「久保田カヨ子氏による、アレルギーに関する間違った認識」に対する@ssm3110氏による行動の経緯
- smithnagano
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第2に、「食物アレルギーは、アレルギーに該当する食べ物を工夫して少しずつ与えることで治せる、しかも(医師の指導下でもなんでもない)しつけのレベルでそれができる」という、科学的に間違った認識が現れている点。
2012-08-04 01:08:31こんな間違った認識がウェブ上に、しかもダイヤモンド社という「ウェブへのアクセス数も多いであろう非常によく知られた素晴らしい有名企業」のサイトに長時間掲載されているのは、大きな問題があるであろう、と私は感じました。
2012-08-04 01:13:02電話で抗議をしようと考えましたが、ダイヤモンド社は平日の9時30分〜17時30分が営業時間で、営業時間外では電話がつながらず、電話での抗議は断念しました。
2012-08-04 01:14:36このあたりも、ダイヤモンド社に対して24時間体制でやれ、とまではいいませんが、言論に間違いはあるものですし、それをすばやく訂正できるようにするためにも、もう少し、意見の受け入れ体制を考えてほしいな、とは正直思いました。
2012-08-04 01:16:27調べてみたら、ダイヤモンド社はいくつかツィッターアカウントをもっていたので、ダイヤモンド・オンラインの@dol_editors と、ダイヤモンド社書籍編集局の@diamond_books に抗議文をリプライで送ることにしました。
2012-08-04 01:18:29こんな抗議文を送りました--- 8月3日掲載の「カヨ子おばあちゃんの男の子の育て方」の「【最終回】 男の子に『生き抜く力』をどう身につけさせるか?」において、アレルギーに関するひどく間違った認識が書かれています。少量でも深甚な症状が出るのがアレルギーです。即時訂正を求めます。
2012-08-04 01:19:53おそらく、私だけでなく、色々な方面から抗議があったのでしょう。ちょうど私が抗議文をリプライで送信した頃(正確な時間は確認できませんが8月3日の19時から20時の間ぐらい)、くだんの記事から、問題となる文章がお詫びの文章とともに削除されました。
2012-08-04 01:22:53いま、ダイヤモンド・オンラインのくだんの記事には、こんな文章が掲載されています。 「【お詫び】このページの中ほどに食物アレルギーの方々に対する配慮を欠いた記述がありましたので、該当部分を削除して、お詫びいたします。」
2012-08-04 01:23:55問題のある記事が掲載されてから、比較的早く、問題箇所を削除し、お詫びの文章を載せたダイヤモンド社に対しては、一定の評価をしていいとおもいます。
2012-08-04 01:26:50ただ、このような対処(問題部分の全削除とお詫び文掲載)では、「どのような間違った認識を発信し続けてしまったか」ということが、あとから分からずじまいになってしまっています。この点は、よい問題解決とはちょっといいにくいところです。
2012-08-04 01:29:20加えて、お詫び文にも、ダイヤモンド社サイドの、間違った認識が透けて見えます。「食物アレルギーの方々に対する配慮を欠いた記述」とありますが、問題は「配慮を欠いた」だけではないのです。
2012-08-04 01:30:28先にも書いたように、「ダイヤモンド・オンラインの記事におけるアレルギーへの間違った認識」の問題点は、「『アレルギーは恥』という認識」と「アレルギーについての科学的に間違った認識」との2点なのです。
2012-08-04 01:32:30「食物アレルギーの方々に対する配慮を欠いた記述」とだけ詫びているのは、前者だけを問題視し、後者には気づいていないと思われます。
2012-08-04 01:33:27本来は、お詫び文では、「食物アレルギーの方々に対する配慮を欠いた記述、および科学的に間違った記述がありました」と書くべきなのです。
2012-08-04 01:34:18問題の記述を削除したことは評価できますが、そのあたり、ダイヤモンド社の認識に若干問題は残ると思わざるを得ません。
2012-08-04 01:36:20なにより、このような「アレルギーに間違った認識」が、なぜチェックに引っかからず、ウェブに掲載されてしまったのか。その辺、ダイヤモンド社の関係者の方 @dol_editors @diamond_books に是非お聞きしたいところです。
2012-08-04 01:38:10さて、幸いにもウェブからは「アレルギーに間違った認識」に関する記述は削除されましたが、もう一つ問題が残ります。
2012-08-04 01:40:38ダイヤモンド社のウェブの問題の記事は、久保田カヨ子氏の著作『カヨ子ばあちゃんの男の子の育て方』の紹介記事なのです。つまり、この著作のなかでも、同じような「間違った認識」が記されている可能性があるのです。
2012-08-04 01:41:07アレルギーに関する間違った認識は高齢者の方が多く持ちがちです。そして、高齢者の方の情報源はいまでも書籍や新聞がメインだと思います。つまり、もし書籍にも「アレルギーに関する間違った認識」が記述されているとすると、「間違いやすい人に間違った認識が届く」という深刻な問題が発生します。
2012-08-04 01:43:08ダイヤモンド社のツィッターアカウント@dol_editors @diamond_books に、リプライで以下のような質問を投げかけることにしました。
2012-08-04 01:43:53著作『カヨ子ばあちゃんの男の子の育て方』においても、「アレルギーに関する間違った認識」が記されているのか。もしそうならば何らかの対処をするのか。できれば24時間以内に回答をいただきたい・・・@dol_editors @diamond_books に送った質問はおおむね以上です。
2012-08-04 01:45:48いまのところ、@dol_editors からも@diamond_books からもリアクションはありません。もともと自動更新型のアカウントのようなので期待は薄いと思っています。
2012-08-04 01:46:34回答が無かったりした場合には、日本アレルギー学会にこの件を伝えるなどして、この問題のよりよい解決ができればよいと、考えています。
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