豚の生レバーは食べたら危険です!!
それに比べると、今はやっぱりE型肝炎の方が怖いかなぁ…劇症化する割合は2-3%くらいと言われてるので、同じように感染したときに有鉤条虫の神経移行よりは多分確率は低いだろう。けど妊婦では劇症化20%くらいに跳ね上がるのと、対症療法しかないのが厄介。
2012-10-03 18:24:42O157やカンピロとアジア条虫との反応の差に一番驚いているのはこのぼくさ。 RT @y_tambe: その辺もあって「豚肉を生で食べるとアジア条虫症になるぞ(=怖いだろ~)」と煽ってる感じになってる人を見ると、ちょっともにょる。
2012-10-03 18:25:39で、有鉤条虫症もE型肝炎も、どっちも糞口感染するので、食べて発症した本人だけの問題ではすまないので…この辺りはノロウイルスやO157なんかと同じ問題。多分、こいつらに比べると伝染力低いとは思うけど…。
2012-10-03 18:27:12ちなみにどの地域ですか? RT @berliner_weisse: @Mihoko_Nojiri @み @masanork ご存知ないかも知れませんが、危険性の問題とは全く別に、豚レバー生食の食「文化」は、非常にマイナーながら一部地域で確かに存在します。
2012-10-05 15:13:26@rie_tanaka 東京に以前から豚レバ刺を出しているお店、例えば浅草や新宿に1件ずつ知ってます。食べログで検索すると東京に5件しかないのですが実際はもう少しあるでしょう。豚レバ刺しを出すお店があること、それを「食文化」の存在とするならば申し訳ありません @masanork
2012-10-05 15:23:32生の豚肉には旋毛虫も寄生していますが、こちらは肝臓に行ってる例を知らないので、どうしようかな。食肉生産過程でコンタミする可能性はあるけど。こちらは主に皮膚にうぞうぞ寄生してしまうので皮下の虫をぐりぐりさわれます。見たい?
2012-10-05 15:34:26寄生するともとい規制すると食文化が!という論は、分からんでもないのだけど、牛のレバ刺しと、豚のそれとはその食文化の認知度には大きな差があって、今回は牛だめならば豚、という安易な遷移でしかないので、ここに批判が当てられるのは仕方ないと思う(長い)鳥はカンピロバクターでヨロシク。
2012-10-05 15:42:35【生ハムに関する私見1】生ハムは一応「生食」ではなくて加工食品と認識しています。生ハムは伝統的製法(プロシュート、ハモンセラーノなど)とスーパーで安価に出ているようなものでは製造工程が違います。後者は燻製60℃の過程で虫卵やシストは活性を失います。
2012-10-05 15:50:06【生ハムに関する私見2】しかしE型肝炎ウイルスは63℃30分の熱処理で失活とされているので含有ウィルス粒子によっては不十分かもしれません。伝統的製法に関しては、塩の添加と長期熟成だけなわけですが、経験的に何らかの失活作用があって大事になっていない模様。これも含有量によっては危ない
2012-10-05 15:54:27【生ハムに関する私見3】生ハムの原材料となる豚肉の生産管理が厳格で初期含有のウィルス、細菌、虫卵、シストが少なければ、そんなに心配する必要はないけど、「絶対安心」ということはない。って感じでしょうか。
2012-10-05 15:56:44@kettosee その通りですね。妊婦のトキソプラズマは危険なので特に注意が必要ですね。56℃15分の加熱、−20℃24時間で感染性があるシストおよびオーシストは失活することが知られています。
2012-10-05 16:08:35腸で感染する寄生虫のシスト(細胞や幼生がカラの中に休眠している状態)が胃の環境で脱嚢するのを顕微鏡下で酸性pH+胆汁酸を加えて再現するんだけど、それを初めて見た時は面白かった。カラにとぐろ巻いてる虫体が胆汁酸に反応して一気に動き出す。動画内かな?
2012-10-05 16:19:52SPFブタは無菌ブタじゃない、というのは強調しておいてよいと思う。SPF (Specific Pathogen Free)というのは特定の病原菌がない、ということを表しています。これはブタの健康を考えてのことであって、人間の健康とは関係ありません←ここ重要
2012-10-05 16:34:27SPFでは、無菌の水・飼料や環境で飼育されるわけですが、ブタ自身は決して無菌ではありません。SPFで指定されている病原体以外は何の保証もありません。スーパーで「無菌ブタ」と称しているものは無菌ではありません。無菌ブタの生産はコストが掛かり食肉には流通していません。実験用のみです。
2012-10-05 16:39:04無菌ブタだからレアでいけるとか、なんですかこれは。スペイン料理店に多いなぁ。イベリコ豚=無菌豚とか???放牧してるんですけどイベリコ豚ってorz これ生産段階から消費まできちんと「無菌ではありません」って行政がしっかり指導しないと。
2012-10-05 16:56:07条虫はスペクタクルなのでご紹介しましたが、豚生肉の危険性は条虫だけではありません。旋毛虫、トキソプラズマ、E型肝炎ウィルス、カンピロバクター、サルモネラなど数多くの感染症リスクがあります。くれぐれもご注意を。
2012-10-05 17:59:04@TkshYmzk 屠畜・解体過程で非SPFブタが保有する病原体が混入する可能性があるという指摘は現状でもまだ有効だと思います。これが改善出来ると「安心度」は上がると思います。 http://t.co/AOSjaUd6 @Fuwarin @Mihoko_Nojiri
2012-10-05 20:53:40@wildlinx_ 寄生虫に関してはほぼアジア条虫で考えていいと思います(一応調べます)。あとはカンピロバクター・ジェジュニ/コリとサルモネラ、腸管出血性大腸菌の食中毒例が知られています。
2012-10-05 18:19:09寄生虫ってのは、最終宿主の定位置に寄生している分にはほぼ問題はないんですが、稀に他の部位に迷い込んでしまって、それが宿主寄生虫にとっての不幸をもたらします。だから有鉤条虫が腸にいる分にはいいんですが、幼虫が腸管から血流に乗って他に行ってしまうと重大なことになってしまう。
2012-10-05 18:31:02食肉加工の時点で筋肉に寄生している虫体やシストがレバーに付着、という可能性は排除出来ないか。寄生虫が発見されるまでには時間が掛かっているので筋肉か肝臓かの特定はムズイかも。アジア条虫の場合は、幼虫が豚では肝臓に寄生するので豚レバ刺だという蓋然性を指摘出来るわけです。
2012-10-05 18:37:08アジア条虫の豚肝臓での感染例 http://t.co/ukkxR1CP 感染症例報告 http://t.co/un55GRXY
2012-10-05 18:38:52トキソプラズマは肝臓にも寄生するんですが、そこに寄生しているのは栄養体なので摂食しても感染は起こりにくいです(ゼロではない)。
2012-10-05 18:44:19旋毛虫さんのTrichinella nativa。ちょっと変わった頭してます。かわいいw http://t.co/6GRfPMuG
2012-10-06 01:26:41旋毛虫症は、日本では感染例が少ないけど、アメリカでポピュラーな感染症。フランスも感染例アリ。ウマ、ブタ、クマなどの生食、加熱不十分が原因。 http://t.co/cvIsvTr5
2012-10-06 01:34:51