研究所の構造的な問題についてのまとめて4
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@longtonelongton @georg_trakl @stillwanderer 日本の科学-技術は、国家に隷属しやすいかも。西洋では、科学は趣味や好奇心の追究として発展し、技術は職工の世界にあった、という歴史的蓄積や背景がある。しかし、日本の場合は…。いかがでしょうか?
2012-06-05 23:15:45@motonosuke0328 @longtonelongton @georg_trakl @stillwanderer もともと科学技術が国家に隷属するのは、19世紀の欧米においてもそうだったのではないかと思いますが、
2012-06-05 23:20:47@longtonelongton @georg_trakl @stillwanderer 官僚支配の科学-技術予算の壁をぶち破るためのシナリオとは?
2012-06-05 23:21:45@motonosuke0328 @longtonelongton @georg_trakl @stillwanderer 日本の場合、近代化を官僚主導によって、近代化を導入したという背景があり、そのことが国家への隷属、依存をさらに強固にしたのではないかと思います。
2012-06-05 23:23:07@motonosuke0328 @longtonelongton @georg_trakl @stillwanderer もともと近代社会を運営する素地のないところに、役人が近代科学を輸入してしまった。
2012-06-05 23:25:19@motonosuke0328 @longtonelongton @georg_trakl @stillwanderer だから国家に対する距離やスタンスの取り方をきちんと考える環境になかったのではないかと思います。
2012-06-05 23:25:29@georg_trakl @longtonelongton @stillwanderer そうですね、特に蒸気機関や武器の分野での大量生産と、それを可能にする標準化(規格の統一)など、ターニングポイントがあると思います。
2012-06-05 23:35:52@motonosuke0328 @georg_trakl @stillwanderer 英国王立協会の設立(初代会長がニュートン)が制度化された科学の始まりだとすると、この時、既にフランシスベーコンの遺志を継ぐ科学国家の理想(ニュー・アトランティス)が込められていたのではないか。
2012-06-05 23:48:40@motonosuke0328 @georg_trakl @stillwanderer 現代科学が巨大化して、その問題もグルーバル化。EUの国際プロジェクト予算獲得に奔走するインドの研究者、既にEUプロに参加していた北欧の研究者と話した。EU官僚の煩わしさは日本の比ではないかも。
2012-06-06 08:17:00@motonosuke0328 @georg_trakl @stillwanderer 現代では、近代日本における官製科学の問題が、グローバル化し、インド等でも、きっと同じ問題を抱えているでしょう。インドの官僚の腐敗も酷いらしいから、大変でしょうし、そもそも圧倒的に予算が少ない。
2012-06-06 08:18:49@motonosuke0328 @georg_trakl @stillwanderer推測ですが、西欧の場合は、歴史的に大学がカソリックの権威から出発しているので、アカデミーの政治からの距離感が日本とは違うかも。戦前日本は、西欧との競争でアカデミーの独立性どころではなかった。
2012-06-06 08:23:07@georg_trakl @motonosuke0328 ただ、一般に知られたいないけれど、インドでは日本と違いアカデミズムの人でも全く唯物論ではなく、ヒンズーの精神文化を信じ、従っている。だから学会開始の時も、ヒンズーの知の女神が降臨し学会に臨在し続けてもらえるよう儀式を行う。
2012-06-06 08:29:36@georg_trakl @motonosuke0328 シンガポールは独特のイギリス植民地文化の世界性の素地があるせいか、現在の科学技術立国政策にも、その国際化に日本のぎこちなさが無い。招聘された西欧人研究者が、自分はシンガポーリアンだと喜ばしげに語る、南洋的な明るさがあった。
2012-06-06 08:34:50@motonosuke0328 @georg_trakl @stillwanderer 文明論的には、産業と科学と経済が(野合的に)結びついた世界は、破滅するしかないと、第一次世界大戦を見たシュタイナーや、ベルジャーエフのような人たちが、はっきりと意識化した。
2012-06-06 08:42:56@motonosuke0328 @georg_trakl @stillwanderer 迂遠ですが、日本の思想的、文化的雰囲気を変えて行くのが基本である事は確かです。シュタイナーのように、具体的な提案ができるように勉強したいですね。独立した現場自治的な在り方をどう実現するか。
2012-06-06 08:48:58@longtonelongton @georg_trakl @stillwanderer カソリック、この点を考えれば、「二重の緊張関係」があったと思う。近代に影響を与えた研究者は、カソリック内部では異端として排除されたし、さらに、宗教と国家という大きな対立構図も存在した。
2012-06-06 10:04:19@longtonelongton @georg_trakl @stillwanderer 社会のありようを考える際、ぼくも自治について考えます。個人のレベルにおいては、自律性の回復または獲得ということになるでしょう。いまは、身体も精神も記憶も、奪われすぎている。権力に丸投げ。
2012-06-06 10:14:38@longtonelongton @georg_trakl @stillwanderer 第二次大戦の時期だが、アドルノとホルクハイマーの共著『啓蒙の弁証法』にも、危機感が横溢している。第一次世界大戦で、大規模殺戮技術、翼賛ポスター(プロパガンダ)の登場などで世界が変わった。
2012-06-06 11:43:25@longtonelongton @georg_trakl @stillwanderer こんな本はいかがでしょうか。1920年代の思想状況を描いています。生松敬三さんが書いた『二十世紀思想渉猟』(岩波現代文庫)。「神智学への道―ルードルフ・シュタイナ」という章もあり。
2012-06-06 12:40:25@motonosuke0328 @georg_trakl @stillwanderer 最近、本を買いすぎたので、少しして、余裕が出たら、読んでみたいです。
2012-06-06 15:40:08@motonosuke0328 @georg_trakl @stillwanderer なるほど。個人の身体・精神と、社会の在り方の病理が、映し合う二枚の鏡のなかの像のように、消滅点に向けて収束してゆく。病める自我と言う鏡を太陽に向け、その眩い反射光で社会の身体を照らしてみる。
2012-06-06 17:03:26@longtonelongton @georg_trakl @stillwanderer 古典的なマルクス主義者は、社会体制(経済体制)が変わればすべて変わるんだ、人間性もよくなるんだ、みたいなことまで言っていました。この批判は簡単です。では、精神、魂をどうするか、課題ですね。
2012-06-06 17:35:13