Eurosla2012の中継
syntactic processingとsemantic processingだとL2処理ではsemantic processingの重みがNSより重いと言われている。 #eurosla22
2012-09-09 05:12:34RQ:L2処理時に学習者のmorphosyntaxへの依存度に個人差はあるのか。ここで個人差とは熟達度、WM、自動化の程度(後述)を指す。 #eurosla22
2012-09-09 05:12:39従属変数:ガーデンパス文の読解速度。効果は動詞の他動性、名詞句の格指標、名詞句の現実性により左右される。 #eurosla22
2012-09-09 05:12:44本研究での「自動化の程度」は三種類ある。(1)低次元言語処理、(2)文法情報は語のモニタリングタスク(後述)、(3)総合的な処理の効率。(1)は語彙性判断課題のRTにより操作化。 #eurosla22
2012-09-09 05:12:48(2)は、対象語が「window」だとすると、文中にwindowという語を見つけるとボタンを押すというタスクを行い、そのRTを見る。 #eurosla22
2012-09-09 05:12:54そして通常文(The theive had broken the window)と統語文(tears have cuddled a window across a landmark)のRTの差が意味処理の自動化の程度。 #eurosla22
2012-09-09 05:12:58また同様に、意味は通る文とランダム文(語を適当に並べただけの文)のRTの差が統語処理の自動化の程度を表す。 #eurosla22
2012-09-09 05:13:04結果。母語話者はL2学習者よりも文のplausibilityに頼る。学習者は格に鈍感で、目的語にheが来ていてもその解釈を棄却するのに時間がかかる。熟達度が上がると母語話者のパターンと同じになる。 #eurosla22
2012-09-09 05:13:18個人差はある。熟達度、WM、低次元言語処理の自動化の程度は有意ではない。しかし統語の自動化の程度はRTを予測する。これが「説明」要因なのかどうかはわからない。 #eurosla22
2012-09-09 05:13:24DeKeyserコメント:熟達度が有意ではないというのは、研究で用いた「統語の自動化の程度」が熟達度のテストよりもよりよく熟達度を測定しているという話ではないか? #eurosla22
2012-09-09 05:13:28ポスターセッション。「English landscapes around elementary schools in Japan: Words pupils may encounter in their community」。相澤先生&磯先生。 #eurosla22
2012-09-09 05:13:40関東地区の10の小学校の半径2キロを回り、看板などにあるアルファベットの写真を全て撮り、それらを出現場所(「看板」「商業施設」など)、語源(「借用語」「URL」など)、JACET8000に基づく語の頻度別に分類したという研究。 #eurosla22
2012-09-09 05:13:46ポスター「Categorisation of body parts by Japanese learners of English」。笠井先生他。 #eurosla22
2012-09-09 05:13:53言語により物事の切り取り方が異なることを示した研究。日本語母語話者と英語母語話者を対象に様々な体の部位を図示してもらったところ、「背中」と「back」、「頭」と「head」などに差が見られた。 #eurosla22
2012-09-09 05:14:00また、「腕」「顔」などの中のパーツ(「手首」「目」など)を可能なかぎり多く挙げてもらうと、英語母語話者>日本語母語話者(英語上級群)>日本語母語話者(英語下級群)の順に多く挙げることができた。 #eurosla22
2012-09-09 05:14:07(この絡みで知ったのだが、親指のことはfingerと言わないのか。fingerの一つが親指だとずっと思っていた。面白いのは、じゃあヒトには8本のfingerがあるのかというとそれは変で、10本あると考えることが多いらしい。) #eurosla22
2012-09-09 05:14:14通常発表「Competition between articles and plurals in L2 production, when the L1 has neither」D. Trenkic他。 #eurosla22
2012-09-09 05:14:19「structural competition model」(要は認知資源が限られていて注意をめぐる競合が起こりうるという話?)を検証した(?)研究。 #eurosla22
2012-09-09 05:14:23セルビア語では可算名詞をNPのみで、英語ではDT+NPで表す。L1セルビア語のL2英語学習者が可算名詞を産出する場合、NP vs DT+NPで競合が起こることがvariabilityの原因である。 #eurosla22
2012-09-09 05:14:27対象言語で誤りとなる選択肢を抑制することはWMに負荷をかける。他の同時並行で行っているタスクにより認知資源が限られると、抑制に失敗する。 #eurosla22
2012-09-09 05:14:33例えば冠詞+形容詞+名詞は冠詞+名詞よりもWMへの負荷が高くエラーを犯しやすい。では複数vs単数ではどうか。冠詞+名詞+sと冠詞+名詞、また冠詞+名詞+sと名詞+sではそれぞれ前者の方がエラー率が高くなるのか。 #eurosla22
2012-09-09 05:14:41被験者がタイ人学習者と英語母語話者(統制群)。タイ語には冠詞も複数形の標識もない。タスクはキーワードを与えられた上でのstory recallとelicited imitation。 #eurosla22
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