英語の発音についてのまとめ

DamnDamnChingさんの、英語の発音についてのツイをまとめました。
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yoh_the_superstar @DamnDamnChing

【英語の発音】発音の問題は色々あるが、多くの日本人が難しいと思っている部分はすこしずれている。たとえば巻き舌やth音などは、下手でもそんなに困らない。RとLの区別では、RよりもLの下手さが際立つ。(日本語のラ行はRに聞こえる。)そのため、巻き舌の練習はせず、Lの練習をすべきだ。

2012-05-23 15:08:52
yoh_the_superstar @DamnDamnChing

【英語の発音】母音の発音の間違いの多くが、ローマ字読みに引きずられた間違いである。例えば、eは「エ」と読むことより「イ」と読む場合が多い。excuse meはエクスキューズミーではなく、イクスキューズミーである。「eはイと読む」と決めとくだけで、間違いが3割くらい減るだろう。

2012-05-23 15:11:08
yoh_the_superstar @DamnDamnChing

【発音】英語でもフランスでもそうだが、日本語に無い曖昧母音や口を開かない子音があるため、日本人の耳には曖昧な音が多いように聞こえる。それは日本語に無い音なのだから仕方ない。しかし、真似して曖昧にしゃべると目も当てられないことになる。まずは口を大きく動かし、明瞭な発音を心がける。

2012-05-23 15:13:59
yoh_the_superstar @DamnDamnChing

【英語の発音】英語やフランス語には日本語に無い音が沢山あるのだから、聞き取れないのは仕方ない。ではどう練習するか?テープやCDを浴びるほど聴いても効果は薄い。一番いいのは、自分で舌の位置や口の開け方を工夫して問題の音を出してみることだ。自分で出せるようになった音は聞いても分かる。

2012-05-23 15:16:52
yoh_the_superstar @DamnDamnChing

【発音】母音の種類を増やすのは実はそれほど難しくない。口の形を連続的に丸くすぼめていくとA-O-U、連続的に横に開いていくとA-E-Iとなる(まずお試しあれ)。この連続変化の途中、例えばA-Eのちょうど中間で止めると、ドイツ語のäの音になる。自分であちこち途中の音を出してみよう。

2012-05-23 15:24:02
yoh_the_superstar @DamnDamnChing

【発音の秘密1】口の変化は連続的なのだから母音の種類は原理上は無限にある。(光の色を何色と呼ぶかに似ている。区切り方は恣意的なのだ。)そして個々人によっても発音は違う。だから例えば母音が5つしかない日本語話者の脳は、事実上無限種類ある母音を5つのどれかに分類する作業を行っている。

2012-05-23 15:28:50
yoh_the_superstar @DamnDamnChing

【発音の秘密2】つまり聞き分けられないのは脳の認識の問題で、この母音の区分は1歳半くらいまでに完成する。脳が同じだと分類している母音をいくら違うといって聴かせても、「同じ」にしか聞こえないのである。それは脳にとっては当然のことで、また日々の会話において必須の処理なのである(続く)

2012-05-23 15:33:42
yoh_the_superstar @DamnDamnChing

【発音の秘密3】脳内母音カテゴリーに成人してから新種を加えることは困難だが、自分自身で新しい母音を発音するのが最良の方法である。自分自身の脳内で、その母音を出すための新しい手続き(口の形の作り方等)が在来のものと区別される。その区別は聴覚情報の処理にも反映されるのである。(完)

2012-05-23 15:35:36
yoh_the_superstar @DamnDamnChing

「赤ちゃんは聞いているだけで喋れるようになりますよね。同じように聞いているだけで喋れるようなるんです!」という英会話教材の人に話しかけられたことがある。(石川遼君が出てるやつ?)効果の程は知らないが、私が言えるのは、音素の類型化ができる前の赤ちゃんの脳と大人の脳は違うということ。

2012-05-23 15:46:08