三国志こばなし集2024年4月号(上)現パロ編

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袁「逆セクハラ!?」 孫「もし万が一、私があなた方にお触りでもしたら一発退場だろう？」 歩「110番にリーチかかってますからね」 孫「ならば女から男への妄りなお触りもセクハラと定義せねば不平等ではないか！」 袁「じゃあ男同士はセクハラにならないの？」 呂範「裏セクハラになりますな、理事長」

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孫「さすが呂範先生。裏セクハラとは、男同士、女同士におけるセクハラと定義できるのだ」 歩(小賢しい理事長だこと) 袁(さっさと帰ろ) 範「ならば対偶セクハラとは？」 孫「対偶セクハラとは！」 歩「…」 袁「…」 範「…」 孫「阿蒙先生。私にお触りしろ」 蒙「…ぶよっぶよですね」 孫「表に出ろ」

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呂蒙…またつまらない男を絞め落としてしまった。 歩練師…四人で飲み直しませんか？ 袁氏…良いところ知ってらっしゃるでしょう、呂範先生！ 呂範…ええ、もちろん。 孫権…表で呂蒙に絞め落とされ店に放置された。

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司馬昭「…馬鹿な企画を立てる野郎がいるもんだ」 賈充「大好きだろう、そういうの」 司「当たり前だ」 陳泰「なにしてんだ？」 傅嘏「えっ陳泰には刺激が強すぎる」 司「ピュアなお前にこのステージはまだ早い」 陳「だからそのあだ名で呼ぶな！」 賈「なんと？」 陳「…えっ陳泰と！」 傅「顔赤っ」

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司「このタイトルをどう思う？」 陳「…快より始めよ？」 賈「故事成語を元にした企画物を漁っていたのさ」 陳「未成年だろ！」 傅「この中で、十八の禁を破った事のない男だけが、俺たちに石を投げろ」 司「…」 賈「…」 陳「…」 傅「そら見たことか」 司「往生際が悪いぞ！えっ陳泰！」 陳「くっ」

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司「他に？」 賈「呉越同床」 傅「喪家の狗」 陳「まんまじゃないか」 傅「未亡人に飼われた狗の話だと」 司「湿度高えな！」 賈「両雄並び勃たず」 傅「ヒップの勇」 司「酔っ払いどもの深夜テンション下ネタ大会じゃねえか！」 陳「虎穴に入れずんば虎子を得ず？」 賈「これはとんでもない企画だ…」

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司馬昭…虎を狩る女だらけの集落に男が単身で…？ 賈充…もはやノンフィクションドキュメンタリーじゃないか。 陳泰…帰り道に自分も故事成語下ネタを色々考えてにまにま。 傅嘏…大上映会の準備を始めた。

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司馬昭「…」 男A「俺のちんちんで、貫く事ができぬ物などあるはずない！」 賈充「…」 女「私の貞操は、例えどんな殿方だろうと守り抜いてみせられるわ！」 陳泰「…」 傅嘏「…」 B「じゃあさ！てめえら幼馴染で男のちんちんと女の貞操をぶつけたら、どうなっちまうんだい？」 A「!?」 女「!?」

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司「タイトルは？」 賈「矛盾」 陳「まんまじゃないか」 傅「ラブコメを踏襲しつつ、くだらなすぎる下ネタを絡めるスタンスは嫌いじゃない」 A「俺は幼馴染のお前を今更女と思えねえんだよ！」 女「私だって！」 A「…ん？」 男「参った…車軸が使い物にならなくなってしもうた」 A「お困りですか？」

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男「…車輪がダメになってな」 A「車輪を回すのに厳しい地域ですから」 男「助けてくれるのか？」 A「お待ちを」 女「なに私の胸揉んでんのよ！」 A「お前の胸を借りないと、できない事があるんだ！」 女「え？」 A「！！」 男「おお！君のちんちんが車軸代わりに！」 A「車輪を回して見せましょう！」

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司馬昭…女との絡みがどうでも良くなるほど、最高に最低なくだらなさだったな！ 賈充…嫪毐という男優らしい。 陳泰…窒息するほど爆笑してた。 傅嘏…女の貞操を損なわず、男のちんちんを受け入れる見事な着地点だったな。

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程普「おや賀斉先生。見事な坊主頭ではないか」 徐盛「今日は仏誕節ですからな！」 賀斉「…いきつけの美容師の口車に乗せられたのですよ」 呂範「周魴の所ですね」 賀「おっしゃる通り」 呂「これはこれで派手ではないか」 賀「笮融でもあるまいし…」 趙氏「でしたらウィッグでも付けてみますか？」

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賀「おお！なんとド派手な！」 趙「次はこちらを！」 程「もう授業時間までわずかだぞ、二人とも！」 賀「趙氏先生！是非とも私のヘアデザインに新たな可能性を！」 趙「是非もありませんわ！」 徐「私の創作意欲を中々に刺激してくれたではないか…」 程「…芸術の先生諸君はどうにも分からぬなあ」

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呂「まあまあ、程普先生」 程「なにかな？」 呂「彼らは理より情が大事な先生方ですから」 程「まあな」 呂「あなたの様な理を大事にする先生との乖離が大きいほど生徒も面白いですって」 程「…その通りだが」 生徒「また賀斉先生がスプリンクラー作動させやがった！」 程「行ってくる」 呂「はっ」

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程普…1ヶ月坊主頭で過ごす罰を与えた。 呂範…彼も周魴の美容院が行きつけ。 賀斉…派手派手調理実習で調子に乗ったら、派手派手ウィッグに引火して大惨事。 趙氏…賀斉をコーデするウィッグと衣装のアイデア出しが楽しすぎる。 徐盛…物理の黄蓋先生から頼まれた大規模工作の新作開発に邁進中。

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曹操「スポーツジムの体験だと？」 荀彧「孟徳殿もいかがです？」 曹「体験なら構わんが」 夏侯惇「荀彧殿から誘われるとは珍しい」 夏侯淵「なんか気掛かりなことでも？」 荀「…全部あなたのせいです、夏侯惇殿」 惇「なに？」 荀「ここに越して来て、あなたのご飯が美味しいから食べすぎたせいで」

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惇「なんと!?」 淵「ええっ！」 曹「いつの間にそこまで肥えていたのだ!?」 荀「引っ越し前の写真をたまたま見つけた時、愕然としまして…」 曹「幸せ太りではないか、文若」 淵「広義で言えばそういうことですな、元譲兄貴」 惇「…カロリーには気を配っているのだが」 荀「ああ…今日も美味しい…」

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曹「文若の部屋に出動！」 惇「冷蔵庫のガサ入れか！」 荀「警察呼ぶぞ！」 淵「呼んだか？」 荀「」 曹「観念しろ」 惇「厳しく確かめるぞ」 淵「むっ、白い粉」 荀「砂糖です！」 曹「このデザート類！もしや！」 惇「明らかに大家さんのスイーツだ」 淵「まさか独り占めしてたんですか!?」 荀「」

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曹操…アパート住民及び大家さんと管理人さんでこやつを弾劾せねば。 夏侯惇…俺たちも署名するぞ。 夏侯淵…食ったことねえスイーツばっかりじゃねえか… 荀彧…典韋から皆で食べるよう託されたスイーツの独り占め常習犯だった事が発覚！

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曹操「二階の臣曹孟徳、夏侯元譲、夏侯妙才らが稽首して申し上げます」 夏侯惇「…」 夏侯淵「…」 曹「私どもは、王佐の才たる者は、多くの人民を養い育む任を補佐し、永久に万国を安定させる臣であると聞いております」 典韋「…」 曹「しかしこの荀文若が、富の分配を怠る事甚だしく…」 荀彧「…」

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曹「アパートの主典韋より下賜された甘味の数々を、我らアパートの臣や管理人へも分配することなく、独占する不正を働いておりました」 郭嘉「…」 于禁「…」 許褚「…」 曹「のみならず、甘味の独り占めにより醜く肥え太った暴食の罪を、夏侯元譲の食事によるものだと罪をなすりつけんとする有様…」

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曹「私どもは、天下が転覆し、社稷が傾き滅びたならば、たとえ身を殺し命を失ったとしても、責任は果たしきれないと心配し恐れております」 荀「…」 曹「この荀文若の罪を白日のものとし、我らがアパートの社稷を守らんと、死を覚悟して申し上げる次第です」 典「しかとお前たちの上奏を受け取ろう」

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典韋「まさか荀彧さんがそんな事してるなんてなあ…」 荀彧「…」 典「他のみんなの意見は？」 許褚「にわかに、信じ難いが」 曹操「被告人の冷蔵庫から押収した証拠の品々をこちらに」 夏侯淵「俺たちが初めて見たスイーツばっかだったんだよ」 郭嘉「美味そう…」 于禁「なんたる事…」 夏侯惇「…」

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典「…独り占めして食うスイーツは美味かったかね、荀彧さん」 荀「…恥じております」 于「やはりアップルパイが…」 曹「どうした？」 于「荀彧殿のお宅に回覧板を回した日、とても豊かなアップルパイの香りがしたのです」 荀「！」 于「お部屋から良い香りがしますな、と私が尋ねた時、被告人は…」

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于「気のせいでは？と宣ったのです」 荀「」 郭「せこっ！」 許「それは誠か？」 典「俺が焼きたてアップルパイを荀彧さんに託した日が…」 于「…完全に、一致しますな」 淵(すげえ怒ってないか？) 惇(食い物の恨みだからな) 于「被告人の立ち振舞い及び偽証の罪を加え、私は厳罰を望みます」 荀「」