有原慎介さんの“obahanology”&“ossanology”
- Abraxas_Aeon
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「オキシトシン」をネットで検索すると、それをサプリメントみたいに摂取して幸せになろうという誇大広告的な商売は既に沢山あるみたい。アメリカの神経経済学者が、「ツイッターをやるとオキシトシンが放出される」というまことしやかな説を唱えている。→http://bit.ly/dk7n3n
2010-07-10 19:40:26モベリ『オキシトシン』にも書いているように、実際は人間の体内の反応のなかで、蜘蛛の網の目のようなネットワークの中で、オキシトシンが重要な働きをなしていることがある、というくらいのことしか言えないはずだ。でも著者が「安らぎ」を重視したがってる気持ちはよくわかる。
2010-07-10 19:43:03オキシトシンは女だけでなく男にも働く物質だけど、やっぱり代表的には女性に影響が大きいらしい。不安が軽減されて他者への恐れがなくなり、社交性が高まるという。オバハンたちの「恐れを知らぬ社交性」にはわが男性陣も学ぶべきものがあると考える。
2010-07-10 19:45:11オバハン学(obahanology)の研究の目的のひとつに、われわれ男は、いかにして幸福なオバハン的気質を手に入れることができるか?という実践的課題がある。How can we acquire a obahanic happy disiposition? という問いだ。
2010-07-10 19:47:35まあ男がみんな、オキシトシン系の幸福な安らぎに満たされてしまったら、社会の進歩や経済発展に支障をきたすおそれはある。アドレナリン系の男の競争心や功名心、政治システムを動かしていくための「ヴィルトゥ(美徳としての力)」もやはり重要である。
2010-07-10 19:49:36街路樹の葉っぱの一枚一枚が、陽の光をやわらかく受け止めて、キラキラと輝いているのを歩きながら見ている時、夕暮れ時の買い物帰りの新婚の主婦のように、「もう何もいらない」「不安もない」という柔和な幸福感情に満たされることがあるが、男がそんなこと感じていると社会不適応にぶつかる。
2010-07-10 19:52:54柔和な美を感じてしまう男は、それだけで社会からズレている。負けている。不要者である、という思いがかすめる。だから、自分をそのようなものへ陶酔がしにくくなるように、自分を訓練しなければならない。
2010-07-10 19:58:12@Abraxas_Aeon 今朝からネットに接続できないということが頻発しているので、読書会の時間にトラブらなければ良いと思っています。にしても、あたしもROM参加者になってしまうかもwww
2010-07-11 13:48:50@Geisteswelten 多分ですが、有原さんとiwriさんのリードになるかとw。主催者のくせに一番知識的に貧弱で情けないなと思いつつ・・・w。私、最初生意気なことを言ってましたが、だいぶ脳内カオス化してますw。
2010-07-11 13:52:38@Abraxas_Aeon ですね。お二方は知識量が圧倒的。かつ、言葉も自在に操られる。nentenさんも準備万端のようですし。ROMるのは楽しそうですが、参加者などと名前が挙がっていることが恥ずかしい・・・・。
2010-07-11 14:04:31@Abraxas_Aeon 「多分ですが、有原さんとiwriさんのリードになるかとw」いや、有原さんは多分ムリ。思考が粗雑すぎます。チンピラです。今日図書館で、イヴリィという登場人物が出てくるエンデ『自由の牢獄』を借りてくる。エンデは何か上品そうだ。
2010-07-11 14:12:38大学で新入生のとき、マンドリン・サークルの見学しに行って、そこで目のくりくりした可愛らしい新入生の女性が「好きな本は、エンデの果てしない物語」といってたので大急ぎで図書館でエンデの『果てしない物語』を読み始めた。
2010-07-11 14:14:27図書館で『果てしない物語』を読んでいるうち、一回見に行っただけのマンドリンサークルに顔を出すことはなくなったので、その素朴そうな女の子に会うこともなかった。読み終えると、誰もいなくなっていた。果てしないのは、お前の頭の中の妄想だろう。
2010-07-11 14:16:19今日、外を歩いていると、あまり通らない道で、古物商みたいなお店があって、店の前にガーゴイルみたいな西洋の怪物の石像が置いてあった。ファンタジーのかけらか。
2010-07-11 14:18:50@alsinceke いえいえ、色々教えてくださいw。イヴリィと言う人物は、iwriさんいわく、エンデの「ミスライムのカタコンベ」の主人公の名前から取っているらしいです。なんでもカバラにおける高次の自我を表す言葉だとかで。http://togetter.com/li/31720
2010-07-11 14:19:48ツイッター上の @iwri さんとのエンデ縁でを少し読もうと思い「ものがたりの余白」を借り出す。シュタイナーの芸術観には「暗黒が欠けている」というエンデ。オイリュトミーも「妖精が輪舞するだけの美学」「ブルジョア的なバレエ観念」なところがあると。
2010-07-11 14:26:51エンデは「日本人はだれでも、芸術作品には暗黒が必要だと知っている気がします」といって、能や茶道の茶碗の例を挙げている。谷崎潤一郎の『陰翳礼賛』みたいなものかな。出口王仁三郎の「よう碗」をエンデが見たら何て言うか。
2010-07-11 14:28:33ないものねだりになるけどシュタイナーに欠けているものを無理矢理探すとしたら暗黒というよりも「笑い」ではないかと思うが、それも出口王仁三郎などと比べてみたときの話で、王仁三郎の場合はラテン系の笑いで日本でも特異なので比較にはならないかもしれない。
2010-07-11 14:30:47エンデの「ミスライムのカタコンベ」は、洞窟内で奴隷のように働いている主人公イヴリィが見る夜の不思議な夢から話から始まって、自分ではわけのわからないままに洞窟の壁に「窓」の絵をチョークで描き始める。
2010-07-11 19:18:42洞窟内の世界で、「窓」という言葉は存在しない。知らない「窓」を絵にしてゆく。ここはちょっと感動的。洞窟の外にへんな女医のオバハンがいて、一瞬主人公の味方のように見えるが、麻酔薬をキノコから作る怪しい人物だった。オザケンの「企業的な社会」と「セラピー的な社会」の対照とも似てる?
2010-07-11 19:21:37で、「企業的な社会」である洞窟の世界と、「セラピー的な社会」である癒しのオバハンの両方を否定して、主人公のイヴリィは洞窟内の住人を「覚醒」させようと熱弁を奮う。説得された住人たちはデモ行進をして洞窟の壁を破る。しかし、壁の向こうは救いなのか絶望なのかは最後まで明かされない。
2010-07-11 19:23:59検索されるのもイヤだし、半分、創作なので仮名にするが、ナイトスクープの秘書役の磯部まり氏が出馬したのは何かに対する「復讐」だった、という仮説を立ててストーリーをこしらえてみると、落選よりも番組「ドタキャン」のほうが磯部氏の落選後の「晴れ晴れ」とした気分をもたらした可能性が強い。
2010-07-14 14:03:04磯部氏は上品そうな語り口で番組内で長らく秘書役をやっていて、大阪では人気があったのだが、数年前、テレビで磯部氏が絵本の朗読をやっている番組で、読み終わった後磯部氏が、笑みを崩さず「私は元来断りきれない性格で、断る勇気というのをこの本から教えられた」みたいなことを言っていた。
2010-07-14 14:05:44私はそれを見ていて、なんとなく、磯部氏は、けっこうハラワタ煮えくり返るようなことがあっても、それを表面には全く出さず、演技するようにして、あの見事な人あたりの良さを実現してるんやないか、みたいなことを思った。
2010-07-14 14:07:28磯部氏はずっと周りのことに対して「私は私になりたい!」と叫びたく思ってて、「ファック・ユー」とつきつけたく思っていたと仮定すると、政党からの出馬要請というのは磯部氏にとって渡りに船で、「もういやだからやめた!」を合法的に実現できるよい手段だった。むしろ政党のほうが利用された。
2010-07-14 14:10:46