短歌について

4月2日の本多響乃さんの発言を受けての短歌クラスタのつぶやきをまとめました。 自分のTLの目に付いたもの等を拾っただけなので、これは関係ないとか外してほしいとか、これは追加すべきとかありましたら、誰でも編集可能ですのでよろしくお願い致します。
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飯田彩乃@『リヴァーサイド』刊行 @iida_ayano

@susumuyukino 短歌という形式は他に比べて意味を取りやすいだけに、そうしようという意志がどうしても働いてしまうのですよね。そういった体験を呼び起こす、あるいは新しい風景を見せるための手段としての歌というのも作りたいと思っているのですが、→

2012-04-03 03:21:19
飯田彩乃@『リヴァーサイド』刊行 @iida_ayano

@susumuyukino おそらく短歌をそういうものとして捉えていないだろう人に「わからない」と両断されると、自分の言葉に詩歌としての価値はあるのかと疑わしくなってしまうのです。ただそれを、捉え方が違うからとか、場が違うからとかという結論で終わらせたくないと思っています。

2012-04-03 03:22:02
飯田彩乃@『リヴァーサイド』刊行 @iida_ayano

@susumuyukino 落とし所(というとビジネスっぽいですが笑)を見つけたいですね。

2012-04-03 03:23:40
mymhnd @mymhnd

13 また、高校時代に学校の図書館で葛原妙子の短歌に出会ったという、小原奈実さん。彼女からは、同世代のひとたちに人気の高い、男性歌人の短歌の魅力がどうしてもわからない、というお話を聞いたことがあります。(本郷短歌会、というのは、学生短歌会の名前です。)

2012-04-03 08:27:45
mymhnd @mymhnd

14 くどうよしおさん @mk7911 が、夕べのわたしのツイートに関連して、お話くださっていたので、リツイートしますね。

2012-04-03 08:38:32
工藤吉生(くどうよしお) @mk7911

篠原さんの「一読してすぐに意味がわかる短歌がぼくにとっていい短歌」に激しく同意する。黒瀬さんの短歌は、オレには難しい。botをフォローしたこともあるし、短歌研究の連載記事もじっくり読んだし、関心はあるんだけど。

2012-04-02 23:10:32
工藤吉生(くどうよしお) @mk7911

要するに、オレの体には黒瀬さんの短歌を分解するような種類の酵素がないってことか。調べるとオレとあまり年が変わらないのに文語を使いこなしている。

2012-04-03 00:05:47
工藤吉生(くどうよしお) @mk7911

体質ということでいえば、オレはもう「文語」ってだけで苦手意識が強い。例えば「降るらむ」が降るのか降らないのかもわからないレベル。詩歌以外の普段の文章まで古い字や古い文体で書いてる人見ると「近寄らないようにしよう」と思うくらい。

2012-04-03 00:10:11
工藤吉生(くどうよしお) @mk7911

理解できないものを侮るのはオレの悪い癖だが、そういう意味でオレは文語を理解しない。なんかいやらしいとすら思ってる。滅びて博物館に隔離される日を待ってる。

2012-04-03 00:26:35
工藤吉生(くどうよしお) @mk7911

ブログのアクセス数を伸ばすコツを調べていた頃に「どんな読者に書くかを想定して書け」というアドバイスを読んだ。オレは自分の短歌の読者層を絞りきれないな。短歌をやらない人にもウケたい。評する言葉を持たない人に「なんか知らないけどとにかくすげー!」って言われたら嬉しい。

2012-04-03 00:50:55
工藤吉生(くどうよしお) @mk7911

夕べツイートしようとして忘れてたけど、黒瀬珂瀾さんの短歌でオレが好きなのはこれらの作品。 『遠くまで来たのだ金正日の死が一面に配されざる程度には』 『でも歌は歌でしかないわが喉を震はせまぼろしの海を消す』

2012-04-03 08:22:12
工藤吉生(くどうよしお) @mk7911

好きというよりは「かろうじてわかる」に近い。分解酵素がないのは確かだと思う。

2012-04-03 08:25:59
パンダウルフ @tankawolf

響乃さんのツイート興味ぶかいなあ。「ぱっとわかる短歌」については2種類ありそうですよね。1つが「リテラシー」。もう1つが「趣味」。リテラシーは身につけることができる。そして身につけることで「わかるようになる」。趣味はあまり変わらない。あわない作品はあわない。

2012-04-03 08:57:01
パンダウルフ @tankawolf

あと、リテラシーを要求する短歌は「リテラシーがない人を切り捨てる」短歌と言える。その結果、誰を切り捨てることになって、それが自分が伝えたい相手と重なっていないかどうかに自覚的でないとまずそう。

2012-04-03 09:01:08
パンダウルフ @tankawolf

当たり前だけど、「短歌特有のリテラシー」なんて、短歌にどっぷりつかっていないほとんどの人は持ち合わせていない。切り捨てる範囲はすごく大きい。

2012-04-03 09:03:48
パンダウルフ @tankawolf

あと「リテラシー」という時に、「文語の知識」とか「短歌史」とか「技術論」とか狭い範囲で捉えられがちだけど、「ポップミュージック」とか「漫画」とか「最新テクノロジー」とか「若い世代の行動様式」もリテラシーの一種で、それらを身につけないと理解できない短歌もあると思っている。

2012-04-03 09:07:56
パンダウルフ @tankawolf

リテラシーについては「たのしめる作品を増やすならあるに越したことがない」のは間違いない。ちゃんと勉強すればその価値はある。ただし、当たり前のことだけど、勉強するにはコストがかかるわけで、誰しもどこかで「ちゃんと理解できなままこの作品は不要という線引きをする」んだと思う。

2012-04-03 09:11:48
パンダウルフ @tankawolf

で、話を戻すと、「ぱっとわかる短歌」とは別に、「読み込まないとわからない短歌」があって、そういう作品をどう取り扱うのかは、作り手にとっても読み手にとっても難しい問題ですよね。

2012-04-03 09:15:31
パンダウルフ @tankawolf

「ぱっとわからない」ということは「ぱっと見はつまんない」わけだし、それは「A.ほんとうはおもしろい」と「B.ほんとうにつまらない」の2つに要素分解できるわけだけど、Aという保証がない状態において、そこまで深く読み込むか/読み込むことを読者に期待できるか、は難しい。

2012-04-03 09:19:08
パンダウルフ @tankawolf

結局は「場」とか「想定する読者」という観点に戻ってしまうんだろうなあ。篠原謙斗 @kentotonek さんが「一読しておもしろくなければ深読みしない」と言うのは、つまり篠原さん自身が「ぱっと見で判断する読者」を想定していて、そういう読者に届く作品を目指しているんだろう。

2012-04-03 09:22:37
パンダウルフ @tankawolf

何が正しいというわけではないけど、何かを信じた時に何を失うのか、ということについては誰もが自覚的になる必要があると思います。(以上)

2012-04-03 09:24:52
パンダウルフ @tankawolf

あとこういう話題が出たときに「短歌の種類についての見取り図」がないと混乱するなあといつも思う。個人的には、たとえば「文語v口語」×「アートvポップ」の4象限で見取り図を書いておいて、議論をプロットするとわかりやすいと思っています。

2012-04-03 09:38:23
パンダウルフ @tankawolf

各象限で目指す方向性や大切にすることは全然違うのに、「文語×アート」的な価値観で「口語×ポップ」を批判したり、「口語×ポップ」的な価値観で「口語×アート」を批判してもしょうがないですもんね。

2012-04-03 09:42:30
パンダウルフ @tankawolf

あ、ちなみに「アートvポップ」が厳密には対立軸じゃないということは自覚的です。

2012-04-03 09:49:31
出雲もこみ @I_nowhere

「『誰かのために何かしたい』ではなく『自分のしたいことを誰かに役立てたい』」話と、そこから派生した「水木しげるは、売れ筋を描こうとはしないけれど、自分の描くものを売れるようにする努力がすごい」話を思い出したり。

2012-04-03 09:39:21
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