「飛沫感染」と「空気感染」、どこまで区別されるべき?

鳥インフルの感染性に関する河岡義裕東京大医科学研究所教授らのNature論文について、タイトル中 "droplet transmission" の部分を「飛沫感染」でなく「空気感染」と訳した朝日新聞。 その訳(用語選択)はおかしいとブログで批判したaggren0xさん。 そのaggren0xさんによる朝日批判の理由・言い回しについてもにょるy_tambeさんのツイートを中心にまとめました。
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Y Tambe @y_tambe

僕が「『空気感染』という言葉を、専門用語として使うのは避ける」というのは、そこらへんの理由も含みます。

2012-05-15 22:02:32
Y Tambe @y_tambe

つまり「おかしいとまではいえないのでは?」という指摘なんかじゃなくて、「おかしいけど、その『おかしい』というツッコミ方もおかしいよ」という指摘。

2012-05-15 22:08:56
Y Tambe @y_tambe

そういう風に、すごく踏み込んで考えると、「その『おかしい』というツッコミ方」が、「実はおかしくはなかった!これが新事実だったんだ!」とかなる可能性も、将来はないとはいえないのだけど、「今」それが言えるのか?と言われると難しいという。そういうヤヤコしい構図。

2012-05-15 22:19:18
Y Tambe @y_tambe

まぁ根拠レスな私見を言うと、僕個人も「インフルエンザの飛沫核感染って、本当は寄与が小さくて、(ノロウイルスみたいに)ごくわずかのウイルス粒子で感染成立する飛沫感染がメインじゃないの?」とか、実は思ってはいる。

2012-05-15 22:12:05
Y Tambe @y_tambe

ついでに補足。まとめの前半で「朝日がdroplet transmissionを空気感染としたのは誤訳か」という問いに、「そうとも言えない」と留保したのには、またちょっとややこしい背景が。

2012-05-15 22:29:08
Y Tambe @y_tambe

あの時点では「タイトルのdroplet transmissionを空気感染と訳した」というのが、そもそも事実関係としてどうなのかがわからなかったので。もし「ディスカッションで飛沫核感染との関係について述べられてた」なら、空気感染という語を使う理由も出てくるから。

2012-05-15 22:32:30

修正しますた

当初のまとめ方に誤解がありましたので、↑のy_tambeさんの補足をふまえて冒頭の紹介文と見出しを一部修正しました