マンガのフキダシ、内向きの三角の起源について
- JunyaTheSphere
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@JunyaTheSphere シッポ二つって、同時に二人が同じことしゃべったって時には使うけど強調の意味でっていうのは共通認識無いと思います。
2012-05-16 16:30:39@JunyaTheSphere 叫ぶのの少し手前の強調という感じで、フキダシ全体に雲とトゲ(シッポ)が混じってるのがあった気はしますが…。
2012-05-16 17:02:22@yamatomo413 はい、それは多くのマンガ家さんが使われてますよね。でもそれとは明らかに違うと思います。村野さんのフキダシはトゲのない饅頭型、大友さんに受け継がれているタイプなので、目立つんです。まあ、そこに注目すると、ですが。
2012-05-16 17:06:57@JunyaTheSphere あ、何かイメージ出来て来ました。大勢に共通認識は無いようにに思いますが、画面でみると強調という雰囲気がわかる感じのフキダシかな。言葉だけで聞くとフキダシのシッポが二つというと、二人の人がしゃべった記号だろうと思ってしまうけど。
2012-05-16 17:17:09@JunyaTheSphere 黄表紙が期限かどうかもわからないですが、そこまでは遡れるということです。私が知ってる黄表紙のシッポつきのフキダシみたいのの中には文字ではなく絵が入っていますね。戦後の展開についてはどこかで誰かがやってるかもしれないけど、私は見たことがないです。
2012-05-16 22:12:41起源ですね、すみません。 RT @yamatomo413: @JunyaTheSphere 黄表紙が期限かどうかもわからないですが、そこまでは遡れるということです。私が知ってる黄表紙のシッポつきのフキダシみたいのの中には文字ではなく絵が入っていますね。戦後の展開については
2012-05-16 22:54:37@JunyaTheSphere @yamatomo413 脇から失礼します。"「o0O」みたいな形で「音に出していないことを表す」"吹き出しについては、ヨコタ村上孝之『マンガは欲望する』の中で論じられていたかと思います。
2012-05-16 23:07:44あ、そっか!! RT @iwa_jose: @JunyaTheSphere @yamatomo413 脇から失礼します。"「o0O」みたいな形で「音に出していないことを表す」"吹き出しについては、ヨコタ村上孝之『マンガは欲望する』の中で論じられていたかと思います。
2012-05-16 23:11:22@iwa_jose @yamatomo413 どうもありがとうございます。2000年代後半はマンガから離れていて、その本は読んでいませんでした。早速ポチりましたので読んでみます。今後も何かご指摘等ありましたらどうぞよろしくお願い致します。
2012-05-17 00:17:32@yamatomo413 遅くなりましたが、これです。村野守美『オサムとタエ』第1話より。 http://t.co/UNDghPOi
2012-05-17 12:30:54@JunyaTheSphere ほんとだシッポが二つ。これが二人いるという記号じゃなく使われるのですね。@JunyaTheSphereさん最初に読まれたとき、違和感のようなものは感じられなかったですか?
2012-05-17 12:48:18@yamatomo413 違和感はなかったですねぇ。単に気づいてなかったのか、無意識のうちに理解していたのか、自覚的になってしまった今となっては判りません…。ただこの場合は2つのフキダシが重なっていて、強く言っている方は文字も大きいので、シッポはあまり気にならなかったのかも。
2012-05-17 13:03:42@yamatomo413 あと、夏目房之介さんの本で、手塚治虫さんと永島慎二さんを模写しているときにも似たフキダシがあったので、手塚さんを探したら丁度良い図版が夏目さんの本に。戦中に描かれた『幽霊男』だそうです。 http://t.co/tk4vHTQC
2012-05-17 13:06:56@yamatomo413 えーと、『BJ』一巻から幾らでも見つかりました…(^_^;) これなんか3本だし。 http://t.co/s3tseH81
2012-05-17 13:43:58@yamatomo413 じゃあその流れの方に受け継がれているかと思って開いたら一発で発見。堀田あきおさんの『アジアのディープな歩き方』1巻。バンバン使ってますね(^_^;) http://t.co/uQWkSndb
2012-05-17 13:47:23@JunyaTheSphere へぇーっ!「BJ」も「アジアの~」も読んでるのに、ぜーんぜん気にしたことなかったですねぇ。おもしろい!
2012-05-17 14:01:15@yamatomo413 かと思うと、坂口尚さんは恐らく不使用。じゃあ目先を変えてトキワ荘は…と思って開いたら、こちらにもありました石森章太郎さんの『幻魔大戦』。石森さんは二本目がおまけっぽくて、しかも半数近くに使用してます。 http://t.co/cnWNn8xz
2012-05-17 14:08:29@yamatomo413 ただやっぱり、村野守美さんの「饅頭型」から2本出てるのが、特に画面上で目立ちますね。手塚さん、石森さんのような「雲形」だと、その雲がちぎれた感じでしょうか。1本、2本となっているのは、ちぎれ具合の差として認識されていたのかも。いや、認識してないか。
2012-05-17 14:13:38@JunyaTheSphere あ、でも雲が千切れた感じで違和感無かったのかも、というのはそうじゃないかと私も思います。自然な感じだったから意識しなかったんじゃないかと。
2012-05-17 14:17:07@yamatomo413 そもそも、高寺彰彦さんが「クチバシ」、唐沢なをきさんが「シッポ」と仰ってたことからヤマダさんに質問したんですが、これってフキダシと台詞を発する人を指し示すもの(つまりシッポ/クチバシ)を分けて考えているか、一緒に考えているかの違いの顕れかもしれないです。
2012-05-17 14:26:48@yamatomo413 シッポの方は、人物等から台詞が出るとフキダシとして出現し、その流れが途切れたところでシッポが生じる感じ。一方、別の流れとしてフキダシは「そのコマの中で話されている台詞を収めるもの」として描かれ、追加として台詞を発する人物等を指すために三角を追加する感じ。
2012-05-17 14:30:04@yamatomo413 実は大友さんは初期、殆どシッポ/クチバシを描いていません。意識的だと思います。それが作を重ねるうちにだんだん描かれるようになっていくんですが、そのなかで、こんなのがあります。75年「辻切り」。 http://t.co/hmMDygAq
2012-05-17 14:37:21@yamatomo413 今回の大もとは、唐沢なをきさんの https://t.co/eUnJEM1H なんですが、その源流が大友さんだとすると、「千切れ」ではなく「追加記号」だから、内向きだっていいんだ、という考えで始められたのではと推測できます。もちろんまだ検証不足ですが。
2012-05-17 14:41:02