヤーッ!」「グワーッ!」ニンジャスレイヤーは逆立ちしながらヘリコプターめいて両脚を振り回し、アーソンの顎を斜めに蹴り上げた!キリモミ回転して吹き飛ぶアーソン!「ザッケンナコラー!」「スッゾオラー!」すかさず四人のクローンヤクザがニンジャスレイヤーを銃撃!「イヤーッ!」 13
  • ニンジャスレイヤー @NJSLYR 2011-11-06 18:46:04
    「グワーッ!」その瞬間なぜかクローンヤクザの一人が脳天に銃弾を受けて即死!ナムサン、ニンジャスレイヤーの素早い回し蹴りが銃弾を弾き返し、それが手近の一人に撃ち込まれたのだ!「グワーッ!」さらに一人が即死!脳天に刺さったのはスリケン!回し蹴りの勢いでスリケンを投げていたのだ! 14
  • ニンジャスレイヤー @NJSLYR 2011-11-06 18:54:52
    「ザッケンナコ…」「イヤーッ!」ライフルのカートリッジを交換しようとしたクローンヤクザの首が不自然な角度に曲がり即死!瞬時に懐へ駆け込んだニンジャスレイヤーがチョップで首骨を叩き折ったのだ!「スッゾ…」「イヤーッ!」最後の一人は何もできぬうちに肘鉄で左の頬骨を砕かれ即死! 15
  • ニンジャスレイヤー @NJSLYR 2011-11-06 19:02:36
    「バカな、バカな!」アーソンが呻いて立ち上がる。「何者だ貴様!目的は何だ!」ニンジャスレイヤーはツカツカと早歩きで近づく。「オヌシらニンジャは一人として生かしておかぬ」「救援がここへ向かっている!テロリストめ、死ぬのは貴様だぞ!」「ニンジャ殺すべし!」 16
  • ニンジャスレイヤー @NJSLYR 2011-11-06 21:56:46
    「イヤーッ!」手負いのアーソンが捨て身めいて殴りかかる。だがニンジャスレイヤーは左手をその拳に添えるように当て、最小限の動作で逸らしてしまった。当たらねばアーソンのカトン・ジツは意味が無い!「イヤーッ!」「グワーッ!」アーソンが身体を折り曲げ、震えた。「グワ、アバッ……」 17
  • ニンジャスレイヤー @NJSLYR 2011-11-06 21:59:12
    前屈みになったアーソンの背中からは、ナムアミダブツ……ニンジャスレイヤーの腕先が生えている。ジゴクめいたチョップ突きがアーソンの胴体を貫通し、反対側から飛び出したのだ!「本当だぞ、アバッ」アーソンのメンポの呼吸孔から血がこぼれる。「救援がもうこの場所へ向かってきている」 18
  • ニンジャスレイヤー @NJSLYR 2011-11-06 22:08:05
    「望むところだ」「きゅ、救援を退けたとしても」アーソンの呼吸がみるみるうちに荒くなってゆく。「より強力なニンジャ戦士が……そしてダークニンジャ=サンが、貴様の存在を許さぬだろう」「私は貴様らの存在を許さぬ」ニンジャスレイヤーは腕先を引き抜いた。「イヤーッ!」「アバーッ!」 19
  • ニンジャスレイヤー @NJSLYR 2011-11-06 22:14:35
    メンポと傷穴から鮮血を迸らせ、アーソンが倒れる。ニンジャスレイヤーの足元には早くも五人の敵全てがむごたらしく斃れていた。彼はまるでそれが日常見慣れた光景であるかのように、無感情な目で見下ろすばかりだ。戦闘はあっという間に終結した。だが、見よ!アーソンの言葉に嘘は無かった。20
  • ニンジャスレイヤー @NJSLYR 2011-11-06 22:16:45
    ヒュンヒュンヒュンヒュン。巨大な推進音が接近し、上空がにわかに明るくなった。彼は顔を上げた。繁華街の退廃的なネオン看板……「おなしやす」「カボス」「良く犬」「コケシマート」といった極彩色の文字群の向こう、夜空を斜めに横切る飛行船あり。彼はその鋼鉄の下腹を睨んだ。 21
  • ニンジャスレイヤー @NJSLYR 2011-11-06 22:18:17
    「安い、安い、実際安い」「この飛行船は広告目的であり、怪しくは無い。安心です」欺瞞の言葉を周囲に撒き散らしながら、飛行船はサーチライトを投射し、対象を探している。「……」一秒後、ニンジャスレイヤーは高く跳躍し、ネオン看板を蹴りながらビルの屋上へ飛び移った。そのまま駆け出した。22

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