ガイアックス「ネットリテラシー講座 @net_literacy 」 定期勉強会 (講師:小久保聡夫さん @kokubotoshio )
小久保:「情報レベル」を高めるには、どうするか? それは簡単。情報収集を行うときに、「Why?」を繰り返せばいい。子どものマネをすればよい。
2012-02-16 20:19:38小久保:有名な例はニュートン。「なぜりんごは下に落ちるのか?」という問いを繰り返し、仮説を立て、最後には万有引力の法則に気付いた。
2012-02-16 20:20:27小久保:1つの分野を究めると、「こんなところに情報があるんじゃない?」と仮説を立てられる。1つの分野を死ぬほどモノを調べると、情報レベルが上がる。
2012-02-16 20:21:20小久保:例:「快適で静かなマンションに住むには?」騒音がイヤで、静か過ぎるのもイヤ。賃貸マンションは、周りに誰が住んでいるかわからない。高い家賃を払っても、快適に過ごせないこともあった。ではどうすればよいか? 「Why?」と問いを立ててみた。
2012-02-16 20:22:42小久保:2次情報源として、ネットで静かなマンションを調べてみた。しかし、これでは上手くいかなかった。そこで、「実際に住んでいる人に声を掛けてみればよいのでは?」と仮説を立てた。このようにして、1次情報を探ることにした。
2012-02-16 20:23:46小久保:そこで直接話すことを通して、いろいろな情報が手に入った。ここで、「無知は人を損にさせる」という郷ひろみの言葉が理解できた。
2012-02-16 20:25:24小久保:それまでは、ネットの情報が100だと考えていた。しかし、1次情報と合わせて初めて「100」になった。メディア特性がある。いろいろな情報を組み合わせていくことで、ネットの威力が高まっていく。
2012-02-16 20:26:302次情報<1次情報ってことは忘れずにいたい。確かにネットで情報を仕入れるのには楽になったけど、1次情報以上に自分にとっての信ぴょう性を高める情報の取り方はないと思う。
2012-02-16 20:27:49小久保:できるだけ、多面的に見る。どういう観点で物事を見るか、いろいろなフレームワークがある。「4C(顧客、競合、自社、協力会社)」、「7S(戦略、組織、社内制度、社員の価値観、スキル、人材、社風)」など。でないと、面白い結論も出てこない。
2012-02-16 20:28:02小久保:このような有名なフレームワークには、当たり外れはない。しかし、競合他社もやっているから、面白くない。独自戦略を作るべき。Appleのように、ITに芸術を持ちこんだことは面白い。
2012-02-16 20:29:12小久保:世の中の根本は、「順列組合せ」。高校まで習って一番役に立つと思った。高校に戻ってしっかりと勉強し直したいと、今でも思う。
2012-02-16 20:31:08小久保:Wikipedia、Google、日経テレコン、書籍…様々な情報源がある。ベストな組み合わせはなにか?何が情報のハブとなっているか、考えている。
2012-02-16 20:31:59小久保:書籍や調査レポートは、目次を見ればわかる。その業界で、どのような視点で情報収集するべきであるかを、学ぶことができる。そこが調査部員の勝負どころ。最初の1日~2日で決まってくる。
2012-02-16 20:33:54小久保:「○○を××するには、どうしたらいいか?」という宿題を、自由大学で出した。この問いの観点を5つ出し、5つの情報源を出すように求めた。
2012-02-16 20:35:15小久保:いわゆる「白熱教室」で出演していた、ティナ・シーリグ(スタンフォード大学)は、「"Yes but"じゃなくて"Yes and"」が魔法の言葉と言っていた。先ほどの宿題でも、受講生が発表した観点や情報源を否定させず、「これもあるんじゃない?」としたら、新しい発見がでてきた。
2012-02-16 20:36:59小久保:宿題で、「良い引っ越し先(シェアハウス)に出会うにはどうしたらいいか?」と問いを立てた受講生がいた。5つの観点のうち、1つめに「『良い』を定義する」としたことが素晴らしいと考えた。情報の起点・情報源はあくまで自分。それを問いかけてブレないようにしたことが重要。
2012-02-16 20:39:39小久保:会社のビジネスでも、依頼先の人に「なぜその情報を知りたくて依頼したのですか?」と聞くことを大事にしている。依頼に至った背景を詰めなければ、結果の情報に満足してくれなくなる。
2012-02-16 20:42:25小久保:他人を情報源にしてしまうと、振り回されてしまう。どのようなスタンスで情報収集をするか。どのように観点の「順列」を立てれば情報のゴールに近づくか、どのような情報源を「組合せ」ればよいか。
2012-02-16 20:44:02小久保:「コロンビア白熱教室」で、登山家のアーロン・ラルストンの話の例があった。岩に手を挟まれ遭難してしまい、餓死してしまいそうな時に、自殺という選択肢を考えた。しかし、他に選択肢が無いか…と考えた時に、「自分の手を切る」という選択肢を浮かべた。
2012-02-16 20:50:31小久保:極限状態でも選択肢を増やすことができたのが、先ほどのラルストンの例。このように、観点を出す事で選択肢が増えることが重要。情報収集の究極の目的は、何かに「気づく」こと。
2012-02-16 20:52:03小久保:「エグゼクティブ・サマリー(事業概要書)」を、作成するとき。「調査命題→予備調査→調査設計→本調査」を経て、情報発信をする。情報発信では、「気付いた」こと、「知らせたいこと」をエッジを効かせたメッセージを伝える。
2012-02-16 20:53:17小久保:DELL社の「ソーシャルメディア・リスニング・コマンドセンター」は、複数の画面を用いて、ツイートした人のリアルタイムなニーズを拾っている。/参考: AdverTimes(アドタイ) http://t.co/6Gg7gFLG
2012-02-16 21:04:18