日本古代史ツイート―連載構想を通して認識の見直しについて(「富本銭」「和同開珎」そして「征夷大将軍」)―

古代を「統一」ではなく「割拠」として考える、固定観念からの脱却によって見えてくる新たな古代史像について。 まあ、これで新聞連載がチャラになったらただの空回りなのだが…。 ダメならダメで、ダメ元で「このミス」にでも投稿すっかなあ…。
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じねん @jinensai

新聞連載(オファーが来たらだが)用の構想で日々脳内円卓会議中(ダンシングなう)。同人誌連載中の古代史探求ミステリをベースにした『妄想の帝国(仮題)』で行くか、以前ボツになった仲間内のリレーミステリの学園モノ『(仮題)統合学園某重大事件顛末記』を練り直すか…。(続

2011-12-22 04:51:43
じねん @jinensai

承前)前者は着地点が見えないし、後者は自分以外の複数リレー参加者向きに普段の自分のやり方とは違う方式でプロッティングしてるので再翻訳が必要になるし、自分の中で「合作」前提でクレジット放棄してる作品なので参加者に再取得の「ことわり」を入れないと気分的に落ち着かないし…。(続

2011-12-22 04:52:29
じねん @jinensai

承前)むしろ連載回数に合わせて『妄想の帝国(仮題)』の着地点を決めるという卑怯な方法が現実的かも知れないのだが、短期の場合はいわゆる「富本銭」と「和同開珎」を奈良の大仏と絡めた方向に持っていくのがベターかも知れぬ。(続

2011-12-22 04:53:02
じねん @jinensai

「和同開珎」(武周治下・筑紫都督府発行;開元通寶準拠)と「富本銭」(蘇我入鹿≒鋳る貨)の並存→「和同開珎」の近畿天皇家による上書き発行(いわゆる「日本鬼子プロジェクト」方式)による筑紫都督府発行事実の隠滅→(続

2011-12-22 04:53:37
じねん @jinensai

承前)既発行「富本銭」(入鹿業績)・「和同開珎」(筑紫都督府発行分)を奈良の大仏の原材料として転用(蓄銭叙位令による強引な掻き集め)という流れであれば、一連の政策、書紀の重複鋳銭記事(「和同開珎」の銭文記述無し)に合理的な解決がもたらされる筈なのだが…。(続

2011-12-22 04:54:17
じねん @jinensai

承前)学園モノは、既存の枠を恐らくはみ出ない出来に収まるので、ミステリの楽しさの「普及」という面では適切だが、作り手魂をいまいち昂揚させないのだよなあ。(続

2011-12-22 04:54:42
じねん @jinensai

承前)もう一つの構想としては、歴史モノで「征夷大将軍」問題についての腹案はある。その当初は「遣唐使」(実質は歳時ごとの貢納)によって、武周・唐の羈縻政策の一環として「蝦夷国」を征伐することを代行することが主眼だったのではないかという濃厚な疑念だ。(続

2011-12-22 04:55:21
じねん @jinensai

承前)初期には遣唐使から征東将軍への人事すらある。「筑紫都督府」からの兵の撤収、近畿天皇家による(唐の威光を借りた)全国的な支配の確立、唐の支配に入らない「蝦夷国」への日本国の蚕食の黙認がセットになっていたと考えれば「征夷大将軍」の唐突感はむしろ霧散する。

2011-12-22 04:55:57
じねん @jinensai

この場合、根が東北人なので、「蝦夷国」側の一般兵士を狂言回しに活劇調にならざるを得ないので、いささか(というか大幅に)脱線必至なわけで、どうしよう東照宮なのだ。

2011-12-22 04:59:38
じねん @jinensai

あ、正確には「重複鋳銭記事」は、「続日本紀」にも掛かってるんだった。従来不明とされて来た天武朝の鋳銭が「富本銭」と認定状態だが、これは持統天皇(天武后)による藤原京(新益京)の地鎮具の「富本銭」(フォント違い)からの逆算による。「続日本紀」では銀銭(先行)と銅銭(共に銭文無し)。

2011-12-22 05:27:08
じねん @jinensai

まあ、発見場所が飛鳥池という蘇我氏勢力圏内のド真ん中ストレートだから、バイアス無しに解析すれば「富本銭」の発行は蘇我氏によるモノと考えた方が自然ではないか?というのが私の解析なのだがな…。

2011-12-22 05:45:22
じねん @jinensai

「入鹿≒鋳る貨」はまあ駄洒落として、オヤヂギャグこそ日本を救う灯明也。

2011-12-22 05:47:10
じねん @jinensai

会議は踊る…。あれ、赤ワイン空いたたたた。ぼちぼち寝るか。

2011-12-22 05:47:17
じねん @jinensai

銭湯サウナ脳内円卓会議。今日は「蕨手刀」について。俗説・通説では日本刀の原型という位置付けだが、新日鉄の成分分析という理系からのアプローチでどうにも武器としては弱いことが分かっている。出土状況が副葬品、北海道・東北に偏在というのもいわゆる「権威象徴物」を臭わせる。

2013-02-20 21:18:02
じねん @jinensai

少し視点を変えよう。そこはいわゆる蝦夷地であり、征夷大将軍・征東将軍が派遣されている。遠隔地ゆえ全権委任で、その初期メンバーは遣唐大使経験者として既に「節刀」を賜ったことがある。つまり現地首長を各個に味方に引き入れるための「孫節刀」ではないか。

2013-02-20 21:26:09
じねん @jinensai

将軍と現地首長の契約の証が「蕨手刀」と考えれば腑に落ちる。現地首長が縁者に首長を譲る際には契約は引き継がれないのだろう。その都度結ぶ方が自然かも知れない。代替わりや将軍の交代の際に賜ったのなら出土状況をうまく説明できるのではと考えている。

2013-02-20 21:32:12