遊牧民(@Historian_nomad)さんの清朝国家論基礎

遊牧民(@Historian_nomad)さんの、清朝国家についての連続ツイートです。 とりあえずまとめました。
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遊牧民@インド遠征軍 @Historian_nomad

そしてこの新疆、なかんずく南新疆のムスリム居住地帯の征服によって、清朝は「ムスリムの庇護者」としても振る舞わざるを得なくなった。清朝の新たな一面の登場である。 #遊牧民の清朝国家論基礎

2012-06-06 22:44:46
遊牧民@インド遠征軍 @Historian_nomad

この新疆平定によって、清朝国家の多面的側面はすべて出そろった。即ち、「満洲のハン」「モンゴルの大ハーン」「中華皇帝」「チベット仏教の庇護者」「ムスリムの庇護者」である。この多面性こそが清朝の「内陸アジア帝国」としての本質であった。 #遊牧民の清朝国家論基礎

2012-06-06 22:46:11
遊牧民@インド遠征軍 @Historian_nomad

以後清朝は、あくまでこの多面的性格を維持したままそれぞれ異なる文化を持つ支配領域に君臨した。このような多面的性格が崩れていくのは太平天国の乱において、八旗兵とモンゴル鉄騎兵を失い、その軍事的基盤を漢人官僚の団練へと移行してからのことである。 #遊牧民の清朝国家論基礎

2012-06-06 22:48:05
遊牧民@インド遠征軍 @Historian_nomad

そして辛亥革命後、チベット、モンゴルは独立を宣言、中華民国からの決別を宣言する。その理由こそが、多面的な性格を内包する「清朝皇帝」ではなく、「漢人」の下につく道理はない、という主張にあった。 #遊牧民の清朝国家論

2012-06-06 22:49:50
遊牧民@インド遠征軍 @Historian_nomad

この他にも語るべきことは多い。一にロシアとの関係。二に太平天国以後の清朝の性質の変化。三にムスリムの独立運動の実態。しかしこれらは筆者の力量不足あるいは紙幅の都合上今回は論じない。至らない点の多い内容ではあるが、以上で本論を終えさせていただくこととする。 #遊牧民の清朝国家論基礎

2012-06-06 22:52:41
遊牧民@インド遠征軍 @Historian_nomad

結論:何時間くっちゃべってんだ俺は馬鹿か。

2012-06-06 22:53:01
遊牧民@インド遠征軍 @Historian_nomad

とゆーわけで終わりです!どう見ても説明不足過ぎるけど二時間だか三時間だか喋りっぱなしだし勉強してないしなのでもう勘弁して!許して!

2012-06-06 22:53:54
遊牧民@インド遠征軍 @Historian_nomad

質問とかあったら適当にリプ飛ばしてください!今日答えられるかわからないけども!あと記憶頼りで適当だったりしてるので今から言う本読んで正しい知識をゲッツ☆してね!お願いだよ!!!!!!

2012-06-06 22:54:33
遊牧民@インド遠征軍 @Historian_nomad

松浦茂『清の太祖 ヌルハチ』上田信『海と帝国』並木頼寿・井上裕正『中華帝国の危機』別冊環⑯『清朝とは何か』岡田英弘・神田信夫・松村潤『紫禁城の栄光』石橋崇雄『大清帝国への道』吉澤誠一郎『清朝と近代国家』川島真『近代国家への模索』

2012-06-06 22:57:48
遊牧民@インド遠征軍 @Historian_nomad

他にもいろいろあるけど論文だから許してー!ああでも山口瑞鳳『チベット』も読んでー!うわーんもうテンパってるぼすけてー!

2012-06-06 22:58:22
遊牧民@インド遠征軍 @Historian_nomad

あ、参考文献に岡田英弘『康熙帝の手紙』入れるの忘れた。ガルダン戦はこれがまず真っ先に挙げられる基礎中の基礎文献です。

2012-06-07 00:04:37
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